NDN初の試みのアニマルウェルフェア助成事業の流れで、
審査員のお一人の東北大学名誉教授佐藤衆介先生と
NDNスタッフの計6名で、8月30日(土)31日(日)の2日間、
佐渡の3ヶ所の農場や牧場を回ってきました。
日頃、机上で「アニマルウェルフェアを広めよう!」
などと発信していますが、 なんだか恥ずかしくなるくらい
今回の旅では、学ぶことが多かったです。
畜産は本当に奥が深い。
アニマルウェルフェアも奥が深い。
実際に家畜を飼うことは重労働で、肉体労働で、
でも、関係者の皆様は、その中に喜びや楽しさを感じている。
私たちはもっともっと感謝して命を頂かなくてはと思いました。
最初に訪問したのは佐渡の豚屋さん。
一旦、消えた佐渡黒豚の放牧養豚を復活させた
米澤さんからお話を伺いました。
米澤さんは千葉県出身です。
豚が好きで、放牧が好きで、縁があって佐渡に渡り、
今は別にお仕事を持ちながら
ご自身が目指す理想の放牧養豚を実現させようと
取り組んでいらっしゃいました。
ここでは、母豚は1頭で、愛豚つぶちゃんと、
5月に生まれた子どもたち7頭を育てています。
一般的な養豚では生まれると程なく親子を分離しますが、
ここでは3ヶ月間、一緒に過ごすそうです。
また、通常は年2回出産ですが、ここでは1回です。
理由は、冬場に子豚が育つだけの環境が整えられないと。
好きなだけお母さんのおっぱいを飲んで、
そのうち親と一緒のものを食べるようになることで
丈夫な子豚に育つそうです。
子豚たちは、健康的で好奇心旺盛で、
のびのびと走り回っていました。
いずれはもう少し増やしたいとのことです。
しかし、あくまでご自身が1人でできる範囲で、
プレミアムな価値で提供したい。
そんな価値あるお肉を素晴らしいお料理に変えて提供する
佐渡のフレンチレストランの名店「ラ・プラージュ」さんで
米澤さんとお夕飯をご一緒させていただきました。
目にも美しいお料理で、米澤さんの優しさが豚たちに
伝わったような、クセも、匂いもない、優しい味でした。
動物たちへの愛溢れるお話を聞かせていただき
ありがとうございました。
https://ameblo.jp/sado-berkshire-pig/entry-12926472575.html?frm_src=favoritemail
続く。 (岡田朋子)
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