デジタル教科書! | 教育・受験のミカタ

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タブレット端末などを使って学ぶデジタル教科書について、中教審(中央教育審議会)の作業部会が、2024年度から全国の小中学校の英語で先行導入し、次に算数・数学の導入を検討するという方向性を示しました。

 

(山陰中央新報より)

 

小中学生に1人1台の情報端末を整備する「GIGAスクール構想」がコロナ禍で一気に進展したことを受け、既に文科省は、主に英語のデジタル教科書の実証事業を実施しています。

 

この実証事業には2022年度、国公立のほぼ全校、私立は3分の1が参加しているとのことですから、かなりの数の子供たちが既に体感済みということになります。

実証事業に参加した生徒へのアンケート調査では、従来までの紙の教科書に比べて「情報を集めやすい」「図や写真が見やすい」といった意見が半数を超えたとか。


デジタルネイティブの現代の子供たちにとって、文字や写真、図を紙で見ながら勉強するよりも、デジタル教科書というのは自然なカタチなのかもしれません。

 

大人の皆さんも、こんな教科書で勉強したかったと思われるのではないでしょうか?👇


一方、教員対象の調査ではデジタル教科書を「使わない週もある」という回答が約半数。

使わない理由として、「効果的な使い方が分からない」「端末の起動やログインに時間がかかる」などの意見も出されていて、今後解決すべき課題は多いようです。


英語以外にも算数・数学での導入も検討されていますが、その他の教科でも、例えば理科で、実際の美しい夜空を映し出しながら天体の授業を行ったり、恐竜の映像を見ながら化石や生き物の進化を勉強したりできたら、なんともワクワクする授業になりそうです。

 

社会でも、文字や写真ではなく映像や音声で地理や歴史を学べたら臨場感があって想像力が膨らむ知的に楽しい授業になりそうです。

(文科省資料より)

 

ただ、現在のデジタル教科書構想は、画像や音声は検定作業が非常に困難で、通信負荷という問題もあり、あくまで紙の教科書と同一内容をデジタル化したもの。

 

立ち上げ期は問題も多いですが、先行実施される英語で子供たちの学びは確実に変わります。

 

続報あれば随時ご紹介します。

 

 

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