アプリ開発 Episode4 ~Xamarin.Formsの概要~ | カラフル

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地方でエンジニアをしています。趣味は読書とビリヤード。日常の一幕やビリヤードのことなんかを綴っています。最近、アプリ開発をはじめました。

ここまでで、Xamarin.Formsを使用してプログラムを作成/ビルド/実行する環境が整ったわけですが、ここでXamarin.Formsの概要をざざざっと説明しておこうと思います。

■Xamarin.Formsを使用するメリット
最大のメリットは、AndroidとiOSのクラスプラットフォーム開発が可能なこと。
具体的には、OSに依存しない処理を共通化できます。
ある程度 構造設計を行ってからプログラムを作成すれば、30~60%くらいの処理を共通化できるそうです。

共通化できるのは、
・ロジック(データI/O、通信処理)
・定義したUIに対するデータアクセス
・Xamarin.Formsがサポートする基本的なUI

共通化できない処理としては、
・OS固有のUIの定義部分
・OS固有の機能を実装する処理 (画面描画など)

■UI設計
UI設計は、XAMLと呼ばれるXML言語ベースのコードを、手入力して作成していくことになります。
<参考ページ>
https://qiita.com/toshi0607/items/241a7161491092d2a3e0
https://www.buildinsider.net/mobile/insidexamarin/14

近年 主流となっているVisual StudioのようなグラフィカルなUI設計に慣れている方は、違和感を覚えるかもしれません。(私は、結構 戸惑いました)


■デバッグ方法 (Androidのみの解説)
デバッグ方法には、大別して2通りの方法があります。

一つ目は、PC上でAndroidエミュレータを走らせて、その中でアプリを実行する方法。
従って、ある程度のメモリ容量(8GB以上)が搭載されたPCがオススメですね。

<公式ページの解説>
https://docs.microsoft.com/ja-jp/xamarin/android/get-started/installation/android-emulator/hardware-acceleration?pivots=windows

<アクセラレータのインストーラ>
https://github.com/intel/haxm/releases

二つ目は、Android端末を使用したデバッグ方法。
PCとAndroid端末をUSBケーブルで接続して、コンパイルしたコードを実機上で動作させながらデバッグします。
私は、主にこちらの方法でデバッグしています。

 

次回の記事では、いよいよプログラミングを使用して、基本的な画面を制作していこうと思います。ではまた。

■その他 参考ページ
https://www.buildinsider.net/mobile/xamarin/01
https://jxug.org/links.html