5月6日(月、祭)新潟市アグリパーク調理室を会場に、
「食はどこから来るの?を考えるランチ会」を開催しました。
参加者は43名でした。(うちお子様が5名)



会場となったアグリパークは、全国初の教育ファームです。

館長さんのご挨拶では、プログラムに参加することが、
学校の単位になるのは、全国でここだけだそうです。
子どもたちが農業と親しめる施設で、今日も多くの親子連れで
賑わっていました。畜舎体験では乳搾りもできます!


それぞれのテーブルで自己紹介をしつつ、
料理人yoyo.さんが作るヴィーガン×ジビエのランチを
いただきながら、お話を伺いました。




海外で暮らしたからこそ気づけた食の話、インドではヴィーガンや
ベジタリアンが多く、誰もが肉を食べようとすると、膨大な
消費になってしまうこと。誰かが豊かさのために何かを得ることが、
どこかの誰かを搾取することになってはいないか、
地産地消の意味など考えるようになったそうです。

また、糸魚川で暮らしていた時に、イノシシ被害の多さに驚き、
ほとんどが廃棄されている事実にも違和感を感じたそうです。
ジビエとしての活用によって、命をつなぐことができないか、
そんな気持ちでイノシシの肉を使ったカレーを開発したそうです。







へその緒ファームさんからは、次の世代に未来をつなげる
ための農業に取り組んでいるというお話を伺いました。

植物が持つビタミンなどの栄養素は外敵から身を守るために生み出される。
農薬や化学肥料を使うと、その必要がなくなるため栄養素が減ってしまうそうです。
しかし、有機栽培や自然栽培は、収量や販路などの課題もあるので、
いろんなことを考える必要がある。












ツキノワグマへの深い想いも伺いました。
生態系のバランスのためには、なくなって良いものはない。
今すぐに理由が分からなくても、山を豊かにするクマがいなくなれば、
最後は海の豊かさの減少にもつながる。

クマが里山に降りてくる大きな理由になっている柿の木はもともと
人が植えたもの。放置することで人とクマのバランスが崩れているなら、
人の手でクマが里に降りないように考える。それが経済として循環できたら
良いとのこと。過疎化の問題にもつながります。
柿や季節のフレッシュハーブが入ったハーブティーを飲みながら
山のことを色々と教えていただきました。



最後の座談会では、アニマルウェルフェアのことも少しお話させていただきました。
食の意味を考えると、楽しいことがたくさんあります。
日々の食卓から、1人ひとりが考えて、実践してみたら世界が広がると思います。

はじめての機会で、マイクの音量が上がらないとか、
意見を出しにくい雰囲気だったかなとか、至らない点もありましたが
次の機会に参考にさせていただけたらと思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


 

 

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