「ショータイム!」

   〜やるときはやるのだ〜



3代続いた農場が差押えの危機に!
猶予は2ヶ月

追い詰められた農場主ダヴィッドは
偶然入ったキャバレーでダンサー
ボニーのパフォーマンスに魅了され
農場の納屋にキャバレーを
開くことを思いつく

はたして
キャバレーを開くことは出来るのか?
農場を救うことは出来るのか?



🐄🐄🐄🐂🐂🫏🫏🫏




導かれるようにキャバレーに入った
ダヴィッド
そこで観たボニーのパフォーマンスは
ファンタジックで
おとぎ話の始まりようですが
呑気なのはここまでで
物語は意外とサクサク進みます

個性豊かなパフォーマーを
直接出向いてスカウトしますが
なぜ彼らに辿り着いたかは
スルーなのでちょっと唐突です

しかし

この作品の大事なところは
農場にキャバレー!
というギャップ


日本だとキャバレーは
セクシーなお姉さんがお酌をしての
イメージですが
キャバレー発祥の地フランスでは
パフォーマンスを楽しみながら
お酒を呑む所らしい

ど田舎なので
パフォーマーは住み込み
そこは農場ならではで
季節労働者に慣れていると
ダヴィッドの母が大勢の食事を用意して
くれるし
チーズもお肉も自家製や友人の農場のものを
店に出すとのことで
産直で美味しそう

納屋キャバレー 
うまく行くかも⁈と期待が膨らんだ
ところで
事件が起こりオープンの危機に!

この事件の理由が
つらいし、切ない

でも

これがきっかけで
頼りなかったダヴィッドが覚醒

納屋キャバレーを
農場キャバレーにします❗️



せっかくの広い土地
屋内の納屋でなく 
オープンな場所で
テーブルも椅子も必要ない
干し草の椅子に座ってショーを楽しむ


実際の農場キャバレーの様子も
エンドロールで紹介され
昼間は子供たちが牛とあそび
夜は灯りが燈されダンス
お祭りです
開放感いっぱいのキャバレー
楽しそう


物語の前半は巻きぎみの展開でしたが

ダヴィッドの別れてしまった妻とのこと
癖ありパフォーマーたちの
それぞれの葛藤も描かれます
LGBTのドミニクが
既成概念に縛られてるのは自分と
気づきダヴィッドの母が薦める歌を
歌うエピソードが良かったですね

窮地に陥ったとき
知恵と工夫と勇気と!

思いやりと!

そんなことを感じさせてくれる
映画でした