3月1日、昨年に続いて「にゃん子のセミナー」の今年は実践編としてワークショップ形式を採用してみました。
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34名の参加者が5つのテーブルに分かれ、想定される野ら猫の問題に対して「あなたならどうしますか?」という問いに各自思いつくまま書きだしていき、最後にそのグループの考えをまとめて発表するというものでした。
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初めての試みでどのようなセミナーになるかと心配もありましたが、参加者の活発な議論でその心配も杞憂に終わりました。
 
事例1   隣の一人暮らしの高齢者が野ら猫に餌をやっており、糞尿の迷惑、猫が増えて来ていることを本人に注意しても聞いてくれない。
あなたならどうしますか?
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事例2  ペット不可の集合住宅の敷地内に自分の子供が野ら猫に餌をやっていた。猫のお腹が大きくなってきているようだ。
あなたならどうしますか?
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2つの事例から浮かびあがってきたのは、大まかに下記のようなことでした。
 
・困った時にどこに相談したらよいかわからない? 行政、動物病院、愛護団体などの丁寧な対応が必要。
・野ら猫に餌をやる高齢者の地域での孤立をどのようにフォローしていくか?寂しさから猫に餌をやりつづけている高齢者への対応。
・金銭問題を含めて一人で抱え込まず、周りの人たち(友人、近所など)に助けをもとめグループで対応していくこと、町内会・自治会などとも繋がっていく。
 
今回のセミナーは、実際このような問題に直面したとき「私ならどうするか?」「何ができるか?」を参加者一人一人に考えてもらい、他の人々の意見やアイディアを共有して貰うことが目的でした。
そのうえで野ら猫問題の地域の核になってもらい、人々の野ら猫への理解を促してほしいという希望を持っています。
もちろん、行政、動物病院、愛護団体などが困っている人々と上手く連携していくことも大切であることは、主催者として我々も大いに学ばせてもらったセミナーでした。
時間がオーバーしてしまうほど皆さん熱心に話合ってくださり、これからの「殺処分ゼロキャンペーン」に大きな追い風になることと思いました。
 
報告:鈴木静子