新年度は通知表の評定を上げましょう | 教育・受験のミカタ

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温かくなってきました。

間もなく学校での新年度が始まります。

☆愛知県公立高校の合格基準

 

愛知県公立高校の合否は基本的に内申点+当日のテストの点数の合計で決まります。
 

当日のテストは1教科22点満点で計5教科ですから110点満点
内申点はオール5なら45点満点ですが、全ての受験生は自分の内申点が2倍されます。つまり、公立入試における内申点は90点満点で、テストの110点とあわせ200点満点となります。
 
●通知表1差は2点差

公立高校入試において通知表の評定が1違うというのは合否判断では2倍されますから1点ではなく2点違うことになります。

 

ですから、主要5教科だけでなく、どの教科にも手を抜かず、新年度からは今まで以上に通知表を意識していきましょうメラメラ

●通知表を上げる

通知表の評定数字は、いわゆる「絶対評価」という基準で作られます。
 

★絶対評価とは

絶対評価の原則は、全体の中での自分の成績位置ではなく、個人の点数でその成績が決められるということです。
(例)
100~90点で評価5
89~75点で評価4
74~55点で評価3
54~20点で評価2
19~0点で評価1
*5段階評価を想定したあくまでも例です。学校ごとに基準は異なります。

極端なことを言えば、全員が90点以上なら、全員に5がつくということもありえます。

参考までに、相対評価は集団の中で自分がどの位置にいるかで成績が決まります。
(例)
点数の上位から・・・
10%が評価5
20%が評価4
50%が評価3
10%が評価2
5%が評価1

※これも5段階評価を想定した例で%は学校ごとに異なります。

相対評価では、極端に言えば、たとえ30点を取ったとしても、他の全員が30点未満ならば5がつくというわけです。

★成績の3要素とは

さてここからが大切!

絶対評価と相対評価の簡単な違いを確認しましたが、絶対評価も相対評価も、次の3つを点数化し成績を決める判断材料にするという点では共通しているのです。

その3つとは・・・
⓵テスト
⓶提出物
⓷授業態度
*授業態度を平常点と表現する学校もあります。

①テスト
成績の決定要因として大きいのはテストです。たまに勘違いをしている人がいますが、テストというのは「定期テスト」だけではありません。「単元テスト」や「確認テスト」なども、算入される場合があります。小さなテストでも満点を目指して努力することビックリマーク


 

②提出物
ほとんどの学校、先生は提出物を点数化しています。提出物の点数は、絶対評価で個人の点数をもとにする先生もいるようですが、実は、提出物と後に触れる授業態度については、点数を決める際に、相対評価の考え方で点数化する先生も少なくないようです。


提出物のような項目はそもそも点数化しにくいという現実があります。評価する先生によって、まったく同じ提出物を出したとしても点数が異なる可能性もあります。
 

ですから、先生方が提出物を評価する際には、各先生自身が優秀だと感じる順に序列を決めて、相対評価の考え方に近いのですが、一定割合でラインを引きながら点数を順々に決めていくというやり方もあるようです。

そうなってくると、提出期限を守るなんていうことは最低限のことで、提出を忘れたり、中途半端な状態で提出するなんていうことになると、それだけで相当なマイナス評価です。序列で評価しようというセンシの場合にも、順位は下の方になってしまいますので点数も低くなります。

また、学校の先生が指示する提出物の出し方に従うことも重要です。

先生はご自分で決めたルールを基準にして点数化しますので、マイルールではなく先生ルールには必ず従ってください。

 

これはスポーツでも演奏会でもなんでもそうですが、ルールがある以上、そのルールをもとに順位や点数をつけられるわけですから、決められたルールの中でベストを尽くしていきましょう。




③授業態度
授業態度も点数化されて成績に反映されます。授業態度は提出物よりもさらに主観が入るのは避けられませんから、評価する先生によって点数の基準は異なるものだと考えておきましょう。
授業態度の評価については、先ほど提出物のところで説明しましたが、クラスの中で、先生が良いと感じる順に並べてみて、序列によって点数化していくというやり方が少なくないようです。



避けてほしいのは、自ら減点となるような態度を取ることです。

授業中に机に突っ伏して寝てしまうなんていうのは論外です。絶対にやっちゃだめです(笑)

テストで60点から80点に点数が上がったとしても、頑張って上げた20点分が吹っ飛ぶくらいではすまないかもしれません。自分で自分を不利にするようなことだけは避けてほしいと思います。


座っている姿勢が悪かったり、言葉遣いが悪かったりというケースについては、学校においては先ずは先生が注意されるのだと思います。最初の注意で改められれば良いと思います。何も先生は点数をつけるためだけに授業態度をチェックするのではありません。その子のためを思い注意してくれるのだという見方をもって先生に接すれば、案外新しい発見もあるかもしれません。
 

授業態度で高い点数を取ろうと意識すると良いことがあります。それは授業中の集中力が格段に高まり、理解度が向上するということです。結果として、テストの点数にもつながってくるはずです。そんな好循環を目指して頑張りましょう。

ということで、1学期は学校生活で◎の評価がされるように期待しています。