愛知県の中学受験日程も気が付けばあと2週。毎年のことですが、始まってしまえば本当にあっという間に受験日を迎えます。
1/28(土)は女子最難関の南山中学校女子部と人気男子校の名古屋中学校での入試です。
残り日程は以下の通り。
1月28日(土)
1月29日(日)
2月4日(土)
2月5日(日)
これで主な中学受験日程終了
今年度の志願者数
1/26西塾集計グラフ作成。滝など未集計校あり。最終数値確定後グラフ等更新します。
【志願者数トップ3】
1位:滝中学校
2位:名古屋中学校
3位:愛知中学校
志願者が増加し続ける滝中学校は前年に続き今年も増加。愛知県内最多1881名の志願者数を集めました。過去7年でも最多です。(ただし滝の受験日までに南女や淑徳などの合格発表があるため、合格者が受験を辞退するなどで昨年も志願者のうち120名ほどが受験しませんでした。)
志願者数が2番目に多かったのが名古屋中学校。この2年は志願者数を減らしていましたが今年は増加に転じました。男子校なので、1/28に名古屋を受ける男子の多くが2/4に東海か南山男子を受けると思われます。ベストを尽くしてご縁の報せを待ちましょう!
3位は愛知中学校。昨年より50名ほど減らしていますが、グラフからも分かるように、この数年はじわりじわりと志願者数増えてます。公立中学より私立中学への進学を志願するご家庭の受け皿になっているという見方もできます。
【志願者数4位~6位】
4位:東海中学校
5位:愛知淑徳中学校
6位:愛工大名電中学校
続いて4位の東海中学校。言わずと知れた医学部合格者数全国トップを誇る名門校です。グラフからも分かりますが東海中学を志願する小6男子が毎年増え続けています。定員360名を目指して今年も間もなく選抜試験です。心より健闘を祈ります。
続いて女子校の愛知淑徳中学校が5位。毎年1000名前後で増減を繰り返す印象ですが、今年は3年ぶりに1000名を回復。毎年現役で10名前後が名古屋大合格(昨年は6名)など、学習指導にも力を入れている人気の女子校です。
6位の愛工大名電中学校は、実は高校の志願者数もこの数年でかなり伸びています。受験の仕方に工夫を凝らすなどもあって中学校の志願者数もついに1000名超えとなり、中学・高校ともに志願者数が大きく増加している注目校です。
【志願者数7位~10位】
7位:名古屋女子大学中学校
8位:金城学院中学校
9位:南山中学校男子部
10位:南山中学校女子部7位の名古屋女子大学中学校については毎年このブログでも触れていますが、今の高3が中学受験したときには200名に満たなかった志願者数が、わずか数年で1000名を超えてしまいました。この数年間で志願者数は金城を軽々と超え、次は愛知淑徳超えも視界に捉えている急速に志願者数を増やしてきた学校です。
*名古屋女子大は未集計の志願者数があるため数字は変更となる可能性があります。
8位の金城学院中学校は名古屋女子に志願者数で抜かれましたが、グラフでも分かるように実はこの数年志願者数は上昇傾向が続いていて、今年の志願者数は過去7年間の中でも最多になっています。SSK(椙山・淑徳・金城)といえば古くから御三家と言われてきた学校です。今後も更に躍進・発展することを願っています。
現高3世代から中3世代にかけて大きく志願者数を増やし続けてきた9位の南山中学校男子部は3年連続の志願者数減となりました。とはいえ、この7年の中では4番目に多い志願者数。学校の魅力が更に高まることで志願者数も増える可能性をもった学校だと思います。
最後に10位の南山中学校女子部。この地域では、男子は東海、女子は南女が最難関中学校。女子最難関のこの学校を志願した小6女子の人数は今年も増え、過去7年間
で最多だった2019年度の714名よりわずか1名少ないだけの713名という志願者数となりました。
【その他のおもな学校】
上の4校については(まだ未集計分のある学校もありますが)、志願者数は年度ごとに増減がばらつき一定でない印象があります。すなわち受験者・ご家族の進学校選びの期待や迷いといった気持ちの揺れ動きなのかもしれません。
今週末は多くの受験生が厳しい寒さの中で試験に臨むことだと思います。防寒対策に注意して、「自分のできるベストを尽くす」という気持ちで問題と向き合ってきてください。
皆さんのご健闘を心よりお祈りしています。