母の想い。

探し物をするため押し入れを漁っていたら
1通のバースデーカードが出て来た。

お誕生日おめでとう

いつも いつも

ずっとあなたが幸せでいることを願ってます。

母より
(あなたの部分は私の名前)

4年前に貰ったもの。
当時はそこまで何も感じなかったのに
今、改めて見ると
涙が出てきた。

私は母の願いを叶えてあげられていない。


屋根のあるところで家族そろって生活できていることは
この上ない幸せなこと。

でもやっぱり、進むべき道がわからなくて
あれこれ模索し、毎日どうしようどうしようと悩んで
ひたすら将来に不安を抱き、
親孝行したいのに全くできていない現状は
精神的にも辛く、はっきり言って幸せな毎日とは言い難い。

自分が幸せなのか、そうでないのか。
そんなことをわざわざ考えない日々を送りたい。

「今幸せ？」と聞かれて
即答で「うん！」と満面の笑みで答えたい。


＝夢をかなえるゾウ２めも＝
人が何かに憧れるとき、その世界はまるで夢の国のように見えるもんや。
その仕事の中にあるつらいことや苦しいことには目を向けずに、
いいところばっか見てまうからな。ダンデミスくんはこう言うてるわ——
「人の幸福を羨んではいけない。なぜならあなたは彼の密かな悲しみを知らないのだから」
人が何かに憧れる理由はな、そのことを「知らへん」からやねん。