「ねぇ、見て!
   雪割草が綺麗に咲いてるよ。」

嬉しそうな母の声に
視線を下ろすと
薄い青紫の小さな花が目に映る。

光の加減なのか
少し暗く見えるその花に
母ほどの喜びを感じられず

「そうだね。きれいだね。」
と、短く答え
一瞥して通り過ぎる。


少女みたいに
素直に喜び感動を表現する
母を目の前に

心が動かない自分に
ガッカリと落胆して寂しくなったけれど

母が好きなものと
私の好きなもの

趣味も好みも
感覚や感情も
1人1人それぞれ違うものだから

比較して
落ち込む必要はないんだなぁと
思い直し

沈んでいた心が
ふわっと浮上し軽くなる。


私に感動する心がないわけではなく
興味の対象が違う
ただそれだけのこと。


幸せのハードルは 低ければ低いほど
幸せを感じる感度は 良ければ良いほど

小さな幸せに
気付いて喜ぶことができるから

日常の中に
キラキラと散りばめられた
たくさんの幸せ&喜びが増えていく。


以前よりも
幸せのハードルは
低くなってきたとはいえ

まだまだ
大きな幸せを求めてしまうし
感度も良好!とはいえないけれど

今、
自分が感じることのできる幸せを
心ゆくまで味わい堪能して

それと同時に
近くにいる
幸せを見つける達人をお手本にして

小さな幸せも見つけていこう♡



あなたは
どんなことに
あなただけの幸せを感じますか?




最後まで読んでいただき感謝しています♡



あなたと私の世界が
今、目の前にある自分が感じる幸せを
味わえる日々になりますように☆