過去の私2 がんばる生き方、働き方が一番大事だと思っていた頃の話。 | 働くをワクワクに。生き生き働く職場づくりを考える社会保険労務士のブログ

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社員がやりがいをもって、自ら考え動く会社は成長します。
心理学を用いて、生き生き働くための職場づくりのためのヒントや、幸せな働き方をお伝えしています。

今ですら、日々をそれなりにリラックスして過ごすことができている私ですが。

以前は、「がんばる生き方がいいことだ」という価値観だけを大切なものと思い込んで生きていました。

子どもの頃の私は、生きていること自体が辛くて。

いつも生きて生活することそのものが辛くて、辛くて仕方がなかった。

そのせいか、がんばる生き方をいつのまにか身につけました。

(詳しい過去記事はこちら

居場所のなかった私は、周りの大人や友達に認めてもらいたくて、がんばれなくてもがんばらなくてはならないという思い込みをもったのかもしれません。

 

そして、そのまま大人になり、会社員時代、がんばって働き、がんばる働き方を部下にも強要していました。

でも、それを押し付けても、人はついてこないし、自分も疲れていました。

がんばって成果を挙げても、なんだか満たされなかった。

がんばれば成果は出るんだけど、いつもエネルギー切れを起こしているような感じ。

そして、実際にエネルギー切れを起こしてしまうと、がんばれなくなり・・・

それでもまた、がんばらずにはいられなくて、さらに疲れる・・・の繰り返しでした。

 

あるとき、気づきました。

がんばる生き方がいいと思っていたけど、もしかして違うかもしれない!?

 

 

がんばるって、すごく便利な言葉で、人にも自分にも結構使います。

でも、「がんばる」を自分や他人に強要しても、人は動かなかった。

だから、どうしたら他人が自ら行動を起こしてくれるのかをいつも考えるようになりました。

何年も学び、考えに考え・・・ようやく気付きました。

自分をまず満たさないことには、人を動かすことはできないと気づいたのです。

自分の価値観をまずは取り外し、相手への広い心をもって取り組まなければ、人に変容をもたらすことは難しいのです。

人に自分の価値観を押し付ける前に、自分にはもっと先にやることがあると知りました。

 

自分を尊重すること。

自分の気持ちや身体の感覚を意識できるようになり、それを大切にすること。

自分の感覚を大切にすること。

それができるようになって、初めて自分は本当にがんばれるし、人にも優しくできるのだと身をもって知りました。

 

だから私は、働く人が、自分自身を肯定できる力を身につけることがまずは大切だと思っています。

それができるようになることで、自分自身だけでなく、会社や社会に貢献できる力をもつことができます。

個人それぞれとしても、会社としても、もっと幸せに働ける。

そういう思いを込めて、活動しています。