屋外での多頭飼育崩壊で、今まで繁殖を繰り返し、個人的な里親さん探しも限界が来ており、また餌代も逼迫し、どうすれば良いかという相談が入りました。風邪をひいている子達も何匹かいるが、頭数も多く、医療費も負担できないとのことでした。

現場に行ってみると、餌を求めてたくさんの子が寄ってきました。撫でて欲しくて擦り寄ってくる子、膝に乗っている子ばかり。人馴れしており、可愛がってもらっていたことがうかがえました。ただ、風邪引きの子も多く、このまま冬を迎えることに不安を覚えました。まずは、繁殖を抑えるため、餌やりさんが払える範囲で、助成金を使って全頭手術しました。必要な子には風邪薬を飲ませて手術に備えました。ただ1匹、手術は乗り越えてくれたものの、経過が悪く、集中治療室に緊急入院となった猫がいました。綺麗な顔をした小柄な三毛です。先生に手を尽くしていただきましたが、残念なことに病院で亡くなってしまいました。もっと早く治療ができていればと後悔は残りますが、最期は暖かいところで、ひとりぼっちではなく、虹の橋を渡りました。

この子にかかった医療費を、猫の手募金で支援していただきました。ありがとうございました。

また、同じ現場の子たちで、現在、里親さん募集中の猫ちゃんがいます。全頭の保護先がなく、リリースをした子がほとんどですが、風邪症状のひどい3匹は、運良くボランティアさんの元で保護していただけることになりました。とても人馴れしており、だっこも膝の上も大好きな子達です。体調も良くなり、食欲旺盛でどんどん成長しています。亡くなった三毛ちゃんの分も、暖かいお部屋で幸せに暮らして欲しいと思います。

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【 支援物資をお待ちしております!! 】

徐々にですが子猫の保護が増えてまいりました。皆様からのご寄付をお待ちしております。

よろしくお願いいたします。