「わたしは最悪。」

     〜自分探しの行方は〜




成績優秀なので医学部へ進むが
心理学へ変更
またまた、変わって写真家を目指すことに
興味が変わるたびに恋人も変わり
生き方が定まらないユリヤの物語

     🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️


ユリヤは目移りしやすく
言動も行動も奔放
若くてスラリとした美人✨だし
男からみれば
すごく魅力的なんだろうが
無神経でわがままにもみえる

しかも、
彼女の恋人たちは
なぜかみんな優しい人ばかり

こんな感じなので
共感できないヒロインになるところを
ちゃんとユリヤの欠点も辛さも
丁寧に描かれているので
やっぱり共感できるヒロインになっています

若い女性が自分の道を
見つけるストーリーなんでしょうと
正直、展開は読めるけど

グラフィックノベル作家で成功した
15歳年上の恋人アクセルのパーティを
ひとり先に帰る坂道で涙するユリヤ🥲
才能をいかし活躍するアクセルと
将来が見えない自分
気ままにみえても苦しさが分かる場面や

お互い恋人がいるので
"浮気ではない❗️"とする
きわどいやり取りのある
新たな恋人アイヴァンとの出会いの場面

家のスイッチを押すと時間が止まり
ユリアだけが走りアイヴァンのもとへ
かけつける
昔のミュージカル映画のような
ロマンチックな場面💕

マジックマシュルームで幻覚を見て
使用済みタンポンを投げつける😱
なかなかオゲレツな場面

などなど

序章、終章、12章からなる物語と
冒頭から宣言された各章は
見せ方にバラエティーがあって
ユリアや彼女をとりまく人々の個性も
よく描かれてました

アクセルの家族と過ごす夏の夜の
リビングでのダンスシーンは
本筋にさほど関係ないけど
いい雰囲気で
私のお気に入りシーンです


多くの人の共感をえる内容ではないけど
終盤の紆余曲折を経たユリアの姿は

That'sLife
"これも人生だよね"

と思わせてくれて
後味は爽やかです😊