東海中学校 入試の傾向と対策 | 教育・受験のミカタ

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西塾資料より2023年東海中学校の教科ごとの入試分析と傾向・対策などをまとめてみました。

 

まずは今春の試験結果から。

続いて教科ごとの分析。
国語
黒猫難易度

例年に比べ、総文量が多く、解答する箇所も探しにくいことから、やや難度が上がった。


うさぎ傾向

説明文と物語文が出題される。文章題は、説明文は本文で1枚、設問で半分、物語文は本文で2枚半、設問で1枚と枚数が増えた。説明文では、本文中の状況を図式的に表す問題が出題された。物語では、近年よく見られる本文を読んだ生徒が捉えた内容を把握し、不適を選ぶ問題が出題されている。本年度は、自由作文は1題であった。例年通り、解答を二十字程度でまとめる問題が多く出題されている。


トラ対策

本文の内容を理解することはもちろんであるが、説明文であれば「話題」や「主張」、物語文であれば、「登場人物」や「人間関係」を正確に捉える必要がある。また、設問についても、傍線部を含む文の文節関係をつかみ、さらに、設問の問う内容を的確に判断でき、かつ解答を短文でまとめる力を要する。まずは、予習シリーズや週例テストなど、時間があるなしに関わらず、自力で解答用紙を埋められる力をつける必要がある。その後、時間配分を意識し、20分集中して問題を解く、5分集中して文章を読み内容を把握するなどと具体的な訓練をしていけばよい。漢字や語彙についても、日ごろの学習を中心に、一度出てきたものは、すべて覚えていき、漏れのないような学習が望ましい。


算数
黒猫難易度

全体的に難化した昨年と同等の難易度となった。中学受験の基本的な考え方を使って比較的簡単に正解できる問題も各所に存在するので、問題全体を俯瞰する能力と、そういった問題で確実に得点を作っていきたい。1枚目で7割、2枚目で5割程度の得点が望ましい。


うさぎ傾向

例年と同様に、1は計算問題と短文形式の問題、2以降に文章問題、図形問題が出題された。問題数は例年と同様だが、昨年度同様に3の記述式の問題の難易度がやや高く据え置かれた印象である。時間配分と正確さが大切なのは当然として、一見すると複雑な問題に見える問題の裏を読み取る国語力も必要となる。ただし比較的難易度の低い問いも多くあり、それらの問題の選定を丁寧にした上で、確実に正解することが大切である。


トラ対策

問題の選定については、問題文をじっくり読み、線分図や面積図、表などに丁寧にまとめて“解き方が見える”練習をするとよい。問題文を読み終わるまでに書き出した条件を使い、解き方のイメージができれば解ける問題、出来なければ解けない問題として先に進む。使用教材としては「過去問」だけでなく、「計算と一行問題集」による基礎の定着、「単元別問題集」、「県内外の同レベル以上の中学の過去問」などによる実践練習を数多くこなし、初見の難しい問題であっても、あきらめずに自分の力で考え抜く力をつけていくことが大切である。図形問題は難易度が高いものが出題されるが、頻出の解法も多くあるため、定期的に訓練が必要。


社会
黒猫難易度

例年並み。合格するには、8割を目指し、得点源にしていきたい 
 

うさぎ傾向

地理は毎年のようにデータを読み解く問題がある。書いてある項目からヒントを得て様々な角度からデータを読み取らなければならない。問題としては時事的な要素を含むが、政治に関することはあまり出題されない。歴史は知識や年号を問う問題が非常に多い。写真や絵を載せる問題も多く史料もよく理解する必要がある。歴史の問題が6割近く出題されている。


トラ対策

歴史は予習シリーズを基準に学習し、年号テスト、そして過去問をやりこむことで対応が可能である。地理については、データを除き、過去問との傾向は変わらない。確認テストや地図帳などを用いて、最新のデータで、農作物、人口、地形などを学習していく必要がある。各中学の直近の過去問で最新データに近い内容を学習し、それを題材にして細かな部分まで調べていくとよい。公民要素はあまり出題されないため、4科のまとめなどで地理と歴史を重点的に取り組み、知識を固め、過去問を古い年度まで取り組み、やり直すことで精度を上げていけばよい。
 

理科
黒猫難易度

全体的に昨年より難易度は下がったが、記述問題も多く、その中には思考力を要する記述問題も出題された。問われている内容を正確に理解せねばならない問題が多く、思い違いや取り違えに一層注意する必要がある。7割程度の得点が望ましい。
 

うさぎ傾向

物理・化学・生物・地学からバランスよく出題されている。単元別では、「水溶液」「てこ」の問題は例年同様出題された。特に「水溶液」は大問2問分出題されたので、しっかりと対策したい。生物分野からも、昨年同様「環境」について出題され、現在起こっている環境問題とそれに対する解決策を問う記述問題があった。そこまで難易度は高くないが、思考力が問われるので、日常より環境問題への意識を高く持っておきたい。記述問題は6問あり、昨年に比べ数は増えたが比較的考えやすい問題も多く、着実に正解したい。
 

トラ対策

重要語句を暗記するだけでなく、身近にあるものに興味や疑問を持ち、それに関連する深い知識と推理力を身に付けることが必要。学校の教科書の熟読は必須である。また近年は少なくなったものの、化学・天体などにおいて難易度の高い計算問題が出題されることもあるため、こちらにも対応できることが必要である。レベルにこだわらずに「県内外の中学の過去問」を数多く解き、実践力を高めるとともに、過去の問題からの類似問題も多いため過去問10年分以上をこなすことが有効である。

 

志願者数も確認ください。東海中学を志願する生徒は年々増えています。

 

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