始めての原田マハさんです。
いつか読みたいと思っていて、ずっと。
別の本でこれが紹介してあって、
やっと手に取ることができました。
たくさんの本を書かれていて、どれも人気で。
なんとなく、お名前も好きでw
美術に関したことが多いようなイメージがあって、
ちょっと敷居が高いかな、とも感じていたり。
なんの知識もなく、紹介されていた本を開きます。
主人公は二ノ宮こと葉。
老舗の菓子製造メーカーの社員。
お気楽OLですw
幼馴染で片思いの相手「あっくん」の結婚披露宴から始まります。
来賓の祝辞の最中に、どうにも眠くて
早々にテーブルに置かれたスープに顔を突っ込む、という醜態をさらす。
スピーチが始まったばかりなのにテーブルにはすでにスープが置かれ、
しかも冷めていて、火傷などの被害はなかったけど
メイクを直すためにロビーに出る。
そこで、ひとりの女性に出会う。
そのあと、驚くような感動的なスピーチを披露した「久遠久美さん」
彼女はプロのスピーチライター。
始めて知りました「スピーチライター」という名称。
簡単に言えば、スピーチとか演説を作る人。
数か月後に同僚の結婚式のスピーチを依頼されていた「こと葉」は
久美さんに依頼する。
言葉ひとつで
何かを動かすことができる。
言葉のプロフェッショナル。
好きなネタですw
そこからどんどん発展していき、国まで動かすことに?w
サラっと一気に読んでしまうのは勿体なく。
内容も重厚で、1章節読んでは噛みしめ、次に進むように
ゆっくりと、じっくりと読ませていただきました。
現実と重なってしまうような、、、
現実のすぐ隣にある別の世界へ行ったり来たりしているような
感覚でした。
(一緒に涙ほろりとしてみたりw)
楽しめました。
別の作品も、是非読みたい!