19年前に仙台の母校に寄ってみた。

青春の1ページを懐かしみ、住んでいた学生寮に行ったのだ。

相変わらずこきたないかの巣窟は今も変わらず、どの階どの部屋を見ても懐かしさが込み上げてきた。

たまたま居合わせた後輩に寮内を案内させ、いろいろ話をした。

後輩とは言え20歳も離れている彼は、下手すると子供位の年齢差だ。

話を聞いているだけでかわいくて顔が緩むのがわかる。
帰り際に連絡先を教え、「飯でも食え」と何枚か千円札を握らせ、寮を後にした。
(これは以前、社会人の先輩がしたことを真似たものだ)


その後輩から電話が入った。

こちら(札幌)にくるらしい。何か相談事もあるようだ。

大学を離れても未だに気軽に話をできる仲間がいる。

彼と関わることで何か恩返しができれば嬉しい。

人を頼って散々助けられてきた。
わさわざ電話をくれた後輩に、たいしたことは出来なくても、何か力になりたいものだ。