この季節、特にふくらはぎのムクミが気になり出しますね。

デスクワークで座りっぱなしだったりすると、帰りのブーツがパッツンパッツンだったり。
靴下の後がくっきりでなかなか取れなかったり。


ムクミの原因は何か?

一位 座りっぱなし
二位 立ちっぱなし
三位 水分の取りすぎ
四位 塩分の取りすぎ
五位 冷え
六位 筋力の低下(筋肉量の少なさ)


とランクされます(個人調べ)

ふくらはぎを固定することによって、筋肉のポンプが働かなくなり、静脈・リンパ腺から心臓へ血液が戻りづらくなり、ふくらはぎに水分(血漿)が染みだし溜まります。

水分の取りすぎは上記の事を促進。
塩分はその水分をキープしやすく、やはり促進してしまいます。

冷えは血管を細め循環を阻害。結果、ムクンでしまいます。

筋肉の量はポンプ作用に影響します。やはり少ないと上に上がりづらくなります。


ここまではごく一般的な話。

ふくらはぎの施術に関わり、やはり腑に落ちない事がありました。

それは、スポーツ選手がふくらはぎのムクミを訴える事でした。
筋力もあり、食事管理もして、一般の方以上に運動しています。

それなのになぜ?

調べを進めていくとなんと「ストレスがムクミを誘発」している、ということでした。

ストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。ホルモンなので体に必要なものですが、こと、ふくらはぎに関しては厄介もの。

ストレスによって分泌されたコルチゾールは、なんと、ふくらはぎに水分をキープしてしまい、ムクミを増大させてしまいます!
血液の循環システム(ふくらはぎの筋肉ポンプ作用)とは関係ないので、筋力も冷えも水分過多なども関係ないのです。

これが分かった時にはびっくりしましたが、これなら常にストレスに晒されているスポーツ選手がムクんでしまうのも仕方ないと納得できました。


勿論、一般の人も当てはまる事なので、ストレス値が高い方はムクミやすいと言えます。
生理前後に女性がムクミやすいのは、もしかしたら生理ストレスの影響かもしれません。


オイルマッサージや足つぼマッサージでふくらはぎを刺激してあげるのは、ムクミ軽減と共にコルチゾールも散らしてスッキリしますのでストレス解消にも繋がり、一石二鳥ですね!

日々のセルフケア、プロの施術にくわえ、ストレスコントロールも考えてみてはいかがでしょうか?