竜の鱗
新城市の大洞山 泉龍寺には、
竜の鱗の伝説があり、 豊橋市東郷町
の全久院には、今日でも
その竜の鱗と称するものが寺宝と
して残っている🐉
いつの頃か、物憂い春の一夜🌸
和尚の部屋へ突然目の覚めるよう
な美女が現われ、悟りの道を教えて
くれ ないかと願った🙏和尚は
それを快く受け、やさしく女を
なぐさめたびっくりマーク
女は、それから一か月余り、毎夜
和尚を訪れた🌃
ある日、『そなたは定めし魔性の
ものであろうはてなマーク隠さず明かして
くださらぬかはてなマーク
と和尚は女に尋ねたはてなマーク女は、
はらはらと涙を流してしばらく
悲しくうなだれていたが、やがて 
青ざめた顔を上げ、『私は、八名郡
一鍬田 (新城市) のカイクラ淵に
住む竜です🐉お情けによって
やっと悟りの道が開けました』 と
厚く礼を述べた🙏和尚は、女の
身体をどことなく不自由になるのを
見て、経文を唱えながら静かに
背をなでてやったびっくりマーク間もなく
車軸のような豪雨となった🌧
女は、竜に姿を変えて、雲を
呼んで、カイクラ淵へ立ち去った🐉
そして、その後の和尚の部屋には
黄金色の鱗がさんぜんと落ち
散っていと伝えられている🐉
この鱗が、日照り続きの時に
祈る雨乞いの御神体である☀🌧