「クロース」
花農家の息子レオと幼馴染みのレミは
花畑を駆けまわり無邪気に遊び
夜は寄り添って眠り
いつも一緒
そんな二人も13歳になり中学生になる
あまりの仲の良さに
同級生に「付き合ってるの?」と
聞かれるが…
この出来事をきっかけに
悲劇へと繋がっていく
🌸🌸🌸🌼🌼🌸🌸🌸
仲の良さを同級生に揶揄われ
レオがムキになって否定するのも
レミがなんとも言えない表情で
その様子を黙って見ているのも
レオがレミと距離を置いてしまうのも
距離を置かれケンカになるのも
いちいち分かって
痛くてたまらない
そして
悲劇に涙するレミの両親の気持ち
レオを支える家族の
どの人物に重ねても
気持ちがわかるので
観ていてつらいが
鮮やかな花畑で始まり
鮮やかな花畑でしめくくられる
美しい田園の風景と
季節の移り変わりで
時間の経過と少年の成長が
痛く
瑞々しく
描かれています
台詞で説明するのでなく
様子や状況で
汲み取らせる見せ方が
登場人物と共に揺れる心情を
体感させられました
レオ役エデン・ダンブランは
女の子か?と見紛うほどの美少年ぶりだし
レミ役のグスタフ・ドゥ・ワエルは
繊細で優しい印象で
公式サイトにコメントを寄せた
竹宮恵子さんの
漫画に出てきそうです
既成の概念がない
無邪気な心でいたいけど
人はやがて変わっていく
子供でもない大人でもない
微妙な時期はわずかで
成長とともに失われていくなら
その時間は
なんて儚くて貴重なんだろう
今思えば
大したことない
子供の頃の友達とのケンカ
感情のコントロールができず
無駄にわだかまってた気がする
「クロース」は
そんな子供時代の
未熟さを
どうしょうもなさを
思い出させられてしまいました
