新潟ではまだまだ耳慣れない「地域猫」


7月に入り、「地域猫について知りたい」と問合せを受けて、
猫班チーフ佐藤さんと岡田で2カ所を訪問してきました。

1つは阿賀野市役所 市民生活課です。
昔から野良猫に関する苦情があったのが、
ここに来て少しずつ増えているとのこと。
どれも住民が深刻に悩んでいるにも関わらず
有効な対策をとることができていないそうです。

そんな中、新しく県が始めた野良猫不妊去勢手術の助成金制度を知り、
地域猫対策が問題を解決する有効な手段になるのでは?
と、地域猫を知るべくNDNに相談したそうです。

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地域猫というのは、野良猫とイコールではなく、
手術をして周囲の住民の理解を得ながら
1代限りの生を全うさせる地域活動であること、
行政がサポートする大切さ
などをお話させていただきました。
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2つめは燕市内の商店街です。
地元の
小林由明市議や有志を交えての話し合いでした。
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この商店街は、以前から野良猫問題があり、
NDNでも昨年から相談を受けていました。

ご近所の方は駆除に賛成していて、
エサをやらないよう回覧板が回ったこともありましたが、
それでは何の解決にもならないことから、
猫班チーフが餌やりさんと話し合いを繰り返し、
また、被害を受けている住民の苦情を聞き、
双方の言い分を聞いた上で、
最終的にNDNの助成金を利用して餌やりさんの負担で
現場に住み着いている4匹のメスの手術を終えることができました。

驚くことにすべてが妊娠中で、そのままにしていたら大変なことになっていたと思います。
幸い、今年の春は商店街で仔猫はまったく生まれていません。
今はまったり、のんびり過ごす猫たちが、
学校帰りの子ども達のアイドルになっているそうです。
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地域猫対策は1つひとつ事例が異なり、困難が多いのも現実ですが、
是非、身近な地域で実践していただければと思います。