- 評価 ☆☆ (二つ星)
人気報道番組『60ミニッツ』のプロデューサー、ローウェル・
バーグマン(アル・パチーノ)はタバコ産業の極秘資料を入手。
彼は全米第3位の企業ブラウン&ウィリアム(B&W)社の元
研究開発部門副社長ジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)
と接触。
彼はB&W社が利潤追求のためタバコに不正な手段で人体に
有害な物質を加えているという秘密を握っていたが、病気の娘の
医療手当をはじめ家族の生活を守るため、B&W社の終身守秘
契約に同意していた。
彼がマスコミと接触したことを知った社は、陰日向に彼とその家族
に圧力と脅迫を加える。
信念と生活への不安の板挟みでワイガンドは苦悩するが、ついに
『60ミニッツ』のインタヴューに応じ、法廷で宣誓証言することを決意。
番組の看板ジャーナリスト、マイク・ウォレス(クリストファー・プラマー)
のインタヴュー収録も終わったが、ここで問題が発生。
CBS上層部はタバコ産業との訴訟沙汰を恐れ、番組ではワイガンド
のインタヴューをカットして放映する決定を下したのだ。
さらにタバコ産業はワイガンドの旧悪を暴露するアンチキャンペーン
を展開。
バーグマンも『60ミニッツ』を降板させられた。
だが、彼は事件の真実を『ウォールストリート・ジャーナル』にリーク、
全てを表ざたにして、ついに番組の放映を実現させるのだった。