社会保障の今後と団塊世代 | maple8cinnamonのブログ

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メープル・エイト・シナモンです。
テレビやWebで見たことをキッカケに、ふと昔のことを思い出したり、
今、自分のすべきことを思い付いたりする年金暮らしの日々。
お暇な方だけお付き合いいただければ幸いです。

少子高齢化が深刻な社会問題となって久しい。

まず予備知識として、我が国のここ4・5年の出生数は100万人をかろうじて上回る程度であることを頭の隅に入れておいて欲しい。


団塊世代とは、終戦直後、数年の短期間に集中的に出生した現在63~66歳辺りの年代集団。
最近、当時を知らない若い者やそういう連中が幅を利かしているメディアには、昭和28年生まれの私達まで団塊世代として扱う傾向があるが、これはとんでもない心得違いである。

団塊世代は「イチゴ世代」とか、「ゆとり世代」など単にレッテル貼りの為に括られたグループではなく、ちゃんと意味があって限定されているのだ。


彼らは63~66歳になった今でも、各年齢でそれぞれ200万人以上の人口を誇る。
今日本で人口200万人以上いる年代はこの4年齢層と彼らの子供の昭和48年生まれだけである。

ちなみに団塊の中でも最多の24年組は現在も64歳ながら約225万人いる。我々昭和ニッパチ組は4年しか違わないが、ちょうど170万人位だ。
なんと50万人以上の差であり、いかにこの層が突出して多いのか驚かされるだろう。



若い人たちに気付いて欲しいのは、戦後の時代は「団塊世代」が日本を突き動かしてきたこと。また、これからもこの国は彼らが死ぬまで影響を受け続けることだ。

例えば、彼らが生まれて6年後には小学校の教室が足りなくなる。
55年前の小学校は2年生から5年生までが団塊世代だった。
国は教室を量産しても追い付かず、我々もそうだったが、1クラスに児童50人を詰め込んだ。
これが中学・高校・大学・専門学校と続く。

このようなことは民間企業にとっては、最大のマスセールス機会の連続で戦後の高度成長を牽引したことは事実で、我が国には奇跡的に幸運な時代だったと言える。
彼らが結婚するまでには住宅供給もせっせと進められた。

そして、社会保障。

60代まで3割負担の医療費窓口負担は、70になるとこれまでは一気に1割負担に軽減された。
それが今月から新しく70歳になる人は2割負担となる。
実は2008年の健康保険法などの改正で決まっていたが、高齢者の反発を恐れた与党の自公が据え置いていた。

でもね、やはりそろそろ団塊世代が70に近づいてきてる訳ですよ。
与党も高齢者の支持票は欲しいけど、彼らにもサービスを続けていたら国が持たないからね。

だから、これからドンドン社会保障負担が増して、若い人ほど悲惨!という話があるが、私は7年後この団塊世代が皆70代になってから更に5年位したら、色々な負担増は鈍化すると思う。
冒頭述べたようにこの国は団塊対策が、内政的には最重要だからね。


年金の方も団塊対策は織り込んでると思うけど、こっちは今後の少子化の推移に掛かってる。
今までデフレの20年の間も年金は上げ続けておいて、昨年から日銀がインフレに動き始めたら逆に年金額を下げるなど、歪んだ政局絡みの政策運営をする傾向があるからね。

当然だが、私はこれまでずーっと団塊世代のすぐ後を歩んできた。
若い頃は企業が彼らの為に用意した商品やサービスの恩恵を受けられたが、逆に老いてきたら彼らの為に厳しくなった社会福祉制度の高波に飲み込まれそうな危機を迎えている。

私の歳だと、彼らの背中を見ながら仕事というものを覚えたのも事実。
感謝してもし切れない恩義は感じているが、やっぱちょっと多過ぎだよなあ~。。。