「エンドロールのつづき」


インドの小さな町に住む9歳のサマイは
学校のかたわら父のチャイ店を手伝っていた
ある日家族で映画に出かけた
サマイは映画に魅了され
たびたび
映画館に忍び込んで観ていましたが
バレてしまいサマイは放り出されるが
映写技師のファザルの提案で
母の手作り弁当と引き換えに
映写室から観せてもらうことに
なるのだが


📽️📽️📽️🎬🎬🎬



「エンドロールのつづき」というタイトルは
余韻があっていい題名ですが
原題は「ラストフィルムショー」

時代の流れでフィルムからデジタルへと
変わりサマイは映写室から
観れなくなるし
映写技師のファザルも仕事を失います

サマイは廃棄されるフィルムの行方を
追いかけ
名将たちのフィルム映画が溶かされ
アクセサリーに変わる姿を目撃する場面は
フィルム映画への愛
名監督たちへのリスペクト感じられる
印象的な場面でした

サマイが仲間たちと端切れフィルムをつなげて、生で音をあて上映する場面も
映画への愛、憧れを感じさせてくれます

子供だし貧しいけれど
サマイ少年はたくましく
年長のファザルの仕事の世話まで焼きます
歳の離れた二人の友情も
微笑ましい

カーストの上位の身分でありながら
騙され貧しくなってしまった父は
息子には好きに生きてほしいと
お金を工面しその日のうちに旅出させます
体罰もするしお父さん頑固で
厳しかったけど
父の愛にホロリ🥹

映画愛とは別に
劇中たびたびお母さんのお料理シーン
が登場します
これが、すごく、美味しそうで
このお弁当なら交換したい❗️

少年と映写技師というと
「ニューシネマパラダイス」を彷彿させるし
かぶるとこもあるが
監督の少年時代の実話がもとになってます

映画愛と
先人の監督たちへのリスペクトに
溢れた映画です