9月15日(日)被災犬13-D18コロちゃんのふるさと川俣町に最初で最後の里帰りを してきました。行きは大雨で心配しましたが、町は生活感が わずかながら戻っているように思いました。





体育館周囲には3区画に分かれて160戸、40戸、30戸の仮設が設置されていて、元飼い主さんが傘を差して待っていました。コロちゃんは、2年半ぶりに飼い主さん、おばあちゃん、お姉さん、そして近所のおじさんに会うことができました。








残念ながら、最初は飼い主さんのことは思い出せませんでした。生まれ育った自宅じゃないし、無理もありません。

お部屋にあがってからも保護者さんの側から離れず・・・何度呼んでもそっぽ向いたままで・・・やはり2年半のブランクは長かったかなと思っていたら、いつもおやつをあげていた近所のおじさんが「コロ!!来い!!」と 呼んだら、急にぴーんと尻尾が反応して駆け寄り、そこから徐々に家族のことを思い出してくれました。

















除染がなかなか進まず、一番早い家で戻れるのにあと2年、長いと4年以上かかるそうで、そんな頃になればオリンピックの準備に忙しくなり、誰も福島を助けてくれなくなるだろう、と おっしゃっていました。畑もつぶし、人のいない川俣ではイノシシが 繁殖して人を恐れず大変だそうです。

部屋には手作りの飾りがいくつも飾ってありました。




コロちゃんは9歳という年齢からお家に戻る日を待つよりも、新しい安住の地をみつける判断をしました。良いご縁がありますよう、よろしくお願いします。

文責 岡田



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