AKB48“モウソウ馬鹿” -19ページ目

AKB48“モウソウ馬鹿”

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皆さんは、マジすか学園をご覧になられて、意味がわかりましたか? 一度観ただけでは、無理だと思います ちなみにオイラは、マジすか学園のサイトで勉強して、何回も繰り返し観て、ようやく理解できました そして、バトルロワイヤルinマジすか学園は、マジすか学園1、2を理解していない方が読まれてもまったく意味がわからないに違いありません 細かい情景描写は省いてますから、マジすか学園の映像を思い浮かべながら読んで頂きたいのです

マジすか学園2が始まり、シブヤが矢場久根に寝返って、マジ女に喧嘩を売っとうのを見て、鳥肌が立ちました マエダに友好的なユウコやサドに反感を抱き、ラッパッパに反旗を翻したと解釈したからです 当時のオイラは、前田敦子、高橋みなみ、板野友美と、大島優子、小嶋陽菜、篠田麻里子という対立軸を妄想していましたから オイラは、マジすか学園のキャスティングとAKB48相関図に関連性があると考えてました ところが、物語は進行しても、シブヤが戦いを挑む理由が顕になりません マエダを倒したいだけなら、無理をおして矢場久根に編入する必要はないはずです オイラは、シブヤがプライドを賭けてラッパッパに戦いを挑んだと考えてました 結局、シブヤの哲学について触れられることはなく、彼女は行き当たりばったりで暴れとう小者というレッテルを貼られました 気の毒だったのは、このイメージが板野そのものに重なってしまったことです 第三回総選挙での彼女の惨敗には、マジすか学園2の悪いイメージがつきまとったためではないかと考えています

愛するマジすか学園が壊れていく AKB48の研究者たちは、こぞって独自の見解からアレンジを始めました オイラは、ただアレンジするだけではなく、戦う理由というものに焦点を絞ることにしました そして生まれたのが、バトルロワイヤルinマジすか学園なんです 文章構成は稚拙ですが、理念はしっかりと打ち出したつもりです バトルロイヤルであろうが、選抜であろうが、生き残るためには勝たなければならないのです

奇しくも北原里英が生き残りました 不仲だと考えていた篠田と板野が生き残りました そして、今回の総選挙で64位だった小森美果と高橋みなみが生き残りました 偶然とはいえ、面白いメンバーが生き残りましたね 事実は小説よりも奇なりです オイラの考えたストーリーよりも、リアルなAKB48の方が不思議だってことです センターがチョウコクの首をへし折るなんて 今から考えれば、恐ろしいストーリーですねぇ…
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バトルロワイヤル法では、動員される兵士の数も定められている 学生同士が殺し合うことが前提であり、兵士が武力を行使するということは、運営に不手際があったとみなされる 坂本は自他共に認める優秀な技官である 若かりし頃の過ちを取り戻すために、心理学をはじめあらゆる勉強をし、ミスターバトルロワイヤルと言われるまでになった しかし、今回ばかりは、小手先が通用しないことがわかっている 彼女たちは、生き残ることを考えていない そんな人間を扇動して、殺し合わせることなどできないだろう もうこれ以上、彼女たちを苦しめることもあるまい あと12時間も残っているが、彼女たちのヤンキーソウルというものを拝見させてもらおうか 坂本は、ポケットから女の写真を取出し、ライターで火を点けた そして、ネズミのことを考えた 脱がなかったなあ…(笑)

坂本は兵士たちに召集をかけた
「何度も言いますが、むやみに発砲しないように それから、必ず防弾衣を身に付けるよう 君たちを危険な目にあわせることは本意ではないですが、無能な役人に仕えたとあきらめてください」






ユウコ
「敦子、行こう サドたちを探すぞ おそらくラッパッパの部室に現れるはずだ」

敦子
「いよいよクライマックスだね 疲れちゃったよ」



ふたりは、まさかこんなに早い段階で、坂本たちが臨戦体制に入っているとは想像していなかった また、兵士の中には、ユウコの凄まじい戦いっぷりに恐怖を感じているものも少なくなかった ラッパッパの部室は最上階 軍の本陣はその一階下に布かれたいた





雨の中を5つの影が校舎を目指して歩いていく サーチライトがその影を照らし出した

サド
「走るぞ」

兵士たちは、生徒が抵抗しない限りは、武力行使してはならない しかし、プレッシャーをかけることはできる 威嚇射撃がなされた





ユウコ
「戦争が始まったぞ どうなるんだ」

マエダ
「わたしたちは関係ないじゃん」

ユウコ
「いや、同罪とみなされるに違いねえ どうすりゃいいんだ」




兵士1
「大島と前田が来たぞ」

兵士2
「大島って、3人を立て続けに絞め殺した奴だよな 気をつけろ 拳銃を持ってるぞ」


前田
「何これ 兵士がいっぱいいるじゃん」

大島
「やるっきゃないか」





校舎の中には灯りが戻り、武装した兵士たちが所狭しと歩き回っている





サド
「シブヤ、部室に行こう 小森、機関銃は任せたぞ」
ミナミ
「うじゃうじゃいるじゃん こいつらと戦うわけ」

シブヤ
「なんだよ いもひいてんのかよ(笑)」

ミナミ
「てめえらといっしょにするな わたしは介護士になるために勉強ばっかしてたんだ」

ウナギ
「ミナミちゃん、介護士目指してんの 素敵じゃない わたしにも勉強教えてよ」

ミナミ
「オッケー、天国で介護しまくろうぜ 行くぜ」

ミナミが先陣をきって、兵士の中に飛び込んでいった

サド
「みんな、小森を援護してやってくれ 小森、階段一気に駆け上れ」








凄い 特に、大島優子は化け物だ あの小さな体のどこにこれだけのパワーが秘められているというのだ 前田敦子も高橋みなみも凄い そして、篠田麻里子 なぜ、彼女はあんなに落ち着いていられるんだ グリーンのジャージの2人をかばいながら少しずつ確実に前進している カメラの映像を見ながら、坂本は感動していた
「麻友、おまえが篠田を助けた理由がわかったよ」




ユウコたちはラッパッパの部室を目指していた サドたちを殺せば、バトルロワイヤルは終わるのだ 敦子は2人の兵士を相手に戦っている しかし、助けにいく必要などない 喧嘩慣れしていない兵士など、ちょろいものだ サドたちが近づいてきたのか、兵士の動きが慌ただしくなった ユウコはとっさに拳銃を構えた 兵士と揉み合うミナミの姿が見えた

「危ない、ミナミ」

パン 乾いた銃声

ユウコの放った弾丸が、マエダの背中を貫いた

ユウコ
「敦子ぉぉぉ」

ミナミ
「敦子?」



「よこせ」
シブヤが機関銃を発射した
「トリゴヤとゲキカラのかたきだ」

ダダダダダーン


ユウコの小さな体がぶっ飛んだ 壁に飛び散る血飛沫


ミナミ
「敦子、敦子、目を開けてくれ」

マエダ
「ミナミ、大丈夫?」

ミナミ
「ああ…」

マエダ
「よかった…ごめんね…頑張って介護士になってね ユウコは?」

ミナミ
「死んだよ」

マエダ
「そう(笑) じゃあ、わたしも行くね ユウコ、ああ見えて寂しがり屋なんだ」
敦子の頬に涙がこぼれた ミナミは、敦子の唇に唇を重ねた




サド
「小森、走れ」

シブヤとウナギが兵士を食い止めている 細い廊下なので、兵士が2人並ぶと動きがとれない したがって、1人ずつシブヤたちに向かってくる 機関銃を抱き締めて、小森がラッパッパの階段を駆け上っていった


サド
「北原、お前も上がれ 人数が多いと邪魔になる シブヤもだ」
サドとミナミの20センチの身長差が、細い廊下で戦うのに都合がよかった


ウナギとシブヤが部室に駆け込むと、ムクチが倒れていた

ウナギ
「ムクチ、ムクチ」

マユゲ
「ミカは気を失ってるだけだ」

ウナギ
「てめえ」

マユゲが金属バットを構えた

シブヤ
「あたしが相手だ」

マユゲ
「そう願いたいですね 今まで散々こけにしてくれてありがとうございます(笑)」

シブヤ
「どう致しまして 来いよ、マエダ」








坂本
「隊長、攻撃をやめさせてください 私もそちらに向かいます」

坂本は、カメラで記録したデータと、バトルロワイヤル課を管轄する文部省宛てにしたためた書状を携え、ラッパッパの部室に向かった 途中、ユウコとマエダの亡骸を目の当たりにし、その可愛らしさに驚いた 血塗れのユウコに寄り添うマエダ ミナミがそうしてやったのだ その様子を見ていた兵士は、戦うことを忘れ、こらえきれずに涙した






シブヤ
「もう終わりか」

結局、マユゲのバットがシブヤをとらえることはなかった

マユゲ
「やっぱり一流は違いますね(笑) さあ、殺してください」

シブヤ
「ひとつ聞いていいか オタベを殺ったのは、てめえか?」

マユゲ
「そうです 最高のスイングでした」

シブヤ
「そうか… ありがとう」シブヤの頬を涙がつたう ダンスの可愛い顔が脳裏に浮かんだ もうすぐ、あたしもそっちに行くからよ…

マユゲ
「早く殺してください 最後のひとりにならないと生きて帰れないんですよ」

シブヤ
「行け 矢場久根に戻って、マジ女のヤンキーソウルを伝えてくれ あたしは舎弟3人も死なしちまった 上だけがのうのうと生きてるわけにはいかないんだ」

マユゲ
「これ以上、わたしに恥を…」
そう言い残すと、窓の外に飛び降りた





サドとミナミが部室に合流した 階段の下には兵士が集結し、坂本からの指示を待っていた



部長の椅子の前で、機関銃を構えるムクチ 階段の上では、サドら4人が兵士が上って来るのを待ち構えている





坂本が現れた
「それでは行きますか」

隊長
「突撃」

狭い階段を駆け上がる兵士たち 部室の前にはサドが立ちはだかる


サド
「ここは神聖なラッパッパの部室だ 簡単には通さないよ(笑)」

蹴落としても、蹴落としても、上がって来る兵士たち 多勢に無勢、やがて、戦いの場は、部室の中へと移っていった ムクチと機関銃はサドが守っていた シブヤ、ミナミも奮闘していた


「動くな」
ウナギのこめかみに拳銃を押しつける坂本
「はじめまして、坂本です」

サド
「くそっ…」

坂本
「動くな こいつの頭が吹っ飛ぶぞ」

「サドさん、撃ってください ムクチ、撃てぇぇぇ」叫ぶウナギ

サド
「もういい(笑) わたしたちの負けだ ウナギ、お前強いなあ このサド、ミナミ、シブヤと同じように戦ったんだ もうじゅうぶんだよ」

ウナギ
「サドさん…」

シブヤ
「泣くなよ(笑) はなから生きてマジ女出るつもりなかったじゃねえか」

ミナミ
「天国でいっしょに介護士するんだろ(笑)」

サドはネズミがリュックにつけていた焼け焦げたぬいぐるみを取り出した
「すまない、ネズミ ここまでだ」


「それは、麻友の…」
ウナギを放すと、ふらふらとサドに近づく坂本 ネズミのぬいぐるみを取り上げると床に崩れ落ちた
「隊長、この5人を連れて軍に戻ってください 文部省宛ての手紙、すべてのデータ、記録、今撮ったビデオもバトルロワイヤル委員会に提出してください お願いします 篠田君、あとは頼んだよ 君たちは、バトルロワイヤルに勝ったんだ 私の命にかえても君たちは守る あとは、彼の指示にしたがってくれたまえ それでは隊長、お願いします」



サド、ミナミ、シブヤ、ウナギ、ムクチは、抵抗する暇もなく、兵士たちに連行された 降りしきる雨のグラウンドに整列し、隊長をはじめ全員の兵士が、ラッパッパの部室の方に向かって敬礼した やがて、爆発音が轟き、部室は火の海と化した




坂本は、ネズミのぬいぐるみに話かけた
「君のお母さんは服を脱いだんだよ でも、君は脱がなかった(笑) びっくりしたよ、君は彼女にそっくりなんだ だから、調べたんだ 政治家の妾になったとは聞いていたが、まさか君が娘だなんて 君が生まれる少し前まで、私と彼女は関係かあった もしかしたら、君は私の娘かもしれないんだ 助けたかった 佐藤にも前田にも、君にも松井にも手を出さないように言っておいたのに… だから、君が命に変えて守ろうとした“友達”は、私が命をかけて守る 私が死ねば、彼女たちがバトルロワイヤルに勝ったことになるからね 軍も彼女たちの素晴らしさを認めているし、きっと大切に育ててくれると信じているよ」

坂本は、部室の窓からグラウンドを見た 敬礼してくれている兵士たちがサーチライトに浮かんでいる

「このぬいぐるみが、私を君の元へと導いてくれるといいね 君とは、もう少し話してみたい」

坂本は用意しておいた爆弾のスイッチを入れた

「ありがとう、マジすか学園」







隊長
「坂本さんは、ご自分の命と引き替えに、君たちを私に託された」

サド
「どうして…」

隊長
「君たちは、我々大人を嫌っているだろう 確かに、中途半端な輩が多いからな 坂本さんは、この国を愛しておられた バトルロワイヤルに命をかけておられた だから、守るべきものを守られたのだ それが法律というものなんだ… 高橋みなみ君というのは? 坂本さんから話は聞いている 介護士になりたいんだってね うちにも、認知症の年寄りがいるんだ 我々の機関で教育を受けると大学卒業資格が得られる それからでもいいかなぁ 坂本さん、言ってたよ 君たちを見ていると、この国の教育の有り様に疑問を感じるってね “ヤンキーソウル”って教科をつくる必要があるかもしれないって笑っておられたよ とても嬉しそうにね…」
そう話すと、彼は空を見上げた まるで涙を雨で洗い流すかのように



20**年6月、馬路須加女子学園において施行されたバトルロワイヤルを最後に、この凄惨な教育プログラムは廃止された その陰に、ひとりの役人の命をかけた報告書が存在したことを知る人間は少ない その報告書の締めくくりの言葉は

“勿体ないんだよ!”



  -おわり-
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10年桜

この学園のシンボルとも言われる桜の木

サドは、よく授業を抜け出して、この木の下に寝そべってユウコと話した

ユウコは生まれてきた理由を探したいと口癖のように言っていた 生んでくれた母親、育ててくれた父親のためにも、生まれてきた理由を探さなければならないと サドは、生まれてきたのは、両親がセックスしたからじゃないんですかって言った ユウコは大笑いして、黙っとけってサドの口を塞いだ 姉のように慕っていた ユウコといれば、怖いものなど何もなかった 遠ざかっていくユウコを泣きながら追いかけている…

サドが目を覚ました

シブヤ
「よく寝てたぜ ほら、涙拭け てめえ、泣き虫になったんじゃねえか(笑)」

サド
「ありがとう お前たちも疲れてるだろうに この木の下で、ユウコさんと話してる夢を見てた 生まれてきた理由って…」

シブヤ
「寝ぼけてるのか(笑) さあ行こうか しばらく身を隠して、交代で仮眠をとろう」




坂本
「どぶねずみが死にやがった… 佐藤のやつ、余計なことをしやがって」

坂本は、自分が怒っている理由がわかっていた それは、渡辺麻友のことがただ単に好きだ、からではなく、心底惜しい人材を失った、と思ったからだ 坂本は、これ以上バトルロワイヤルを続ける必要があるのか疑問に思っていた

「殺すのが、勿体ないんだよ!」
叫び声を聞いた兵士が飛び込んできた





ユウコ
「また爆弾か(笑) 今度は、誰だ 誰が死んだんだ…」






ミナミ
「敦子… まさか、敦子じゃないだろうなぁ 爆弾が相手じゃ、ユウコでも…」背後に殺気を感じた
「うわっ」
間一髪、金属バットが空を切った

ミナミ
「てめえ、誰だ…」

覆面の女は逃げ去った ユウコにしては、背が高かったような 誰だ…







ミナミ
「おい、サド」

サド
「ミナミじゃねえか… どうした? まさか、ユウコを殺ったのか?」

ミナミ
「シブヤたちは?」

サドは、シブヤたちが仮眠をとっている倉庫に案内した 気持ちよさそうに眠る3人 まるで、子供のような寝顔だ

ミナミ
「実は、覆面の女に襲われた ユウコにしては、でけえんだ 敦子よりも体格がよかったような…」

サド
「わたしたち4人は、間違いなくここにいたぜ」

ミナミ
「わかってるって すげえスイングだったぜ 金属バットだ 当たってれば、死んでたかもしれねえ」

サド
「マエダじゃねえのか?」

ムクチ
「マエダアミ」

シブヤ
「マユゲだ」

サド
「なんだ、起きてたのか」

シブヤ
「チハルも言ってたが、あたしたちは、他人に無関心過ぎるんだ だから、チハルやマユゲは眼中になかった」

ムクチ
「わたしたちにとって、シブヤさんたちは憧れだった だから、ワルが集まって騒ぐときなんて、シブヤさんと話たくて… 実は、マユゲもシブヤさんのグループのコがつけたあだ名なんです それから、アミはずっとマユゲって で、彼女は矢場久根に入学したんです たぶん、山椒のどっちかに馬鹿にされて… アミはソフトボール部の四番で、頭もよくて、普通の高校からも誘いあったんです でも、矢場久根に入って、見返してやるって だから転校してきてから、山椒たちに近づくために化学部に入ったんです」

サド
「じゃあ、山椒たちを爆死させたのは…」

ムクチ
「たぶん、アミです」

シブヤ
「そうだったのか… 憶えてねえぜ ユウコのことをとやかく言えねえなあ…」
サド
「わたしたちは、目立つ奴のことしか考えてなかった しかし、そういう奴は、わたしも含めて臆病なんだ 目立たない奴は、変な言い方かもしれないが、捨てるものがないっていうか、必死なんだ やるしかない はったりもきかない ただ、不思議なのは、チハルにしても、マユゲにしても、ここまで気配を消せるかってことだ ミナミとマエダみたいに、じっと隠れてるならわかる しかし、活動してるわけだし」

シブヤ
「あいつらが転校してきて、すぐにバトルロワイヤルだ 変じゃねえか もし、ネズミが助けてくれなかったら、あたしたちも死んでたかもしれねえ こんだけのヤンキーが揃ってるのに、なんであの2人が活躍できるんだ」

ウナギ
「もしかしたら、坂本が矢場久根から転校させた…」
サド
「そんなことが可能なのか 汚ねえなあ なんでもありじゃねえか そういや、あいつらが転校してくるちょっと前に、弱っちいのが何人か消えたもんなあ」

ミナミ
「どうする マユゲも坂本のところにいる可能性があるな だとしたら、あたしたちの動きは、マユゲに筒抜け 爆弾を投げ込まれたら終わりじゃない」

サド
「たぶん、それはない わたしたちを殺したいだけなら、とうに殺られてただろう 一応、バトルロワイヤル法ってやつがあるからな これは、教育プログラムなんだ 不正があると、校長がバトルロワイヤル運営委員会を訴えることもできるそうだ ただし、校長がぐるなら話は別だが…」






ユウコ
「敦子、実は理事長から、お前とふたりだけが残ったらバトルロワイヤルは終わりだって だから、サドたちを殺れば、坂本を殺る必要はないんだ ミナミには死んでもらう お前は、シブヤたち雑魚を頼む ミナミとサドはあたしが殺る」




空が厚い雲に覆われてきた 夕焼けが、異様な赤さで校舎を照らす バトルロワイヤルinマジすか学園 最後の夜は雨の予感




サド、シブヤ、ミナミ、ウナギ、ムクチの5人は、放送室を目指していた マユゲが暗躍しているからには、決着を早くつけないと 存在が認識できれば、マユゲは怖くない それよりもユウコだ 奴らも、坂本の首を狙っているのは当たり前 しかし、わたしたちが坂本を攻めるのを待っているに違いない 残り時間は、あと12時間 これは、国が定めた法律だ もし、わたしたちが攻めなかったら、全員処刑される ユウコたちは、坂本をギリギリまで攻めない まず、わたしたちを探すはずだ



サド
「マエダアツコには死んでもらう ユウコにひっついている以上、仲間にはならないだろう わたしたちには敵か味方しかない 邪魔な奴には死んでもらう」

ミナミ
「わかってるよ もうヤルしかねえだろう あたしも生きてここを出る気はない 敦子に裏切られた人生を、まっとうに歩いていく自信がないんでな」

シブヤ
「お手並み拝見だな てめえの実力、みしてもらうぜ ラッパッパを倒すって、いきがってたそうじゃねえか(笑)」

ミナミ
「敦子がいれば無敵だが(笑) それにしてもラッパッパのサドとシブヤといっしょに戦うことになるとはなあ」

ウナギ
「あのー、チームホルモンハーフもお忘れなく なあ、ムクチ」

ムクチ
「………(笑)」





坂本は悩んでいた 今、生き残っているヤンキーたちを軍に入れることができたとしたら それも、坂本部隊として 素晴らしい 最強だ しかし、奴らは皆、死ぬ気だ 私を道連れに それもいいんじゃないか たぶん、私は殺される 最期のバトルロワイヤルが、こんな素晴らしいものになるなんて 坂本金七は、涙が止まらなかった 早く来い、ヤンキー共… 全軍に厳戒体制を指示した ただし、むやみに発砲するな 礼を尽くして、彼女たちに対峙するように…