- 評価 ☆☆ (二つ星)
1949年、作曲家ローマン・ストラウス(ケネス・ブラナー)は妻
マーガレット(エマ・トンプソン)を鋏で惨殺した罪で死刑を宣告
された。
40年後、その悪夢を見て絶叫した女性(トンプソン二役)がいた。
記憶喪失の彼女は修道院に世話になっていたが、院長は彼女を
厄介払いするため、修道院育ちの私立探偵マイク・チャーチ
(ブラナー二役)を呼ぶ。
マドソン(デレク・ジャコビ)による催眠療法により、彼女が語り出し
たのは前世の自分だった。
指揮者とピアニストとして出会ったローマンとマーガレット。
現世の彼女とマイクの間にも恋が芽生え、マイクは彼女をグレース
と名付けた。
全てを知ったマイクはグレースの許へ。
だが、怯えた彼女はマイクを撃つ。
そこへ母を殺したマドソンが現れ、鋏をかざしグレースに迫る。
マーガレットを殺したのはローマンではなく、母の彼への愛を察し、
憎しみを募らせた幼いマドソンであった。