クワハラミズキもサカエを去る決意をした アーカーベーとサカエの板挟みになるジュリナをみるのが辛くなったのだ 所詮、サカエはアーカーベーの植民地でしかない ジュリナを愛すればするほど、矛盾が生じることに嫌気がさしてきた オギソシオリもヒラマツカナコも同じ思いだったのかもしれない ジュリナもキザキユリアも成功して欲しいのはやまやまだが、それは遠い存在になってしまうことを意味する 果たして、これで一緒になって喜びあえると言えるのだろうか…
ヨコヤマユイが落ちたサカエの2期生の代表格がタカヤナギアカネである チームSの陰に隠れた感のあるタカヤナギらチームKⅡであったが、次世代と呼べるふたりのメンバーが存在した ムカイダマナツとイシダアンナである タカヤナギはふたりを妹のように可愛がっていた ジュリナの凄さは認めるが、ポテンシャルでは負けていない タカヤナギは、ふたりをサカエのセンターに育てたいと考えていた ところが、こともあろうに、ふたりをチームSにとられたのだ ジュリナとキザキがいるチームSに移ったら、埋没してしまうだろ タカヤナギはマナツを推すレナに相談した しかし、レナはチームEのキャプテンに就いており、Sに口出しすることはできない いったい上層部の目的はなんなんだ 次世代メンバーをSに集めて、覇権争いを未然に防ぐつもりなのか レナはタカヤナギに向かって言い放った
「Eにはカノンがいる ナナコもナオもいる」
タカヤナギは背筋が凍るような恐怖を感じた レナもヤル気だ キモトカノン、スガナナコ、フルハタナオをたてて、アーカーベーに乗り込むつもりに違いない
レナは、2010年6月に、サシハラリノの仲介で、研究生だったシマザキハルカとチームメロンパンを結成した しかしながら、シマザキがイタノトモミとチンパルを結成したことにより、メロンパンは解散せざるおえなくなった 可愛い女の子が好きなレナは、メロンパン好きの集まりという名目で、アーカーベーのイチカワミオリや、ハカタのミヤワキサクラを取り込んだ 挙げ句の果てには、スーパー研究生であるトモナガミオもメロンパンに仕立てあげたのだった ユウコの後ろ楯がある間は、飛ぶ鳥を落とす勢いだったレナだが、それがなくなればイタノの敵ではない あっさりとシマザキを横取りされ、失脚した そうしてアーカーベーの中でぼっちになったレナに手を差し伸べたのがシノダマリコだった シノダは、自分が卒業したあとのジュリナのことをレナに頼んだ レナは、シノダの恩に報いるために、アイドル軍団を引っ提げてジュリナを援護するつもりだった チームメロンパンは解散したが、トモナガ
や入会を希望していたナンバのヤグラフウコなど可愛い女の子とのパイプは繋がっている これだけのメンバーが結集すれば、ジュリナに対抗する勢力など現れようはずがない
ナカニシユウカは、サシハラに援護を頼んだ ハカタのメロンパンを抑えて欲しいと また、キタハラリエにも相談した キタハラは、サカエに兼任移籍となった際、キザキとも親交があった もちろん、ジュリナとも長い付き合いではあったが、ナカニシの頼みとあらば… そして、キタハラの口からユウコにも情報がもたらされた サカエでクーデターが起きようとしている ジュリナに対抗して、ナカニシがキザキを立てた ジュリナの後ろには、シノダとレナがいる
「面白いじゃねえか」
ユウコはイシダアンナを妹分として、可愛がっていた イシダも17歳、次世代として立つにはギリギリの年齢だった ジュリナとキザキが戦えば、サカエが乱れる その混乱に乗じて、イシダをサカエのセンターに立たせることはできないだろうか…
オオヤマサナはシノダにキザキ蜂起の情報を伝えた ジュリナを介してシノダと親交があったのだ モデル志望のオオヤにとって、シノダは憧れの存在だった オオヤは、マナツを抑えた旨を伝えた マナツは、総選挙にも出馬せず、アーカーベーの権力争いに全く興味がない ただ、サカエのセンターには立ちたいのだ また、レナもマナツを推しているので、目に掛けてやって欲しい シノダは、オオヤに感謝し、サカエでのマナツの処遇について確約した オオヤにとっては、ジュリナもキザキもマナツも同じように可愛い しかし、権力争いとはそういうものなのだと、適当に自分を納得させた




