AKB48“モウソウ馬鹿” -21ページ目

AKB48“モウソウ馬鹿”

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バトルロワイアルは第5回ホラー小説大賞の最終選考に残りながら、その内容のあまりの凄惨さに「非情に不愉快」との声が多く、落選したそうです しかし、その圧倒的なエンターテイメント性が話題となり、小説化されたという曰く付きの作品で、オイラも有名になる前から注目していました

実は、オイラは映画をみていません 従って、バトルロワイアルに関する映像は、原作を読んで描いたオイラのオリジナルでしかないのです おそらく皆さんは、映画をみられたと思いますから、それを念頭に読んで頂ければ、より迫力が増すのではないかと厚かましいことを考えております

バトルロワイヤルinマジすか学園が、バトルロワイアルと大きく違うところは、生徒たちの体に拘束装置を装着させなかったところです 原作では、ルールをおかせば、拘束装置が作動して死ななければなりませんが、バトルロワイヤルinマジすか学園では、運営側が積極的に生徒たちを殺すことはないのです 但し、三日以内に二人以上が生き残っている場合には、生存者を全員射殺するというのがルールですが、生徒たちにも運営側と戦う権利が与えられています

もし、拘束装置を装着したとしたら、マジ女の生徒たちは殺しあうに違いありません ホストコンピュータにハッキングして拘束を解くよりも、殺す方が簡単だからです また、完全に行動を把握されたうえで、命まで握られ、拘束装置を解除するなど不可能だと思うのです それでは、生徒側が不利過ぎて面白くありません しかしながら、武装した運営側と戦うだけならどうでしょうか…

本当に文章を書くって、難しいですね 何度も申しますが、理由を考え、辻褄を合わせるのが大変なんです 拙い文章だとは思いますが、もう少しだけお付き合いください それでは、物語の続きに戻らせて頂きます
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シブヤとダンスがオタベのプロファイルを見ていると、サドとブラックが職員室に入ってきた 机の後ろに隠れていると、サドのうめき声が聞こえた シブヤが金属バットを持って飛び出していった

「シブヤさん、かっこよかったにゃん」
ダンスは上機嫌で放尿した「バットを振り下ろすシブヤさんの顔、飛び散る血飛沫 おしっこ、ちょっと出ちゃいました」 

ダンスの背後に人影が…

オタベ
「クミはん、うちもあんたを憶えてますえ さすがのあんたも、マジジョでは目立たんなあ」

ダンス
「あたし、オタベさんのことなんか知らないっす」

オタベ
「そこで、聞いてました あんた、シブヤはんに、うちのこと、しゃべってはったやん 殺人鬼ってな(笑)」

ダンス
「ごめんなさい 命だけは助けてください うっ…」

オタベ
「もう遅いわ(笑) ほら、刺さってますやろ ここには、肝臓がおますねん…」


ウナギは、オタベが、ダンスを刺し殺し、バラバラにするのを見て、逃げ出した このままでは、ホルモン全員殺られてしまう センターに、助けを求めるしかない オタベとセンターは犬猿の仲だという噂だった



学ラン
「おい、ウナギじゃねぇか」

ウナギ
「がっ、学ラン、たっ、助けてくれ 化け物が」

学ラン
「ゲキカラは、もう死んだんじゃないのか」

ウナギ
「おっ、オタベ、あっ、あいつ、だっ、ダンスを刺し殺して、バラバラにして」
学ラン
「何、オタベが」

ウナギ
「くっ、食ってやがる」
ウナギが胃液を吐き出した

学ランは、チョウコクが殺られるのを目の当たりにするまで、死を恐れたことなど一度もなかった しかし、今は、怖い 怖くて、怖くて、仕方ない センターの強さを見せつけられて、上には上がいることを悟った オタベ、強いという噂は聞いたことがある しかし、人喰い人種だと… 震えが止まらない 気が付いたときには、一目散に逃げ出していた もう、いやだ こんなキチガイたち、もうたくさんだ




「おい、ホルモンの…」

誰かに呼び止められ、自分が無意識に歩いていたことに気が付いた

サド
「お前はホルモンの…」

シブヤ
「どうしたんだ? 死人みたいな顔だぞ タラコ唇が、紫色だ」




坂本
「皆さん、チョウコクさん、ダンスさんが亡くなられました かなりペースが上がってきましたね この調子で、ハッスルハッスル」


シブヤ
「だ、ダンスが死んだ…」
ウナギ
「おつ、オタベ」

サド「オタベがどうした」

ウナギ
「ダンスを刺し殺して、バラバラにして、皆にホルモンだと言って、食わしてます 助けてください このままじゃ、ヲタたちも殺られちゃう」

シブヤ
「オタベの野郎、許せねぇ ぶっ殺してやる」

サド
「落ち着け、シブヤ おい、ホルモンの、皆はどこにいるんだ」

ウナギ
「体育館の裏の倉庫です 早くお願いします 肉食わせて、油断させて、殺るつもりです あんな奴に機関銃を奪われたら大変です」

サド
「わかった シブヤ、いこう ダンスの弔い合戦だ 機関銃があれば、ユウコさん…、奴とも戦える」

シブヤ
「ぶっ殺してやる」




坂本
「何だね、君は…」

ネズミ
「渡辺麻友、ひと呼んでネズミと申します」

坂本
「そんなことはわかっている ここに何をしにきたのかね? まあ、だいたいわかるがねぇ 君のことも調べてある 策略家らしいね(笑)」

ネズミ
「まあ、世間では、そう評価されてるみたいっすねぇ(笑) ものは、相談なんっすけど、あっしの親はけっこうチカラがあるみたいなんっすよ もちろんお金も 坂本先生は、何かお望みのものはないっすかねぇ あっ、これ、あっしの独り言っす(笑)」

坂本
「そうか… じゃあ、君の体を頂こうか 服を脱ぎたまえ」

ネズミ
「えっ… あっしなんか食っても、うまくないっすよ…」

坂本
「うまいか、うまくないかは、私が判断する さあ、早く(笑)」

ネズミ
「ちょっ、ちょっと待ってくだ…」

坂本
「このどぶねずみが… その程度の覚悟で私のところに来たのかね 確かに、君には、女としての魅力がない だから、体は要求されないと思ったのだろ そんなことで、交渉が成り立つと思うか 大人を舐めるな お前の親がなんであろうと私には関係ない 金も地位も、私には関係ない あるのは、バトルロワイヤルだけなんだ 思い出すよ 若気の至りだ 君のように交渉してきた生徒がいてねぇ 私は彼女に、体と引き換えに武器を与えた 彼女は優勝し、国の重要任務を任され、大失態をおかした もちろん、私も責められたよ バトルロワイヤルで優勝する人間は、絶対でなければならないんだ… そして、私は、自分の愚かさを恥じて、去勢したよ だから、君が服を脱いだところで、どうにもならないんだ(笑) さあ、皆のところに戻りたまえ そして、今度はちゃんとバトルロワイヤルに参加しなさい ちなみに、この会話は、校内放送で流してある もう、君は誰からも相手にされないよ 卑怯者のどぶねずみだ(笑) 実は、君は、さっき話した生徒
に似てるんだ 魅力的だよ もし、君が色仕掛できたら、即、処刑してただろう… 君は運がいい 運も実力のうちだ 行きたまえ(笑)」





三人は息を飲んだ いったい何をすれば、これほどの血が流れるというのか 人形のように横たわるヲタ、アキチャ、バンジーの屍 つい先程まで、ばか笑いしていた口元は、歪んだまま二度と動くことはない

サド
「なんてことを…」

シブヤ
「すげーな…」

ウナギ
「みんな、ごめん 逃げたわけじゃないんだ…」
ヲタの屍を抱きしめ、泣き崩れるウナギが瞬く間に真っ赤に染まる そのとき、ウナギに飛び掛かる人影が

ウナギ
「うあっ、む、ムクチ」

ムクチ
「ああっ…ああっ…」

サド
「オタベはどこだ?」

シブヤ
「野郎、ぶっ殺してやる」
ムクチ
「弾が当たった」

どうやら、ムクチの放った弾が、オタベに命中したらしい

ムクチ
「わたしは、臭いに敏感で あんな臭い肉、内臓、食べられない すぐに、人肉だとわかった オタベは、わたしを警戒してて わたしは、この機関銃をずっと抱きしめてた オタベが暴れ出した わたしに、襲いかかってきた ヲタたちが、オタベを押さえつけた するといきなりサバイバルナイフを振り回し、とどめに頸動脈を…」
ムクチが泣きじゃくる

シブヤ
「ダンス… ぶっ殺してやる…」

サド
「取り敢えず、作戦を練ろう オタベは怪我をしている 機関銃の弾が当たったんだ かなりの傷だろう… 生きているのは、他に誰がいる?」

シブヤ
「マエダ、ミナミ、学ラン、ユウコ、センター…他に…誰が…あっ、どぶねずみ…」

サド
「かなり絞られてきたな 結集して、坂本と戦えないか…」

シブヤ
「無理だろ さっきの放送を聞く限り、野郎は、バトルロワイヤルに命をかけてやがる それに、ユウコは、あたしたちとは組まないだろう マエダとふたりで坂本を殺るつもりだ ミナミは大丈夫かなぁ…」

サド
「かわいそうだが、ユウコの敵じゃねえだろうなぁ… だいぶ暗くなってきた ちょっと休もう 明日で、決着をつけよう… おい、ホルモン、これからどうする?」

ウナギ
「サドさんたちといっしょにいさせてください」

サド
「わたしは怖いよ」

ムクチ
「殺すなら、殺してください 皆に、早く会いたい」

シブヤ
「サド、てめえ、まじ、サドだなあ」

サド
「わたしも生きてここを出るつもりはない トリゴヤやゲキカラの仇をとらないとな もちろん、ユウコは殺る しかし、坂本も殺らなきゃ気持ちがおさまらないんだ」

シブヤ
「こえっ、サドが笑ったぜ(笑) あたしも同じ考えだ おい、ホルモン、弔い合戦だ 気合い入れろよ」



バトルロワイヤル二回目の夜をむかえようとしている しかし、戦いは、今から始まるのだ…
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サドは、ユウコの言動に不信感を抱いていた まず、二手に別れようと言って、ブラックとトリゴヤを連れていった てっきり、最強のゲキカラを自分に与えてくれたのだと感謝した しかし、夜中に、校舎の探索に出る際には、ブラックとトリゴヤを連れていくように指示された その時には、何も感じなかった トリゴヤが射たれてからのユウコの言動が癇に触ったのだ まず、トリゴヤの亡骸を見ても、涙ひとつ流さない それから、トリゴヤのことを“腐る”と表現した 何かおかしい… わたしの崇拝してきたユウコさんではない… そして、トリゴヤのピースした右手と、オッケーした左手 もしかしたら、ピースじゃなくて“Y” オッケーじゃなくて“O”なんじゃないか 

“Yuko Oshima”

いわゆるダイイングメッセージ 息を引き取る直前に、わたしに何かを伝えようとしたのはわかっていた 言葉にすれば、ブラックに気付かれる ただ、狙われていたのが自分だなんて…

シブヤ
「実は、あたしも、プロファイルとやらを見に来たんだ ダンスが、オタベのことが気になるって言うから」

サド
「どうして、助けた」

シブヤ
「さあ…気が付いたら、振り下ろしてた」

サド
「ありがとう」

シブヤ
「あたしとトリゴヤは、中坊ん時からダチだったんだ いっしょに、マジジョに入って、ラッパッパにスカウトされて ところが、トリゴヤは、ユウコに惹かれていきやがった できてたんだよ ユウコは、両刀使いだ サド、てめえは大丈夫か(笑)」

サド
「こんな時に、冗談はやめろ」

シブヤ
「あながち冗談でもねえ 実は、トリゴヤに打ち明けられたんだ ユウコは、マエダともできてたらしいんだ それで、相手してもらえねぇって」

サド
「何…」

シブヤ
「なんだ、その面は(笑) さすがのサドさんも、そっちの方は、からっきしみたいだなぁ あたしは、思うんだ ユウコは、マエダと合流する気なんじゃないかってな」

サド
「ゲキカラが危ない…」


ドアの陰にネズミが
「ほーっ、ユウコさんがねぇ… いよいよクライマックス あっしは、戦わずに勝つつもりっす 脳ミソの種類が違うんっすよねぇ…」





勝負はついた ボロボロになった歌舞伎シスターズが転がっている

ユウコ
「そろそろ終わらせようか」
ウォーレットチェーンを大歌舞伎の首に巻き付け、思い切り締めあげた 赤黒く変色する顔面 やがて頸骨の折れる音が響いた

その凄まじい様を見て、ゲキカラが嘔吐した

「姉貴…」
小歌舞伎が舌を噛み切ったようだ 口から血が滴り落ちている

ユウコ
「あははは、江戸時代でもあるまいし 舌を噛んで死ねるかよ」
小歌舞伎も同じように、チェーンで締めあげた

ゲキカラは、ユウコのことが恐ろしくなった 物心がついてから初めて恐怖を感じた 

ユウコ
「どうしたんだ、その面は 化け物に、化け物を見たっていうような顔をされたくねぇなぁ(笑) 待ちあがれ」

逃げ出すゲキカラに飛び掛かり、チェーンを首に巻き付ける

ユウコ
「あたしはレディだよ さすがに握力がなくなってきたぜ あはははあははは」
ゲキカラが動かなくなった

ユウコ
「あばよ、キチガイ(笑)」

満面の笑みを浮かべ、ユウコがプレゼントを取りにいった




ユウコ
「ヤッホー、チャカだぜ これで、頂きだ 待ってろよ、敦子…」




ゲキカラ、そして歌舞伎シスターズの亡骸に黙祷するサドとシブヤ

シブヤ
「ゲキカラ…許せねえ」

サド
「それにしても、恐ろしいひとだ ゲキカラを素手で殺ったのか」

シブヤ
「プレゼントも、ユウコが持っていったんだろう やっかいだな」

サド
「そういやシブヤ、オタベがどうしたって?」

シブヤ
「ああ… ダンスが言うには、西の方では、殺人鬼ってあだ名で呼ばれてたそうだ どっかで見た面だなあって思ってたらしくて それで、確認しにきたってわけ ちゃんと“殺人鬼”って記してあった(笑)」

サド
「人を殺したのか?」

シブヤ
「何でも、強姦魔を二人、サバイバルナイフで刺し殺したらしい もちろん、未成年だし、正当防衛で、お咎めなしだが ただ、ダンスが聞いた話では、人を殺したいから、強姦事件のよくある場所を教えてくれ、って聞いて回ってたらしい とにかく、暴れ出すと手がつけられねえらしくて、西の方では無敵と恐れられていたらしい」




「桜組の諸君、殺し合ってますか(笑) ただ今、ブラックさん、歌舞伎シスターズのおふたり、ゲキカラさんの死亡が確認されました 慎んでお悔やみ申し上げます」




学ラン
「歌舞伎シスターズに、ブラック、ゲキカラまで」

チョウコク
「皆、我慢の限界が、近づいているんだろう」

学ラン
「確かに 俺たちも、いつまでもつか…」


センター
「なら、楽にしてやろうか?」

学ラン
「独りで来るとはいい度胸だな ネズミちゃんにふられたのかい(笑)」

センター
「くだらねえことをさえずってないで、早く勝負つけようぜ チョウコクさんもいっしょでかまわないよ」

チョウコク
「そうか(笑) じゃあ、遠慮なくいくぞ」




七時前だというのに、外はまだ明るい ミナミとマエダは、できるだけ動かないようにして、息を潜めている ミナミには、自信があった 生き残るのは、自分たちだという ただ、無駄な労力は可能な限り使いたくはなかった ミナミには夢があった マエダとともに介護士になって、いつになるかは想像もつかないが、二人で施設を運営したいと思っていた マエダとなら何でもできる ミナミにとって、マエダは永遠のパートナーに他ならなかった…

マエダ
「ミナミ、お腹減ったね いつまで、こんなことやってるんだろ」

ミナミ
「さあ(笑) そろそろ勝負つけにいこうか?」

マエダ
「まだ半分くらい残ってるよ もうちょっと我慢しよ」




チョウコク
「強いな、センター 早く殺せ やらなければ、お前がやられるぞ 卑怯とか関係ない 息の根を止めればいいんだ」

「すまん、チョウコク」
センターは、ヘッドロックし、いっきにひねりあげた 

学ランは、センターの強さに恐れをなし、どこかに消えてしまった チョウコクが動かなくなった センターは、着ていたカーディガンをチョウコクの顔に掛けてやった 怒りにふるえるセンター 生きることは、死ぬことよりも、辛いということを思い知った



あまりの恐ろしさに嘔吐する学ラン 人間は、あんなにも簡単に壊れるんだ 次は、自分かもしれない それにしても、センターは強過ぎる チョウコクが、両足の骨を砕かれるまでに、何分もかからなかった こうなったら、どこかで武器を手に入れるしかない




ヲタ
「尺、トリゴヤ、ミャオ、ラブタン、歌舞伎シスターズ、ブラック、ゲキカラ…」

アキチャ
「あと、生き残ってるのは誰だ?」

オタベ
「バトルロイヤルでは、一番気ぃつけないかんのは、味方なんや きっと、ラッパッパは、仲間割れ始めたんやで」

ヲタ
「それにしても、オタベ このホルモン、どこで手に入れたんだ 変わった味だが、なかなかいけるじゃねえか(笑)」

オタベ
「秘密や(笑) 食べ物の在処を教えたら、あんたら、うちを仲間外れにするやろ」

バンジー
「ムクチは食わねえのか?」
ムクチ
( ̄~ ̄;)

アキチャ
「変な野郎だ(笑)」

ムクチの怒りに充ちた視線を、オタベは気付かないふりをしてやり過ごした…