いわゆる組閣祭りによってチームは解体され、再構築された イタノトモミとシノダマリコ、コジマハルナ、マツイジュリナの戦争が、アーカーベー全体を巻き込むこととなったのだった 上層部は、イタノだけを異動させるのではなく、 メンバー全員をシャッフルする手法をとった まさに神の一手とも言える鮮やかな手法であったが、チームKはたまったものじゃない コバヤシカナ、カサイトモミ、マスダユカ、マツバラナツミ、サトウナツキなど、3年間苦楽を共にしてきた仲間たちを失うこととなった アキモトサヤカは、イタノを受け入れることは渋々了承したのだったが、まさかチームをバラバラにされるとは思っていなかった 怒りを顕にするアキモトに、ユウコは土下座して詫びた アキモトは、チームKを、仲間たちを愛していた イタノに対しては何の感情も持っていなかったが、和を乱されることを恐れていたのだ 上層部は、ユウコ、アキモト、ミヤザワサエはチームKに残すという条件で、ユウコにアキモトを説得するように命じた 上層部にとってメンバーの気持ちなど関係ない、メンバーは将棋の駒に過ぎないのだということを思い知らされたユウコは、アーカーベーをよりよくするためだと説明して、イタノをチームKで受け入れることをアキモトに納得させたのだった
ユウコは、タカハシミナミと相談して、サカエにジュリナに対抗できるメンバーを育てようと考えた チームSにおけるジュリナの権力は絶大で、実力者であるクワハラミズキも逆らうことはできなかった ユウコは、二枚舌のようなジュリナのキャラクターに脅威を感じていた サカエでは最強なのに、アーカーベーでは天真爛漫な少女を演じている おかげで、チームKはバラバラになってしまった 上層部は、原石を守るために、私たち路傍の石をないがしろにしたのだ そして、ユウコの目にとまったのがマツイレナだった サカエのカスミ草と自らを称する痩せっぽっちのレナは、ダンスも上手くなく、列の端っこに潜んでいた さらにユウコが注目したのは年齢で、マエダアツコやタカハシミナミと同級生であるということだった 何もかもがジュリナと異なるキャラクター、こいつがサカエの民意として、原石とやらを抑え込んでくれれば… ユウコはレナに声をかけた 雲の上の存在であるユウコを目の前にして、足の震えが止まらない
「レナって呼び捨てにしていいか お前には、サカエを背負ってもらうぜ まずはラッパッパだ 私といっしょに戦ってくれ」


