4月に沖縄県中城村にあるタサトファームへ伺いました。

オーナーの田里友史さん一人で現在は150羽程の採卵鶏を飼っています。

もともと某コンビニチェーンの食品開発の仕事をしていた田里さん。

ご自身はアレルギー持ちで添加物やケミカルなものに敏感な体質ゆえ
大手チェーンの食品業界でこの仕事を続けることに限界を感じて
いつか安心、安全な食品を自分でつくりたいと思い12年程前に転身しました。






ここの鶏は純国産、オスの鶏や年齢を重ねた鶏も殺処分をしません。
オスとメスの数も五分五分でヒナの仕入れはせず、自家繁殖です。

デビークと呼ばれる口ばしを切ることはせず、
性別関係なく皆が生涯寿命を全うするまで自由に暮らします。

オスが多いことで喧嘩は起きないのか伺いましたが
動物性の飼料を混ぜず、ストレスが無ければ
めったに喧嘩は起こらないそうです。
また、オスにも母性本能があり、卵を温める子も多いとのお話。

田里さんは鶏を品種改良前の野生種に戻す
戻し交配という取組みをしています。

そのため鶏は季節によって卵を産んだり産まなかったり
ペースもゆっくりで供給は不安定ですが
その分生涯ずっと卵を産み続けるそうです。
(実際にここの11歳のピーちゃんは現役で産卵していました!驚)

野草、米ぬか、ご飯を乳酸発酵させた飼料を食べ、
太陽の光を浴び、たくさん運動をして、野生で生き抜ける強い身体を作る


養鶏業界の常識を覆す飼育方法

こだわりと愛情がたっぷり込められた卵は
品種ミックスの可愛らしいマカロンカラーでした!



命を繋げていける「卵」だからこそ、感謝して食べていただきたい
優しい農業や畜産が広まることで、人も動物も健康で過ごすことができる
と話す田里さん

「命をいただく」ことの意味を考える機会になりました。

卵は現在直接購入のみとなりますが、
以前沖縄のテレビで放映された特集がYouTubeで閲覧可能です。

よろしければご覧ください。

 

 



 

------------------------------

【 支援物資をお待ちしております!! 】

徐々にですが子猫の保護が増えてまいりました。皆様からのご寄付をお待ちしております。

よろしくお願いいたします。