俚諺
(りげん)
⬇️✨牟呂史より✨⬇️
 『気がききすぎて間が抜けた』
過ぎたるは及ばないが如し、
あまり先走るな

『猫を追うより、皿を引け』
目の先よりも元凶を取り除け

『火になって働け』
せっせと働け

 『担えば棒が折れる』
似た者同士、物事が判らん
よく似ている
 
『二十間川の鯰と町のカラス』
牟呂の人間は泥臭いが人情がある
町の人間は信用できない

『子供が泣いても蓋取るな』
御飯を炊く時何があっても
蓋を取るな

『雪は豊年のしるし』
本宮山に雪が積ると海も
農業も豊作になる

『 頼まれりゃあ
嫁の揮も洗う』
頼まれたら嫌とは言えぬ

『初物は東を向いて笑え』
初物には感謝せよ
東は太陽のこと

『業火の厌』
藁火は消えても
油断してはいけない、又つく

『当てごとと禅は前から
はずれる』
あてにしていると期待は簡単に
はずれる

『今年は粟より黍がよい』
黍は気味ともじっている
ざまあ見ろのせりふ

『ままと聞いたら
火事より急げ』
『まま』は御飯のこと
ごはんだよう、すぐゆけ

『親に似ぬ子は鬼子でござる』
似て当り前だが似ぬ子もある
親の愚痴か、一般には親馬鹿
子馬鹿もある

『寒の一粒は夏の千粒
にあたる』
寒に雨が降ると夏は其の
千倍降る
寒の雨で夏作を考える

 『照りは一升』
夏作の稲は雨の多い時より
雨の少ない方がよい
旱でも

『朝、麦、晩、田』
麦は朝、稲は夕方作りが
よく見えるから
肥料をそのつもりで

『土方殺すには刃物はいらぬ
雨の十日も降ればよい』
雨の十日も降れば仕事へ
いけず収入が無く困る

カミナリ三厘に波八厘
昔は障害物が少ないので
太平洋の波の音がきこえ
海のようすがわかる

『北の雷 七日でおいで』
どんなに雷が鳴っても心配ない
当方には関係ない

『春北秋南』
春は北が明るく
秋は南が明るければ良い
反対の場合は要注意

『雨とコンジー(乞食)は
野依から来る』
昔野依から乞食がよく来た
雨も降り出す時は野依方面から

『風と坊主は十時から』
今の坊さんは朝早くても出る
風のない静かな日でも
風は十時頃から

『 卯の時雨』
明け方から六時前後にいくら
大雨が降っていても必ずあがる

『さがりに降るとながびく』
汐の引く時降り出した
雨はながびく

 『照りの朝ぐもり』
夏朝くもっていて
降りそうでも晴れる


大峰講と洞川、大峰山に

来てます👣👣💦