ナミダドロップ

ねぇ 夕暮れ たそがれ ビードロの街 残ったまんまの忘れ物があるんだ
また胸の奥たたく声は君だよ 砕けないように想いをギュッと押さえなきゃ

名を呼び合い 名を告げ合い ぐるぐる回る惑星で 君と僕 会えた事

涙こぼれたら何がなくなるの? サヨナラ溶けたら何が残るかな?
言葉にならない想い ひとしずく 冷たく乾いて 少しだけ苦いな

もう 宵闇 思いこみ セロハンの街 無数の光の中で交わしたお別れ
あの指切りしたあと 嘘つきの指 ささくれ出来て今でもちょっと痛いよ

散らばってくスケッチを両手であわてて拾うよ 似てないな 君の顔

涙こぼれたら忘れてくのかな? カナシミ溶けたらちゃんと見えるかな?
きらめく世界で揺らめくカゲロウ 冷たく乾いて 消えてく手 握って

月より風吹きかき消されてくけど ハレルヤのように君まで届いてよ
ねぇ 今どこで何してるんだろう? 教えてよ

涙こぼれたら何がなくなるの? サヨナラ溶けたら何が残るかな?
言葉にならない想い ひとしずく 冷たく乾いて 消えていくよ ほら

例えば 世界が嘘でデタラメで出来てたとしても たぶん気にしないよ
この星のどこか僕は歌ってて この星でどうか君は笑っていて



祈り

影のない白い広場─。
ベンチに座る僕の前を
黒い天使がよこぎった
籠にはきれいな鳩
女の子の手に風船
かわいた祝砲が
空の下で響いた
(深い絶望、あまい希望)
そんなことに僕らは
ぐちゃぐちゃになりながら
歩いてこう
(火だるまの王様も
水びたしの浮浪者も
ちからなく唄う僕も、繰りかえすよ
このまま)


影のない白い広場─。
みんなは帰る支度
居なくなる前に僕も
いかなくちゃ
風船と鳩はいつか
すいこまれて見えなくなる


聖書のない僕らなら空の下で祈ろう


名前のない花

鉄で出来た凹凸の街でずっと見慣れた夢も枯れそう

交差点はこもれ陽で揺らいだ 途方にくれて見失う道
サヨナラをたくさん思い出して ふいに浮かぶメロディー

とても輝いて見える空を錆びたブランコこいで仰ぐ

流れてく雲はなんか叙情的 隙間の青をずっと眺めた
舞いあがって想いも投げたら 憂い消えた

風が変わって 冷たい季節の予感で
グルグル回る 切ない心飛ばされて
漂いながら 君にまで届けばいいな
僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな

未来まで透けるような、寒い空─────。

言葉つむいで作る希望 明日を手さぐりで探す

色つけずに世界を描いた 君を書く絵の具だけ残してさ
出来たらすぐ見せに行かなくちゃ 褪せる前に

風が変わって 冷たい季節の匂いで
キラキラしてる 素直な心気づいたよ
ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな
名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな

未来まで抜けるような、寒い空──────。

風が変わって 冷たい季節の予感で
グルグル回る 切ない心飛ばされて
漂いながら 君にまで届けばいいな
僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな
ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな
名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな

未来まで透けるような、寒い空──────。




光合成

もう 空箱のメンソール 武器よさらば
そう 光なら事欠かず いつも朝は新しい
もう うつむいた昨日さえ 今は遠く
そう 透明になる僕は 光合成

漂う時間の幽霊ならすぐ蒸発

どんな風に君に話したら
こんな気持ちは届くのかな
確かなのは息をしてる理由を
見つけるよりも素敵なはずさ

もう しゃべり出す矛盾には 罪と罰を
そう ビンに詰め投げ出せば いともたやすい

散らばる欠片触れた指先滲む体温

どんな風に君に話したら
こんな気持ちは届くのかな
確かなのは息をしてる理由を
見つけるよりも素敵なはずさ

いつか僕に誰か言ってたよ
明るく生きる事が全て
朝の日差し溢れてる光
今の僕にはそれが全て

どんな風に君に話したら
こんな気持ちは届くのかな
確かなのは息をしてる理由を
見つけるよりも素敵なはずさ…たぶんね




讃美歌

ミッフィー 君 ウサギの目 悲しみ連れそって 何、見てるの?
妄想 針 尖る月 粘膜の夜に 深い傷跡を
はかない 刹那の花 たやすく摘んでは また 燃やして
くちづけ 多分 腐った蜜 涙の蒸気で ほら くもってくんだ


ムーンライト降って 回転木馬 グルグル回って 涙かわいて
心だけでどこまで飛べるの? 神様、堕落しちゃいそう───。


讃美歌 色とりどりの世界で響いて君まで届いてよ
キラキラ 夢の涙にふれたら全て許されてくような
そんな気がして


錯覚 たやすく覚める 忘却しちゃえば 多分 幸せ
蜃気楼 花 不安色 解析不能の僕の感情


トワイライトが来て 魔法が覚めても 君だけは消えないで
借りものの翼 バタつかせながら 神様、堕落しちゃいそう───。


讃美歌 色とりどりの世界で響いて君まで届いてよ
キラキラ 夢の涙にふれたら全て許されてくようで
讃美歌 色とりどりの世界で永遠の意味を教えてよ
キラキラ 夢の涙があふれて全て救われてくから
そんな気がしたんだ