国の極秘プロジェクトで、
過疎対策として住民に公表せず
過疎対策として住民に公表せず
6人の元受刑者を受け入れた
魚深市
上司の命令で、人の良い市役所職員
月末(つきすえ、錦戸亮)が
素性を知らぬまま
新住民6人を一人ずつ、
迎えに行くところから
物語は始まります🙂
名作「幸せの黄色いハンカチ」の
高倉健ばりにラーメンを夢中に食べる男、
(福元宏喜・水澤紳吾)
赤い口紅が妙に艶めかしい女
(太田理江子・優香)
チンピラヤクザの男
(杉山勝志・北村一輝)
動物の墓を作る、無口で暗い女
(栗本清美・市川実日子)
顔に傷のある老ヤクザ
(大野克美・田中泯)
唯一、話しやすく自ら素性を明かす男
(宮腰一郎・松田龍平)
彼等は全員、殺人犯だったのでした
今、「カメラを止めるな」が話題だけど、
出演者が無名で、展開が読めないのが
魅力のひとつらしい
確かに、韓流ドラマがブームの時
出演者が誰だか分からないので、
余計な事は考えずに
ドラマに入り込めたっけ
で、
この6人とくれば、
松田龍平が一番ヤバい人なのね、って
事も分かってしまうし、
寂れた港町に不穏な空気が流れて
殺人事件が起こる展開も
読めてしまうけど、
読めてしまっても、
理髪店で働く福元が、
素性がバレてしまったのではと、
怯えながら月末の髭剃りをする様子に
ハラハラさせられたり、
太田が体の不自由な月末の父親に
一目惚れしたり、
老ヤクザが、クリーニング店の
女店主に気が利かないと
怒られたり、
と、
それぞれのエピソードが
面白い😏
不穏な空気感を、さらに増してくれるのが
町の守り神、のろろ様
岬には、体は土偶、頭は魚の
巨大なのろろ像が立ち、
のろろ様が練り歩く祭りでは
古来からの仕来たりで
姿を見てはいけず、
顔を伏せるか
家に入らなければいけない
この奇祭が、さらなる事件を
呼ぶのだが…
最初から最後まで
不穏な空気を纏ったまま
物語は進み、
余計な説明なしに
小さな地方の町での再出発が
静かに、
淡々と、
描かれていきます
この作品、
すごく面白いって訳じゃないけど、
なんだか、引っかかります
原作は文化庁メディア芸術祭受賞の漫画で
元受刑者は、6人でなく11人
まだまだ、エピソードがありそう
原作も是非、読んでみたい
題名の「羊の木」は、
西洋の架空の木で
"再生"の意味があるそうです