それは、昨年4月の事でした。
1年半前に譲渡した里親さんから、突然のLINE。
『この子、返したいんですけど...』 あまりにも突然で意味がわからなかったので、すぐに電話しました。
昨日、爪を切ろうと捕まえようとして、噛まれた。前から懐かなかったし、もうこの子はいらないって
確かに慣れない子いますけど、長い時間の中で信頼関係を作っていくものじゃないでしょうか?
会からいろいろアドバイスをいただき、引き取りした方が良いと判断しました。
戻ってきたさち君は、とてもかわいそうな姿になっていました。元々、毛の薄い子でしたが、全体が黒ずみ、手足はまる裸のように毛が薄く、目や口の周りには、ガビガビの
塊が、付いていました。
この子に何があったのだろうと、譲渡した自分を責めたりしました。ごめんね、ごめんね。
最初、興奮状態で荒っぽかったさち君も、数日後には落ち着き、撫で撫で出来る程に。
しかし、ご飯を食べない。
カリカリ食べない、ウエットフード食べない、おやつ食べない、チュール食べない。
何をあげても、食べてくれません。ケージの中でだんだん衰弱していくさち、このまま看取りになるのかな〜と不安な日々が続きました。シリンジで無理矢理栄養を入れ胃がご飯を忘れないように、必死な毎日でした。
そんな悪戦苦闘の日々を過ごし、7月の初めから少しずつ食欲が出始めました。
今はモリモリご飯を食べるさち。いろんな事もあって、まだ譲渡会には参加できないけど、毎日一生懸命に生きています。まだ毛も薄く、目や口も黒ずみがちですが、命の危機は脱したと思います。
ndnには、病気などで譲渡会に参加出来ない子もいます。
どの子もスタッフや保護ボラさんが、我が子の様に、お世話をし、愛情を与えています。
これからも皆様の善意を大切に使わせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いします。
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徐々にですが子猫の保護が増えてまいりました。皆様からのご寄付をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
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