〜社会福祉と動物愛護管理の多機関連携に向けて〜
今年3月に環境省・厚生省が連名で、
近年、飼い主、動物、周辺環境に大きな影響を与える
今年3月に環境省・厚生省が連名で、
「人、動物、地域に向き合う多頭飼育対策ガイドライン
~社会福祉と動物愛護管理の多機関連携に向けて~」を発表しました
近年、飼い主、動物、周辺環境に大きな影響を与える
不適切な多頭飼育問題が、大きな問題となっています
今まで「動物の問題」としてとらえられがちであった多頭飼育問題は、
動物の飼育状況の悪化だけでなく、
飼い主の生活の質の低下や悪臭、衛生問題といった
近隣への迷惑をもたらす人と地域の問題にまで広がっています
この問題の背景には、飼い主の経済的困窮や
社会的孤立等が複雑に絡みあっており、飼い主の中には
支援を必要とする人も多く、対応にあたっては
動物愛護管理分野だけでなく社会福祉分野や専門家等と
連携した対策が必要です
解決には、「動物」の問題だけでなく「人」の問題として、
飼い主を取り巻く色々な機関が連携して支援することが重要です
では、私たち地域住民には何ができるのでしょう。
私たちができる最初のことは、「穏やかな見守り」と言われるものです
これは、日常生活の中で「いつもと違う」「何かおかしい」と感じたら、
相談機関へ連絡、相談することです
多頭崩壊を起こす人は支援を必要としている人たちです
排除ではなく、早めの支援が行えるよう少しでもおかしいと感じたら
関係機関へ相談することが大切です
新潟での相談機関:
新潟市・新潟県動物愛護センター、動物保護管理センター、
健康福祉課(福祉全般)、
福祉事務所(福祉全般)、
地域包括支援センター(高齢者)、
基幹相談支援センター(障がい者)など
過去のNDNの調査でも相談者は様々です。
飼い主やその親族、近隣住民、福祉関係者・・・
何より大切なのは、
相談を受けた側が、問題をしっかり受け止めて
協働で、解決の道を探ることだと思います




