東海高校の入試問題を通過点にしてしまう勉強方法 | 教育・受験のミカタ

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東海高校の英語の入試問題を例に話をします。

 

 

ほとんどの生徒は英語の長文を見て「かなり難しい」と感じます。

実際に、初見では長文で書かれている内容、意味がさっぱり分からないと蒼ざめてしまう人もいますガーン

 

しかし、「そんなに難しくないじゃん」と感じさせる魔法(私はそう呼んでいます)があります。

これ、中学受験でも高校受験でも大学受験でも応用できます。

私、魔法使いでもマジシャンでもないですが、これまで、授業を通して多くの人に魔法をかけてきました(笑)

 

その方法とは、勿体ぶるほどのものでは全くなく、簡単に言ってしまえば、東海高校の入試問題よりも難易度の高い問題に数多く触れるということです。(期待していた答えでなかった人、すいません。)

 

例えば、慶應女子の英語の長文なんて、量的な負荷は東海を圧倒的に上回ります。

これ、中学生が解くのか?と驚く人がほとんどです。全国には東海高校の入試問題より、明らかに難易度が高い入試問題はあちこちに存在しています。

 

 

 

東海高校を受験するレベルの中3生であれば、東海の入試問題の難易度が上がっても、その対策をすることで、さらに学力を向上させる子もたくさんいるはずです。東海高校だって難易度を上げようと思えばいくらでも上げられます。ただ、愛知県は今まで公立王国で、中学校の授業が公立高校入試レベルを到達点にしていますし、私立の名だたる進学校がしのぎを削る首都圏とは状況が違い、私立高校の入試問題の難易度をことさら上げる理由や必要がなかったのも事実だと思います。

 

量的にも質的にも負荷をかけることで能力を高めていけるという生徒の場合、もちろん、訳も分からずやみくもに解くというピント外れの学習にならないように指導する側が配慮や工夫をしながら、慶應女子なども数年分くらいを解き進めていくと、英文量や複雑な文法構造に対する免疫がついてきて、英文を読む集中力やスタミナがついてきますので、その後の英語の勉強の効率も上がります。

 

ラ・サールや西大和の問題なんかも、質的にも量的にもおおいに鍛えられます。長文で取り上げられているいくつものテーマの要旨も整理できますのでメリットは多い。また、過去問演習をするだけでなく、解説、対策などを行った上で、県外受験までやる。(今年はコロナの影響で積極的な県外での受験は予定していませんが)、そこまでやることで、練習も本気の訓練の場になります。まさにその場は受験道場ですメラメラ

 

 

といった感じで、タイミングを考えながら、なるべく東海高校の英語入試問題に効果を上げられそうな学校の問題をピックアップして、学習メニューに取り入れていきます。

 

英語以外の教科でも応用可能で、例えば国語なんかでも、海城高校や西大和高校など、傾向やクセなど応用できそうな高校の入試問題を引っ張り出してきてトライします。

 

このメニューを消化した後に、東海高校の入試問題を見ると、「結構読みやすい」「量はそんなに多くない」「東京の私立より簡単そう」といった魔法にかかっている子は少なくありません。

 

正解できるかどうかというのは、別に対策を重ねていく必要はありますが、極端な苦手意識や特別意識を排して勉強に集中できるのは大きなアドバンテージです。

 

私たちは、中学受験でも東海・滝を通過点にするような受験を、昔から続けています。

写真は、「全国の最難関校」といった文言を使った平成26年度の受験結果チラシ。西塾では愛知県の中学受験塾の中でも、初期の段階から中学受験での県外受験を進めてきました。実際に、愛光学園や西大和、同志社など県外の中学校に進学するケースもあります。

 

 

また、私立高校の人気が高まっている高校受験でも、愛知県の進学塾の中で、進学塾サンライズほど、ラ・サールや西大和といった全国最難関高校への合格実績を輩出している塾は他にないかもしれません。(あるかもしれません)

 

愛知県公立高校入試問題や愛知県の私立高校を(東海高校や滝高校でさえ)通過点にしてしまうという塾の文化の中で、東海高校や滝高校への合格者数も増えています。公立最難関の旭丘高校はじめ、明和、菊里、向陽、昭和、名東、天白など、子供たちが希望する公立高校への合格にプラスになるような、底力を引き上げていく指導を日々追求、強化させています。

 

 

 

中学受験でも高校受験でも、この先、過去問演習をする時期に入っていきます。

 

東海高校を例に魔法のハナシをしましたが、超難関校だけではなく、多くの場合にこの魔法は効果的です。

自分の志望校より、ワンランクからツーランクくらい難易度が高い学校の過去問に触れておく、もしくは受験をすることで、自分の志望校が最高点ではなく通過点になります。そのことで志望校への合格の可能性を高めていくことにもなります。

 

寒くなってきましたが日々ベストを尽くしましょう!

 

(補足)

今回の魔法のハナシ

*基本を徹底的に重視すべき場合には相応しくありません。

*志望校と傾向もレベルもかけ離れた難問は逆効果です。

しっかりと練られた学習戦略でこそ効果的ですので、そのあたりは注意してください。

 

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お読みいただき有難うございました。

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