- 評価 ☆☆ (二つ星)
シカゴで働くジェリー(シャイア・ラブーフ)のもとに届いた連絡、
それは空軍に勤める双子の兄の死を告げるものだった。
葬儀に出席して帰宅する途中から、ジェリーの身辺には異変が
起こる。
銀行口座には75万ドルが振り込まれ、自室には組立式の軍事
兵器が山のように届く。
そして、携帯電話による謎の女の声から命令を受ける。
事態を理解できないジェリーは、駆けつけたFBIによって逮捕された。
取調室でジェリーは、テロ犯の容疑をかけるモーガン(ビリー・ボブ・
ソーントン)に対して無罪を主張する。
そこに、また例の女から電話があり、その指示に従うことで逃亡に
成功する。
彼を待っていたポルシェには、シングルマザーのレイチェル(ミシェル・
モナハン)が乗っていた。
彼女もまた息子の生命と引き換えに謎の女から脅迫され、操られていた。
街中のあらゆるディスプレイ映像を使って、謎の女はジェリーとモーガンに
指示を出してくる。
そして、二人が導かれるようにたどり着いたのは、米国の国防総省だった。
その地下の通称イーグル・アイには、あらゆるネットワークに通じたハイパー
・コンピューター「アリア」があった。
米軍によって開発されたアリアは自らの意志を持ち、不適切な判断によって
アフガニスタンで爆撃を行った大統領らを抹殺する「ギロチン作戦」を企てて
いた。
それを察知して音声ロックを掛けたのがジェリーの兄であり、彼に代わって
ロック解除のためジェリーを呼び寄せたのだ。
兄を殺したのがアリアだと知ったジェリーは怒り、その本体を破壊する。
アリアによって実行されようとしていた「ギロチン作戦」も未然に防ぐ。