この数年、急速にクマと人との接触の機会が増えています。

人身事故も発生していることから、クマを「指定管理鳥獣」とすることで
広域に、集中的にクマの管理(駆除)を支援するよう、
鳥獣保護法を改正するためのパブリックコメントがおこなわれています。

パブリックコメントとは、広く国民から意見を求める仕組みで、
どなたでも意見を出すことができます。
期間は3月13日(水)までで、募集しているのは、クマを
「指定管理鳥獣」にするか、しないかの1点だけになります。


では、クマと人との距離がなぜこれほど近くなってしまったのでしょうか。

山に餌がないとか、里山が荒廃したとか、
人を恐れないアーバンベアが増えてきたとか、

様々な分析がなされています。


一つだけ言えるのは、クマは「生きている」だけです。

人を襲いたくて山から降りてくるわけではなく、
私たち人間の側が知恵を絞り、クマとの共生について
遠い未来も踏まえて対策を考える時期ではないでしょうか。


私はクマの問題を語るときに、野良猫問題と重なります。

野良猫が無駄な命だとして駆除する方法を選ぶこともできるでしょう。

しかし、多くの方が、不幸な命が生まれないよう手術に取り組み、
新しい飼い主を探し、人と猫がどうしたら共生できるかを探っています


人に危害が加わる恐れのあるクマについては慎重に考える
必要があります。しかし、その方法は、決して駆除だけではないと思います。


山の象徴であるクマは、人と自然との共生の象徴でもあります。


私たちはどんな未来を描いたら良いのでしょうか。


誰もが意見を出せるパブリックコメントです。

方法は簡単です。
「意見募集要領(提出先を含む)の全部を確認しました。」にチェックをつけて、
右下の「意見入力へ」 をクリックします

どうぞ、みなさまからのご意見をお願いいたします。

(文責  岡田朋子)




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