経営者育成研究会　現在・過去・未来

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03May
- 告知文
  🤖 AIと人が共に働く未来へ。共創パートナーを募集します 🌱こんにちは、芳永尚（よしなが・ひさし）です。私はNCU合同会社の代表として、経営者育成研究会を主宰しながら、日々たくさんの経営者の方々とお話ししています。ここ数年で、3,000名を超える経営者との対話を通じて、「経営って孤独だな…」とか「判断に迷うな…」という声に何度も出会ってきました。そんな課題を一つひとつ、GPTというAIの力を使って“分身”のような形でサポートする仕組みをつくっています。🌟 GPTって、ただのAIじゃないんです。「GPT＝自動化ツール」と思われがちですが、私がつくっているのはもっと温かい存在です。あなたの考えを整理してくれるGPT 営業や採用で“もう一人のあなた”として動いてくれるGPT 一緒に理念を深めたり、失敗を称えてくれるGPTつまり、経営者の分身のようなGPTたちです。🤝 いま、こんな仲間を探しています。私はいま、これらの取り組みを一緒に広げていく共創パートナーを探しています。たとえばこんな方に出会いたいです： AIが好き or ちょっと興味があるでも、人の感情や関係性もちゃんと大事にしたい新しい働き方や組織の形にワクワクするまだ答えのない問いに、行動で向き合ってみたいもしかして、どれかひとつでも「自分のことかも」と思ったら、ぜひ一度お話しできたら嬉しいです😊💼 いまNCUで進めていること✔️ TaskPilot（GPT活用支援パッケージ）の構築✔️ 経営者マッチングや面談サポートの自動化✔️ GPTスミス（GPT設計者）の育成✔️ 人間とAIが共に働く組織モデルの実験✔️ 全国の中小企業への導入支援・講演活動どれも、ひとりではできないからこそ、仲間とつくりたいと思っています。📩 興味がある方へ自社の業務にGPTを導入してみたい方 GPTを一緒につくってみたい方応援してくれるだけでも嬉しいです！まずはメッセージでもコメントでも構いません。カジュアルに話せるオンラインお茶会なども予定していくつもりです🍵 「温かい自動化を社会に。分身GPTをすべての経営者に。」そして、AIの先に“人間らしい未来”を描きたい。そんな想いに共感してくれる方とつながれたら嬉しいです。ご縁に、感謝を込めて。── 芳永尚（NCU合同会社・経営者育成研究会）
05Apr
- 起業という挑戦：失敗から学び、未来を拓く道程
  私が初めて起業という道に足を踏み入れたのは、三十六歳の時であった。インターネットを活用し、百社・百店舗規模の企業ネットワークを構築、その営業活動を支援するという壮大な構想を描いていた。しかしながら、現実は厳しく、理想と現実の間には大きな隔たりが存在した。計画は思うように進まず、期待した成果を得るには至らないまま、一年を待たずしてこの事業からの撤退を余儀なくされたのである。この経験を受け、私は事業方針を大きく転換した。三社と新たに契約を結び、完全歩合制による営業代行業務を開始した。街のビルに掲げられた看板だけを頼りに、一軒また一軒とオフィスを訪ね歩き、いわゆる飛び込み営業をひたすら繰り返す日々であった。努力を重ねている自負はあったものの、結果が伴わない現実に直面し、自身の能力不足を改めて痛感させられた。その原因を省みれば、不必要な場面で我意を通そうとしたり、真剣な助言を寄せてくれる人々の声に耳を傾けなかったりした点が挙げられる。何よりも、地道な努力を継続することなく、安易な成功を「効率化」と誤認していた浅慮があったことは否めない。転機が訪れたのは五十歳の時である。私の営業能力を高く評価してくれたある保険会社の管理職との出会いが契機となり、生命保険業界へと転身を果たした。だが、新天地においても、すぐに成果が上がるほど甘くはなかった。二年が経過する頃、私は初心に立ち返る覚悟を決め、一日百件から二百件にも及ぶ電話営業、いわゆるテレアポを自らに課した。この取り組みを丸二年間、ただひたすらに継続したのである。その過程で面談の機会を得た経営者の方々とは、継続的な訪問を通じて関係を深めていった。こうした粘り強い努力が徐々に実を結び始め、やがては安定した業績を築き上げる基盤となった。ところが二〇二〇年、新型コロナウイルスが世界を覆う中で、私は自身の時間の使い方、そして人生の方向性について深く思索せざるを得なくなった。「今の働き方は果たして最良と言えるのか」「三十六歳の時に抱いていた志は、一体何であったのか」。三ヶ月にわたる自問自答の末、私は再び起業への挑戦を決意したのである。現在、ゼロから立ち上げた新たな事業、「経営者育成研究会」は、策定した計画通りに進捗している。これは七年間にわたる長期計画であり、まさにその折り返し地点となる三年半が経過した段階である。来る二〇二八年十一月二十三日には、この研究会を次代を担う若き経営者たちに事業承継し、私自身は一線から退く予定である。もっとも、私の性分を考えれば、そこで完全に歩みを止めることはなく、おそらくまた何か新しい挑戦を、それも再びゼロから始めることになるであろう。今日までの道のりを振り返れば、成功体験のみならず、失敗と見えた経験の一つひとつが、掛け替えのない財産となっている。時に挫折と感じた事柄も、行動を止めなかったからこそ、現在の糧となり得たのである。起業とは、まさしく成功をその手に掴むまで、諦めずに挑戦し続ける精神そのものである。これこそが、私が信じ、歩み続けてきた道の証左に他ならない。
04Apr
- 経営者育成研究会の挑戦
  経営者育成研究会には、3つの活動がある。一つ目は経営者対談である。この活動は2021年12月1日から開始し、すでに132回を数える。全国各地で活躍する経営者を毎週お招きし、ライブ配信を行っている。出演者はベンチャー企業から上場企業まで幅広く、老若男女問わず多岐にわたる。配信後はYouTubeで公開し、さらに収録内容をまとめた書籍をアマゾンで3冊販売している。この対談は、経営者同士の知見を共有し、新たな発見や学びを提供する場となっている。二つ目は経営者マッチングだ。この活動は2023年4月1日から開始し、昨日までに3153件を実現してきた。組織的な取り組みではなく、基本的に私一人で依頼を受け、個別に先方へ打診し、一件一件丁寧に実現してきたものである。この実績を振り返ると、自分自身でもギネス申請したい気持ちになるほどだ。経営者同士のマッチングは、新たなビジネスチャンスの創出や課題解決の糸口となる重要な活動である。三つ目は経営者交流会である。この交流会は不定期開催ながら、札幌・東京・大阪を中心に行ってきた。通常は10～30名程度の規模で年に10回ほど開催してきたが、今年1月に品川で行ったランチ会には80名もの参加者が集まった。この活動では、経営者同士が直接顔を合わせて親交を深めることが目的であり、余興やプレゼンテーションなどのプログラムは一切設けていない。ただ集まり、自然な形で交流し、新たな繋がりを生み出す場として機能している。今月中旬の札幌交流会そして今月中旬には、札幌で100名規模の経営者交流会を開催する予定だ。北海道内から50名、道外から50名の経営者が集まり、ススキノという特別な場所で親睦を深める場となる。この企画は今年1月下旬にスタートし、昨日ほぼ100名の参加が確定した。企画立案から会場選定、お声がけや集客確認まで、すべて私一人で進めてきたものである。あとは当日に向けて細かな調整を行うのみだ。この交流会には特別なプログラムやPRタイムなどは設けない。ただ集まって親交を深めるだけだ。しかし私は確信している。経営者という人種が集まれば、自ずとビジネスの話題になることは間違いない。問題は「誰が集まるか」だけであり、その選定については私が責任を持つ。そして参加する皆様には、自ら積極的に繋がりを求めて行動してほしいと願っている。当日生まれなかった繋がりについても、後日私がお手伝いする覚悟だ。9月には東京で最大規模イベントさらに今年9月中旬には東京で150名規模のイベントを開催する予定だ。日時も会場もすでに確保済みであり、このイベントは今年最大規模となる見込みだ。札幌の一人の経営者が4年かけて築き上げたこのコミュニティがどこまで広がり、新たな価値を生み出せるか、自分自身でも非常に興味深く感じている。経営者育成研究会の未来経営者育成研究会とは、私が一人で築き上げた挑戦の場である。この活動を通じて、札幌から東京へ、そして全国へと繋がりを広げていきたいと考えている。「共に学び、繋がり、新たな価値を創造する未来」を目指し、一歩一歩進んできた。そしてこれからも、多くの皆様との出会いが次なる挑戦への原動力になると信じている。
03Apr
- 今を生きるということ
  1997年4月9日木曜日の朝、私は玄関で息子を抱きしめた。小学一年生になってまだ4日目だった。何気なく登校前に呼び止め、そのコロコロとした身体をぎゅっと抱きしめてみた。その瞬間、「こいつ、また太ったな」と思ったことを鮮明に覚えている。温かくて柔らかいその身体をしっかりと感じたのは、それが最後だった。翌日、息子は交通事故に遭った。28日間の昏睡状態の末、意識が戻ることはなく天使となった。自宅に帰ってきたその日の夜、再び抱きしめた息子の身体は痩せて冷たかった。それから数ヶ月、ランドセルを見るたびに涙が込み上げ、数年は悲しいドラマや映画を観ることができなかった。時にはすべてを呪った。「人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさかだ」と昔ある政治家が言っていた。その言葉通りだ。もし、あの日が最後になると知っていたら、私はもっと話しかけ、もっと一緒に歩き、もっと抱きしめただろう。何年も何度も「あの日に戻れたら」と考えた。しかし、その思いは虚しい沼へと引き込むだけだった。結局、前を向いて生きることを天使となった息子から教わった。私たちには未来を見通す力はない。だからこそ、「今」という時間に集中し、大切に生きるしかないのである。経営も人生も同じである。「いつか」や「そのうち」に頼っていては、大切な瞬間を見逃してしまう。出会いや言葉、感謝や思いやり。それらはすべて、「今」この瞬間にしか存在しない。私は現在、多くの経営者と対話を重ねている。今日もオンラインで16人と面談する予定だ。「今」やれることを全力で行い、走るならフルスロットルで駆け抜けたいと思う。人生において最も重要な資源は時間であり、その時間は過去でも未来でもなく、「今」にしか宿らない。今日という日を悔いなく生きたい。そして、その願いを共有できる人々と共にこれからも歩んでいきたいと思う。
02Apr
- 圧倒的行動量と効率化が生む未来
  この3ヶ月間で、517件の面談を実施し、その中で213名の新しい方々と対話を重ねた。さらにランチ会を3回開催し、合計で100名以上の方々と直接交流することができた。オンラインとリアルを合わせると600名を超える人々との接点を持ち、対談番組も8回開催した。相変わらずタイトな日々を送っているが、それこそが私のスタイルである。週休三日制と効率的な働き方とはいえ、決して働き詰めというわけではない。昨年から週休三日制を導入し、基本的に18時以降は仕事をしないようにしている。限られた時間の中で濃密に働く。それが私のワークスタイルである。このメリハリのある働き方が、私にとって最適なバランスを生み出している。第二の起業から4年、圧倒的な行動量第二の起業から4年が経過した。私は「人の5倍動く」と心に決め、この道を突き進んできた。多い日には30分単位のオンライン面談を16件こなし、その合間に新規アポイントメントを取り、経営者同士のマッチングを仕掛ける。自分でも驚くほど、まるでマシンのような日々だ。昨日お会いした著名なコンサルタントから、「この短期間で、その年齢でこのビジネスモデルを構築したのは奇跡に近い」と言われた。その方は100社以上を支援しているプロフェッショナルであり、その言葉は素直に嬉しかった。「大数の法則」を信じて行動する私は「大数の法則」を信じている。下手な鉄砲も数撃てば当たるという言葉があるが、それを超えて、数を撃ち続ければやがて機関銃になると思っている。売上を2倍にするためには、今の動きを2倍にするだけだ。同じ時間内でそれを実現するには、効率性を2倍に高めるしかない。体力や気力だけでは一時的な成果しか得られないが、永続的な成長には効率化が不可欠だ。まずはやってみる。そして数をこなす。その後改善する。この繰り返ししか方法はない。どれだけストイックに取り組み、本気になれるか。それこそが勝負の分かれ目だ。新たな挑戦への意欲「おまえは甘い」「おれはこうやっている」――そんな話を聞いてみたいと思う。まだ見ぬ挑戦者や刺激的な人々との出会いがあるはずだ。その期待感こそが私の日々の原動力となっている。そして今日もまた、新たなアポイントメントを取るために動き出す。この積み重ねが未来を切り拓く鍵となるだろう。
01Apr
- 経営者育成研究会の挑戦と未来への展望
  経営者育成研究会は、2021年10月にオンラインを軸に活動を開始した。ひとりひとりにSNSでお声がけし、お誘いする形でスタートしたこの取り組みは、1年半で1,000名を超えるグループへと成長した。活動の基本は、経営者対談イベントの配信、経営者マッチング、そして交流会の実施である。活動の軸足は常にオンラインに置いてきた。これは私自身が札幌から一人で運営してきたことが背景にある。これまでの3年半、多くの経営者との出会いがあった。オンラインでは延べ6,000人と面談を重ねてきた。リアルイベントとしては、2022年1月20日に東京・品川で80名規模のランチ会を開催した。この場には熱気があふれ、多くの協業やプロジェクトがその場から生まれた。この成功体験は、これまでの活動が単なる交流会にとどまらない可能性を証明したものである。今後はオンラインの強みを活かしつつ、リアルイベントとの融合をさらに進めていきたいと考えている。来月2025年4月15日には札幌で100名規模の経営者イベントを予定している。このイベントでは北海道内外から多くの著名な経営者が一堂に会する。また、同年9月16日には東京で150名規模の大規模交流会を開催する計画である。地域を超え、多様な価値観が交わる機会を提供する場として進化させていきたい。私たちが目指すのは、全国1,000名の経営者がつながるプラットフォームの構築である。それは単なる「集まり」ではなく、「①起業家育成」「②協業支援」「③新規事業創出」という3つの柱を軸に、実践と成果が生まれる場を追求するものである。特に異業種・異地域の経営者同士の化学反応は、日本のビジネスにとって重要な鍵となると確信している。地域に根ざした知恵と広域での連携が交差することで、持続可能で革新的なビジネスが次々と生まれていくことを目指している。とはいえ、問題は集まる人々である。すべては「誰が」であり、「誰と」である。私は常に「誰と」を模索してきた時代だった。かつて「お客様は神様」という考え方が主流だった。しかし、これからは顧客を選ぶ時代になる。そして顧客もまた選ばれる存在となる。「あなたには売りません！」と言われる時代なのである。私自身も選び選ばれる存在でありたい。これからの挑戦は、オンラインとリアルという枠を超え、全国各地の仲間たちと「共創」していく新たなステージへ進むことである。経営者育成研究会の取り組みはまだまだ進化の途中だ。この未来を創る仲間として、ぜひ次回のイベントでお会いしたいと思う。
31Mar
- シンプル・イズ・ベストの哲学
  たまに小難しいことを書くのは、学があるように見せかけるためである。実のところ、ニュースの引用やコピペも多用している。そこにもっともらしいコメントを添えれば、それなりの内容に見えるものだ。要は、見せ方の問題なのである。物事の本質を語るのに、難解な専門用語は必要ない。実はもっと簡単でいい。シンプル・イズ・ベストというやつだ。人の本質も案外、同じくらい単純かもしれない。これまでに何をやってきたのか、そしてこれから何をしようとしているのか。この問いがすべてである。「あなたはどんなことをしてきましたか？」「今後、どんなことをされるのですか？」この２つの問いに対し、話が曖昧で具体性に欠けていたり、掘り下げても中身が出てこない場合は、どこかに嘘か虚飾が混ざっている可能性がある。逆に、言葉足らずでも、表情や声色に真実味があり、話す姿に心の輝きが感じられる人もいる。馬鹿正直では損をする場面も多いが、だからといって策に溺れるのも考えものだ。どうせなら、騙すより騙される側でいたいと思う。損をしても、正直ポイントをコツコツと貯めていけば、天国行きの改札口で拒否されずに済む気がしている。決断とは「決めて断つこと」決断とは「決めて断つこと」である。つまり、やめるということだ。食べすぎをやめれば痩せる。飲みすぎをやめれば身体にいい。無駄な仕事をやめれば、本当に価値ある仕事に時間を使えるようになる。意味のないことに時間を使わなければ、有益な人生に近づける。ある経営者に言われた言葉が忘れられない。「施策を打つなら100個打て！ 1つや2つでうまくいかないのは当たり前。 100個やって全部ダメだったら、そのときは頼んだ俺を責めろ！」これは名言である。試行錯誤を恐れるなというメッセージが胸に響いた。今日もまた小難しい話今朝もまた、少しばかり小難しいことを並べてみた。能あるように見せているが、実際のところタカが知れているのかもしれない。今日はたまにウニでも食べて、少しくらい脳みそを活性化させたいと思う。「老年さらに老いやすく、学ありがたし」——なるほど、我ながら名言である。実感がこもる言葉だ。
30Mar
- 日本の企業経営に必要な「目線の高さ」と構造改革
  毎日新聞に掲載された、元グーグル日本法人社長・辻野晃一郎氏のインタビュー記事を読み、強い共感とともに自分自身の過去や現在の取り組みを重ねて深く考えさせられた。特に印象に残ったのは、「ネットのこっち側」と「あっち側」という視点の違い、そして日本企業の多くが世界を見据えた戦略思考を持たず、過去の成功体験にとらわれているという現実である。私はこれまで多くの経営者と対話を重ね、時には伴走し、時には共に悩んできたが、日本企業の視野があまりにも“内向き”であると感じる場面は少なくなかった。辻野氏が指摘する「目線の高さの違い」は、まさに今の日本にとって核心を突いた指摘である。国内市場を基準にした最適化や効率化は、グローバルでの競争には到底通用しない。変化に対して臆病になり、既得権にしがみつく姿勢は、企業だけでなく国家全体の成長の足かせになっている。特に重要なのは、「エコシステム」という概念である。アメリカのGAFAMは、自らがプラットフォームとなり、そこに他者が自由に参加・連携できる仕組みを築き上げた。それに対して日本企業は、自社の製品や技術にこだわりすぎ、単体での完成度ばかりを追い求めてしまった。その結果、協業や共創という文化が根づかず、孤立した事業構造になってしまったのだ。また、官と民の関係にも課題がある。辻野氏が語るように、政府と大企業の癒着が新たな挑戦を妨げている。私たちが運営する経営者育成研究会では、こうした既存の枠組みから一歩外に出て、世代や業界を超えたネットワークづくりに注力している。変化を恐れず、挑戦者を後押しする文化を育てること。それが、次の日本をつくる礎になると信じている。私自身、過去に何度もゼロから挑戦し、失敗も重ねてきたからこそ言える。日本には優秀な人材も技術もある。問題は、それを活かす視座と仕組みである。だからこそ、私たち一人ひとりがまず「目線の高さ」を問い直すことが、今この時代に求められているのではないかと強く感じた。
29Mar
- ラーメンの湯に浸かるおじさんから学ぶ、経営者のあるべき姿
  札幌味噌ラーメンの黄金色のスープに、ひとりのおじさんが静かに浸かっていた。目を閉じ、微笑を浮かべ、まるで湯船につかるように、丼の中の世界に溶け込んでいる。頭には白いタオル。具材たちの喧騒も意に介さず、静けさすらまとっている。この一枚の写真に、私は「経営者のあるべき姿」を見た。経営とは、常に熱を帯びた環境に身を置くこと。ぬるま湯では人も組織も育たない。情報が交錯し、感情が揺れ、時に予測不能の逆風が吹く。だからこそ、恐れずその中に身を投じ、熱を引き受ける覚悟が必要である。そして、己の存在を組織に自然と溶け込ませること。ラーメンの具材たちは、どれも主役であり脇役である。麺も、チャーシューも、メンマも、ネギも。互いを引き立て合い、調和の中に「旨味」をつくり出している。経営者は、その調和を壊さずに導く存在でなければならない。さらに、笑顔を忘れてはならない。どんなに厳しい局面でも、笑顔を絶やさぬこと。それは安心を生み、仲間に勇気を与える。言葉ではなく、態度で示すリーダーシップである。そして、頭にのせた一枚の白いタオルが示すように、少しの「余白」も大切である。張り詰めた経営の中に、遊びやユーモア、無駄に見える柔らかさを持つことが、組織の持続可能性を高める鍵となる。人生は、一杯のラーメンのようなものかもしれない。だが、その一杯をどう味わい、誰と分かち合うかで、その価値は大きく変わる。静かに微笑むあのおじさんのように、「熱さの中に安らぎを」「混沌の中に調和を」「忙しさの中にユーモアを」。その姿勢こそ、経営者として歩むべき、味わい深き道である。上記のブログと画像はＧＰＴ－４ｏで作成した。なかなかの出来である。このラーメンおじさんは商標登録して売り出したいくらいだ。以前も書いたが生成ＡＩは社員の代わりになるかもしれない。取引先の会社では営業支援を一気通貫で出来るシステムを構築した。ホームページのリニューアルから顧客管理。さらには既存取引から新規開拓用のターゲットリストを作成し個別のプレゼン資料まで作れるそうだ。営業マンすら要らなくなりそうだ。下手すると私の営業コンサルも店じまいかもしれない。生成ＡＩの進化が目覚ましい。毎週アップデートが行われ新たなサービスがリリースされている。しかも安価だ。札幌味噌ラーメンに使っているおじさんはこの先の未来をどう考えているのだろう？彼の口から本当のところを聞いてみたいものだ。
28Mar
- 数学的思考がビジネスを変える？：深さと広さの掛け算
  自慢話になるが、私は数学が得意である。高校時代には定期テストで４回連続１００点を取り、大学入試でも一次・二次ともに自己採点では満点だった。いまでも車のナンバーを見るたびに等差級数や等比級数を思い浮かべ、宝くじを見かけると順列・組み合わせで確率を計算したこともある。こうした数学的素養が、直接生活に役立つかと問われれば、正直なところ微妙である。しかし、ビジネスにおいては非常に有効であると感じている。特に「思考の構造化」や「前提を疑う力」といった面で、数学の考え方は応用できる場面が多い。スキルには「深さ」か「広さ」があると考えている。ひとつの分野を極める深さか、複数分野にまたがる広さか。このどちらかを突き詰めることが、成果を生む鍵となる。今朝、京都大学の柏原正樹教授がアーベル賞を受賞されたというニュースを見た。アーベル賞は「数学のノーベル賞」とも呼ばれ、日本人として初の受賞という快挙である。これはまさに「深さ」の極致だ。一方で、「広さ」の代表格として思い浮かぶのは、レオナルド・ダ・ヴィンチである。画家、解剖学者、建築家、発明家など、多様な分野で才能を発揮したルネサンスの天才である。少し例がピンとこないので引き戻そう。ビジネスにおいても、深さか広さかである。たとえば「営業」と一口に言っても、テレアポが得意な人、インサイドセールスが上手な人、業界ごとに特化した知見を持つ人など様々である。ひとつの分野で誰よりも深い見識を持つ。あるいは広く多くの分野に精通しているかによって成果や評価は大きく異なる。理想は、三つの分野で一定の深さを持つことだ。営業ができ、経理にも明るく、セミナー講師もこなせる人材であれば、どこに行っても重宝される。もちろん、これは異なる分野でなくても良い。今の仕事の前後工程を学ぶのも有効であるし、不動産会社に強い税理士が宅建を取得することにも大きな意味がある。結局のところ、伝えたいのは「学び続けることの大切さ」である。今の業務に必要なことを学ぶのは当然として、その周辺領域やまったく異なる分野にも時間を割きたいものだ。アーベル賞のニュースを見て、そんなことをふと思った。誰も知らないだろうが、水前寺清子の歌にこんなフレーズがある。「若いときゃ二度ない　　どんとやれ～男な～ら～　人のやれないことをやれ～」
27Mar
- 素直さと疑う目、どちらも必要な時代に
  子どもの頃に聞いた「ウサギとカメ」の話。スタートダッシュを決めたウサギが途中で油断して昼寝をしてしまい、コツコツと歩き続けたカメに負けてしまうというおなじみの話である。多くの人がそこから「地道に努力を続けることの大切さ」を学んだことだろう。ところが、ある本にこう書かれていた。「ウサギはなぜ負けたのか？　それはカメを見たからだ」と。なるほどと思わされた。カメに気を取られたウサギは、自分のゴールを見失った。対してカメは、ウサギを気にせず、ただゴールだけを見つめて進んでいた。まさに目標への集中力と継続力の違いが結果を分けたのだ。人生は短距離走ではなくマラソンである。途中で誰かを追い越したところで、それ自体に大きな意味はない。大切なのは、ブレずに自分のペースで歩き続けること。改めてこの童話の深さを感じた。一方で、「アリとキリギリス」の話もある。一生懸命に働いたアリと、遊んで過ごしたキリギリス。冬になって苦労の差が出る……と思いきや、最近では「アリたちは過労死し、キリギリスが蓄えを手に入れて生き延びた」なんてブラックユーモア的なバージョンもある。どちらの話にしても、どう受け取るかは読み手次第である。同じストーリーでも、皮肉として読むか、教訓として受け取るかで、その価値は大きく変わる。素直な心で向き合えば、童話の中にも深い学びがある。ただ、素直さが通用しない世の中になってきたのも事実である。先日、その本の著者とFacebookでつながり、喜んでいた。ところがメッセンジャーからLINEに誘導され、最終的には金融庁の名前を語るサイトへの登録を勧められた。調べたところ、巧妙な詐欺であった。詐欺師たちは、善意や信頼を逆手に取り、日々手口を磨いている。恐ろしいものだ。子どもの頃、近所の家には玄関の鍵などかかっていなかった。友達が留守でも、勝手に上がり込んで待っていたこともある。そんな無防備な信頼が当たり前だった時代が、どれほど幸せだったかと思う。時代は変わった。だが、それでも私は、人を信じ、正直に、まっすぐに生きる価値を信じたい。童話の教訓も、現代の現実も、すべては自分の受け取り方次第である。これからも素直な心と、冷静な目の両方を持って歩んでいきたい。
26Mar
- 「努力すれば報われる」は本当か？『ゆるストイック』から学ぶ、柔軟な生き方
  「努力すれば報われる」という言葉は、私自身も若い頃から何度となく耳にし、自分を奮い立たせてきた言葉でもある。しかし、経営という現場に身を置き、数多くの経営者や挑戦者と出会う中で、私は次第にこう思うようになった。「努力だけでは報われないこともある」と。佐藤航陽氏の著書『ゆるストイック』は、まさにその感覚を言語化してくれた一冊である。本書では、「自分には厳しく、他者には寛容である」という姿勢が説かれている。私はこの考え方に深く共感した。というのも、経営者育成研究会で出会う多くのリーダーたちが、まさにこの「ゆるストイック」な在り方を模索しているように感じるからだ。特に心に残ったのは、「努力神話」の成り立ちについての考察である。産業革命以降、努力という価値が称揚されるようになった背景には、社会の仕組みを正当化したい側の都合があった。しかし現実には、家柄や教育、タイミング、運といった不可視の要素が、成果を大きく左右している。努力が無駄だと言いたいわけではない。ただ、それがすべてではないということを、私たちはもっと正直に語るべきではないか。佐藤氏は、頭のいい人ほど社会構造を俯瞰的に見ており、努力の限界を理解していると述べている。私自身、失敗も成功も経験してきた中で、「構造を知らずに突き進むことの危うさ」を痛感している。若い頃の私は、効率やスピードばかりを追い求め、環境を読み取る余裕もなかった。だからこそ今、こうして次の世代に伝えたいのは、「自分に厳しく、でも追い詰めすぎず、しなやかに生きる力」である。『ゆるストイック』という言葉には、一見矛盾があるように見えるが、その中にこそ現代の本質がある。短期的な結果を焦るのではなく、継続そのものを価値と捉え、長い目で自分を育てていく。その姿勢は、これからのリーダーにとって不可欠な感性であり、時代の変化に適応するための知恵であると感じる。今の世の中では、「とにかく頑張れ」と叫ぶよりも、「無理せず、でも手を抜かず」というような、矛盾を受け入れる余白のある言葉が必要だ。佐藤氏の提案する「ゆるストイック」は、そのバランス感覚を教えてくれる。これは単なる自己啓発ではない。構造を見抜き、自分を守りながらも前に進むための、新しい羅針盤である。
25Mar
- ５８歳の再出発　～ゼロから始まった１０００人の輪～
  ２０２１年の初頭、私は５８歳で起業を決意した。人生の後半に差しかかったタイミングで一念発起の再挑戦である。札幌市内にはすでに３００名以上の経営者人脈があり、「なんとかなるだろう」とたかをくくっていた。ところがコロナ禍の緊急事態宣言で、すべての営業先が一瞬で消えてしまった。仲の良かった経営者から口をそろえてこう言われた、来ないでくれ！「さて困った、どうしよう」という状況に陥った。そんなある日、何気なく遊んでいた携帯ゲームに広告が出てきた。「弊社の新サービスを紹介させてください！」とある。半信半疑で申し込んでみた。するとすぐに営業の連絡がきた。メール、電話、オンラインアポ。そしてZoomでの面談。これはまさに、訪問営業ができなくなった私に、オンライン営業の手法を教えてくれる無料スクールのようなものだった。これをきっかけに、３０社ほどに資料請求した。メールの文面、電話の導入、アポの取り方、オンラインでの話し方まで、各社の営業担当が実演してくれる。存分に勉強させていただいた。最後に決まって同じ話をした。「御社のサービスは素晴らしい。ただ導入は難しい。だが紹介はできそうです！」と。その結果、複数社と紹介代理店契約を結ぶことになる。営業のやり方を学び、扱う商品も得た。あとは自分が動くだけである。いまから４年前の話だ。この経験から強く感じたのは、「変化に備える力」の重要性である。世の中の流れを変えることは難しい。だが、その変化にどう対応するかは自分次第だ。今うまくいっているビジネスがあるとしても、それだけに頼っていてはいけない。常に次の仕組みや事業を考えておく必要がある。そして、何もかも無くしても一から作ればいい。「石の上にも三年」と言うが、今の時代は三ヶ月かもしれない。三年続ける覚悟と、三ヶ月で見切る決断。その両方があっていい。大切なのは、柔軟であることだ。何もない中で始めた還暦間際の挑戦は３年で１０００名の経営者コミュニティになった。何歳からでも、挑戦はできる。何もなければ作ればいい。新しいことに挑むことが、思いがけない未来を連れてくる。私自身はそれを実感している。これからも、変化を恐れずに挑戦し続けたい。そして同じように迷い、立ち止まっている誰かの背中を、そっと押せる存在でありたいと思う。
24Mar
- 企業と社長の魅力に引き込まれる日々
  街を歩いていると、つい会社の看板に目で追う癖がある。これはリコーでコピー機を売っていた頃から身についたもので、今も変わらない習慣だ。テレビCMを見れば、その企業について調べてしまうし、企業紹介の番組で気になる社長が出ていれば、つい電話してしまう。Googleニュースで面白い記事を見つければ、その経営者をSNSで探してアタックする。もはや条件反射に近い日々のルーチンである。知的探究心と言えば聞こえはいいが、要は単純に面白いからやっている。この世にはどんな会社があり、どんな社長がいるのか。それを知りたい。知れば知るほど、何が成長の要因で、どこに課題があるのかが見えてくる。社長という人種は実に面白い。自分もその一人だからこそよくわかるが、変わり者が多い。そして、そうならざるを得なかった背景がある。倒産を乗り越えた人。乗っ取りにあった人。裏切られた人。特殊技術を開花させた人。どん底で人に助けられた人。ひとつのことを地道に続けた人。天命を知り心血を注ぐ人。話すたび、出会うたび、学びと感動がある。そして彼らと向き合うたび、自分はどうあるべきかを問われている気がする。ゆるストイックな生き方そんな中、最近知った『ゆるストイック』という考え方に深く共感した。ストイック＝自分を律する姿勢と、ゆるさ＝他者や自分への寛容さ。この一見相反するものを両立させることが、今の時代に必要なのだと感じた。変化の激しい時代において、ただ厳しさで突き進むだけでは、心も体も持たない。一方で、ただ緩く流されるだけでは「働かないおじさん」になってしまう危うさがあるそうだ。大切なのは、自分でコントロールできることに集中し、他者の価値観も尊重しながら、自分のペースで継続すること。それが「ゆるストイック」な生き方であり、まさに今の私が志している道である。経営者とは、時代の先を読みながら、自らの信念を貫く存在だ。だからこそ、柔軟であって強く、優しくあって厳しくある必要がある。未来を創る一歩一歩平生。日々の行動こそが問われている。そしてその一歩一歩の選択が、未来をつくっていくのだと信じている。企業や社長との出会いが、私の視野を広げ、成長を促してくれる。彼らとの対話は、私自身の存在意義を問い直す機会にもなっている。彼らがどのようにして成功を掴んだのか、どのような課題を乗り越えたのかを知ることで、私自身の道をより明確にしていくことができる。このような日々の中で、私は「ゆるストイック」な生き方を実践し続けたい。厳しさと柔軟さを兼ね備えた姿勢で、時代の変化に応じながらも、自分の信念を貫く。そうすることで、私自身もまた、時代を先導する存在になれる。そう信じたいものだ。
23Mar
- 経営者育成研究会の新代表はあなただ！
  経営者育成研究会を立ち上げてから、３年半が経過した。オンライン対話を軸にしたこの活動は、多くの経営者のご協力とご支援で、全国で1,500名を超える参加者を抱えるまでに成長した。ありがたいことに、最近では「次は誰がこの研究会を引き継ぐのか？」という声もちらほら聞こえるようになってきた。そこで、弊会の活動を引き継ぎ、さらに発展させてくれる後継者候補を広く募集するため、「後継候補者募集説明会」を開催することにした。研究会の活動には三つの柱がある。一つ目は「経営者対談」。月に3〜4回開催し、これまでに130回以上。各界の経営者と本音で語り合い、リアルな気づきを共有する貴重な時間だ。二つ目は「交流会」。札幌、東京、大阪などで開催し、信頼関係を築くリアルな場を提供している。ここから実際にビジネスが生まれることも多い。三つ目は「マッチングサービス」。AIを活用し、会員企業にビジネス機会を提案する仕組みで、わずか二年で3,000件を超えるマッチング実績がある。こうした活動を次の世代に手渡したい。後継候補者に求めるのは、理念への共感と、仲間と共に未来をつくる行動力だ。説明会では、これまでの活動、今後の展望、そして後継者に期待する役割について詳しく伝える予定である。日時は2025年4月1日（火）17時から18時。Zoomでのオンライン開催となる。――と、ここまでお知らせはしたものの、当然まだ申し込みはゼロである。知っている方からの問い合わせは多少あるが、新しい人は皆無だ。なぜだろうか？理由は明白である。弊会がまだまだマイナーだからだ。「経営者育成研究会」など、そもそも知名度がない。Facebookグループですら1,500人。これでは関心を持ってくれる人の母数があまりにも少ない。だが、それでも私は2028年11月23日にこの事業から手を引くと決めている。あと３年半しかない。タイムリミットを逆算すれば、2027年末には候補者を確定しておかないと本当に間に合わない。見つからなければ、弊会は閉会するしかない(笑)。さあ、「新代表は自分かもしれない」と思う方。そんなあなたの参加を、心から待っている。
22Mar
- 経営者コミュニティの未来
  異業種交流会は長年にわたり、「人脈作りの場」として機能してきた。だが、その多くは、名刺交換だけで終わる場であり、実質的な価値が得られないまま終わることが多かったのも事実である。私はこの状況を見て、次のような仮説を立てている。これからの異業種交流会は、「人的資本」を起点に設計される時代へとシフトするのではないかと考える。すなわち、スキルや実績、専門性といった人的資本が一定レベルに達していなければ、そもそも交流に参加できない。AIなどの技術を活用して、事前に参加者の人的資本を可視化・評価する仕組みも整ってくるだろう。結果として、「会う価値のある人しかいない交流会」が実現する。さらに、これからは単なる会話や飲食ではなく、「一緒に何かをつくる」ことが交流の中心になると考えている。例えば、社会課題をテーマにしたプロジェクトや、地域活性のチーム活動など、実践を通じて信頼関係が築かれる。これはまさに、人的資本同士がぶつかり合うことで生まれる社会資本である。加えて、交流会自体が「人的資本を育てる場」として再定義されることも予想される。専門性を高めるコンテンツや、トップレベルの講師による講義が組み込まれれば、参加者は学びながらつながることができるようになる。つまり、交流会は「成長の場」としての意味も帯びてくるのだ。最後に、AIによるマッチング技術の進化も見逃せない。参加者の専門性や課題意識を分析し、最も有益な相手とつないでくれる仕組みがあれば、時間も効率も格段に向上する。このように、人的資本が基盤となる異業種交流会は、もはや「誰とでもつながる場」ではなく、「戦略的に選び、育て、共に価値を創出する場」へと進化していく。私はこの変化を歓迎したいし、自らが主宰する場でも実現していきたいと考えている。これらは山口周の著書『人生の経営戦略』から着想を得た。だが経営者育成研究会が目指すべきものと合致していると思う。まずは人ありき、次は事ありきだ。その補完や効率化はＡＩが担う。今朝、ニュースでＡＩエージェント「Ｍａｎｕｓ」を知った。たった一人で１０００人を束ねられる時代がすぐ先にありそうだ。誰か。。。。 The Future of Executive CommunitiesFor many years, cross-industry networking events have functioned as a place to “build connections.” However, the reality is that most of these gatherings end with nothing more than exchanging business cards, yielding little actual value. Observing this situation, I have formed the following hypothesis.From now on, cross-industry networking events will shift toward being designed around human capital. In other words, unless one has attained a certain level of skill, achievements, or expertise, they won’t even qualify to participate in the exchange. With the advancement of technology—such as AI—we’ll likely see systems that visualize and evaluate participants’ human capital in advance. As a result, networking events will evolve into spaces where “everyone you meet is worth meeting.”Furthermore, I believe the focus of such events will shift from casual conversation and dining to “co-creation.”For instance, projects that tackle social issues, or team-based activities aimed at regional revitalization, will become the core of interaction. Trust will be built through shared action—what I see as the transformation of human capital into social capital through meaningful engagement.In addition, I foresee that networking events themselves will be redefined as places to cultivate human capital. By incorporating high-level educational content or lectures from top experts, participants will be able to grow their knowledge while forming connections. In this way, networking events will come to serve as platforms for personal and professional development.Finally, we cannot overlook the rapid evolution of AI-powered matching technologies. If a system can analyze participants’ areas of expertise and their key challenges, and connect them with the most relevant individuals, both time and efficiency will dramatically improve.Thus, cross-industry networking built on human capital will no longer be “a place to connect with just anyone,” but rather “a place to strategically select, nurture, and co-create value with others.” I welcome this shift—and intend to realize it within the community I lead.These ideas were inspired by Shu Yamaguchi’s book The Strategy of Managing Your Life.And yet, I believe they are perfectly aligned with the future vision of the Executive Development Study Group.First comes the person, then comes the project.AI will complement and streamline everything in between.This morning, I learned about the AI agent Manuson the news.A time when one person can lead a thousand is just around the corner.Someone…
21Mar
- 挑戦と失敗の狭間
  ふと「高校教師」の主題歌を思い出した。森田童子の「ぼくたちの失敗」ではなく、夏木マリの「裸の青春」の方だ。これがわかるのは昭和世代。若い方はＡＩ検索して欲しい。春の嵐が過ぎたあと、何もしなかったと嘆くより、過ちを悔やむ方がまし。この歌詞には大いに共感する。失敗を恐れて挑戦しないよりも、たとえうまくいかなかったとしても、やったこと自体に意味がある。やらなければ何も始まらないし、何も得られない。失敗は、その意味を考え、掘り下げる良いきっかけになる。特に大きな失敗ほど、自分に問い続けることになり、時にはずっと後になってからようやくその意味がわかることもある。一方で、やらなかったことを後悔するのは厄介だ。なぜなら、それは検証しようがないからである。やらなかったという事実だけが残り、その先に何があったかは、ただの想像の世界に過ぎない。仮定が憶測を呼び、どこまでも広がっていく。だから、大怪我をする可能性が高くなければ、やったほうがいい。やってみなければ何もわからないし、かすり傷程度なら我慢する価値がある。振り返れば、うまくいったことなんて意外とすぐに忘れてしまうが、失敗したことは強く心に残る。そして、その経験が後になって思いがけず役立つことも多い。成功はつかの間の夢。失敗は大きな勲章。そう、恋愛だってそうだ。うまくいく恋だけが恋じゃない。むしろ、失敗の中にこそ気づきや発見がある。かといって、何でもやればいいというわけでもない。この「挑戦するか、しないか」の判断は、時に気絶するほど悩ましいものだ。このくだりも要検索かもしれない。失敗は成長のための大切なステップであることは間違いない。しかし、すべての失敗が価値を生むわけではない。無謀な挑戦は、時に取り返しのつかない結果を招くこともある。だからこそ、どれだけのリスクを取るかを慎重に見極めることが大事だ。失敗を恐れずに挑戦する勇気。そして、リスクを適切に管理する冷静さ。このバランスこそが、人生において最も重要なのではないか。Between Challenge and FailureI suddenly remembered the theme song of High School Teacher.Not Morita Doji’s Bokutachi no Shippaibut Mari Natsuki’s Hadaka no Seishun.Those who understand this are from the Showa era. Younger folks, please search with AI."After the spring storm has passed, it's better to regret a mistake than to lament doing nothing."I strongly resonate with these lyrics. Rather than fearing failure and not taking on challenges, even if things don’t go well, the act of trying itself has meaning. If you don’t do anything, nothing begins, and nothing is gained.Failure is a great opportunity to reflect on its meaning and dig deeper. The bigger the failure, the more it forces you to keep questioning yourself. Sometimes, it takes a long time before you finally understand what it truly meant.On the other hand, regretting something you didn’t do is tricky. Why? Because there’s no way to examine it. All that remains is the fact that you didn’t do it, and whatever could have happened exists only in the world of imagination. Hypotheticals lead to speculation, expanding endlessly.That’s why, as long as there's not a high risk of severe injury, you should go for it. You won’t know unless you try. If it’s just a scratch, it’s worth enduring. Looking back, we tend to forget the things that went well, but failures leave a strong impression. And often, those experiences unexpectedly prove useful later on.Success is a fleeting dream. Failure is a great badge of honor.Yes, the same goes for love. A love that always goes smoothly isn’t truly love. It’s within failure that we find insights and discoveries.That said, it’s not as simple as just trying anything and everything. Deciding whetherto take on a challenge can sometimes be agonizing—almost to the point of fainting. (This phrase might need a search too.)There’s no doubt that failure is an essential step for growth. But not all failures are meaningful. Reckless challenges can sometimes lead to irreversible consequences. That’s why it’s crucial to carefully assess how much risk you’re willing to take.The courage to challenge without fearing failure. And the composure to manage risks wisely. This balance may be the most important aspect of life.
20Mar
- 「経営者の、経営者による、経営者のための組織」——経営者育成研究会の未来像
  第16代米大統領、リンカーンは「人民の、人民による、人民のための政府」と語った。これは民主主義の本質を表す象徴的な言葉であり、時代が変わってもその意義は変わらない。この言葉を私は、「経営者の、経営者による、経営者のための組織」として置き換えて考えたい。経営者にとって本当に価値のある組織とは、外部の誰かによって作られるものではなく、経営者自身が設計し、運営し、その成果を直接享受できるものであるべきだ。経営者が求める組織とは？経営者向けのコミュニティは数多く存在するが、多くのものが単なる名刺交換の場にとどまり、実質的な価値を提供できていない。経営者が本当に求めるのは、以下の三つの要素を備えたエコシステムである。1. 知見の共有——成功も失敗も含めたリアルな情報交換ができる場2. 人的ネットワークの構築——信頼できる経営者同士が深くつながる環境3. 実利的なマッチング機能——具体的なビジネス機会につながる仕組み経営者が運営する組織の重要性多くの経営者コミュニティが機能しない理由の一つは、運営が経営者自身によるものではないことだ。その結果、的外れなサービスや価値のないネットワークが生まれることがある。経営者自身が組織の運営に積極的に関与することが不可欠である。具体的には、以下のような取り組みが求められる。1. 参加基準を設ける——誰でも参加できる場にしない2. AIとシステムを活用し、運営を効率化する——人手に頼らず、持続可能な仕組みを作る3. 経営者自身が意思決定に関与する——実際のニーズに即した運営を行う「経営者のための組織」が提供すべき成果提供すべきは「成長」と「利益」である。・成長——経営者同士の学びや経験の共有により、視野を広げる・利益——ビジネスマッチングや共同事業の機会を得る私たちが運営する「経営者育成研究会」では、AIを活用し、最適な経営者同士のマッチングを自動化し、実際のビジネスにつながる仕組みを模索している。「経営者の、経営者による、経営者のための組織」の実現へ実現のためには、経営者自身の関与が重要である。私たちはDAO（分散型自律組織）化を目指し、AIとシステムを活用した運営を進めている。また、専門家による講座や研究会、オンラインイベントなどを通じて、実践的な学びを提供することにも力を入れていきたい。「経営者の、経営者による、経営者のための組織」という考え方は、単なる理想論ではない。適切なメンバー選定、システムの活用、そして実利的な成果を生む仕組みがあれば、現実的に実現できる。私たちは最新AIとシステムの動向を見据えて、この理想を形にしていく。興味のある方は、ぜひ「経営者育成研究会」の取り組みをチェックしてほしい。経営者のための未来を創るために、共に進もう！ "An Organization of Entrepreneurs, by Entrepreneurs, for Entrepreneurs" – The Future Vision of the Entrepreneur Development Research SocietyThe 16th President of the United States, Abraham Lincoln, once said, "Government of the people, by the people, for the people." This phrase symbolizes the essence of democracy, and its significance remains unchanged despite the passage of time. I would like to reinterpret this phrase as "An organization of entrepreneurs, by entrepreneurs, for entrepreneurs." A truly valuable organization for entrepreneurs should not be created by external parties but should be designed, operated, and directly benefited from by entrepreneurs themselves.What Kind of Organization Do Entrepreneurs Seek?There are numerous communities for entrepreneurs, but many of them serve merely as venues for exchanging business cards and fail to provide substantial value. What entrepreneurs truly seek is an ecosystem that incorporates the following three elements: Knowledge Sharing– A space where real experiences, including both successes and failures, can be exchanged. Building Trusted Networks– An environment where reliable entrepreneurs can deeply connect. Practical Business Matching– A system that leads to tangible business opportunities.The Importance of an Entrepreneur-Led OrganizationOne of the reasons many entrepreneur communities fail to function effectively is that they are not operated by entrepreneurs themselves. As a result, they often provide irrelevant services and networks with little value. It is essential for entrepreneurs to actively participate in the management of such organizations. Specifically, the following initiatives are necessary: Establishing Participation Criteria– Not allowing just anyone to join. Utilizing AI and Systems for Operational Efficiency– Creating a sustainable system without relying on human labor. Entrepreneurs Involvement in Decision-Making– Ensuring operations align with actual business needs.The Outcomes an "Organization for Entrepreneurs" Should ProvideThe organization should offer growthand profit: Growth– Expanding perspectives through the sharing of experiences and learning among entrepreneurs. Profit– Gaining opportunities for business matching and joint ventures.At the Entrepreneur Development Research Society, we are exploring ways to leverage AI to automate optimal entrepreneur matching, leading to actual business connections.Realizing "An Organization of Entrepreneurs, by Entrepreneurs, for Entrepreneurs"To achieve this vision, the active involvement of entrepreneurs is crucial. We are aiming to transition into a DAO (Decentralized Autonomous Organization)and are implementing AI and system-based management. Additionally, we are committed to providing practical learning opportunities through expert-led seminars, research groups, and online events.The idea of "An organization of entrepreneurs, by entrepreneurs, for entrepreneurs" is not just an idealistic concept. With the right member selection, effective system utilization, and a framework that generates tangible business outcomes, it can be a reality. We are closely monitoring the latest trends in AI and system technologies to bring this vision to life.If you are interested, we encourage you to explore the initiatives of the Entrepreneur Development Research Society.Let’s move forward together to create the future for entrepreneurs!
19Mar
- 何をするかより誰とするか？
  株式会社ブレインワークスの代表・近藤昇氏は自己紹介でこう言われている。「仕事は自分で創れ！！をモットーに会社を経営してきました。また、偶然で必然という感覚で、今でも人との、たまたまの出会いやつながりを楽しんでいます。だから、何をするかより誰とするかが口癖です。」私も同感だ。2023年4月からスタートさせた経営者マッチングサービスは、これまでに3100件を超えた。今月だけでも33人と「はじめまして」を繰り返してきた。今でもSNSを通じて毎月60人の経営者と新たなご縁を紡いでいる。ときどき出会う経営者から「営業ができる人」と言われることがあるが、まったくそんなことはない。ただ、人がやらないほど徹底的に数をこなし、皆がやれないほど効率化に取り組んできただけだ。言ってみれば、汗と根性のスポコンアニメを実践したにすぎない。唯一、人より才があるとすれば、「知らない人と仲良くなること」、そして「人を繋げること」。これには少し自信がある。2021年10月、「全国1000名の経営者コミュニティ」を作ると決めた。そこから1年半かけて、Facebookグループに1000人を集めた。私の頭の中には常に「何をするかより誰とするか？」という問いがあった。おそらく延べ7000人以上と対話を重ねてきたのはそのためだ。誰とするかを考えるとき、自分が何者かを問わざるを得ない。繋がりたい相手が自分に冷たいこともある。繋がりたいとも思わない相手からは、冷たくあしらわれることもある。いつも良いことばかりではない。被害者面をするのは簡単だ。しかし、その結果はすべて自分に返ってくる。彼らの評価は、今の自分自身の評価だ。今日の自分を振り返り、明日の自分へ踏み出すことでしか、自分もまた「選ばれる」存在にはなれない。結局のところ、相手もまた「誰と」を志向しているのだから。だからこそ、私は毎日、対話を重ねている。出会いを大切にし、一つひとつの縁を深めていく。その積み重ねの先に、真に信頼し合える関係が生まれるのだと信じている。人と人が出会うことで、仕事が生まれる。アイデアが生まれる。そして未来が拓ける。結局のところ、「何をするか」は後からついてくるものだ。最も大切なのは、「誰とするか」。それを忘れずに、今日も新しい出会いを楽しみたい。 Who You Work With Matters More Than What You DoKondo Noboru, the representative of Brain Works Inc., introduces himself with these words:"Create your own work!!"This has been my motto in managing my company. I also have a strong sense that coincidences are inevitable, and I continue to enjoy spontaneous encounters and connections with people. That's why my favorite saying is, *'Who you work with matters more than what you do.'”I completely agree.Since launching my business matchmaking service in April 2023, I have facilitated over 3,100 matches. Just this month alone, I have repeated "Nice to meet you" with 33 new people. Through social media, I continue to weave new connections with 60 business owners every month.Some entrepreneurs I meet occasionally call me a "good salesperson," but that’s not the case at all. I have simply pursued volume relentlessly—far beyond what most people would even attempt—and have worked tirelessly to optimize efficiency at levels others might not dare. In essence, I have been living out a sports animeof sheer grit and determination.If I have any talent that sets me apart, it would be "building relationships with strangers"and "connecting people."These are the areas where I have a bit of confidence.In October 2021, I made a decision: to create a nationwide community of 1,000 business owners. Over the next year and a half, I brought 1,000 people together into a Facebook group. Throughout this journey, the question in my mind was always, "Who you work with matters more than what you do."This is likely why I have engaged in conversations with more than 7,000 people in total.When thinking about whoto work with, you inevitably have to ask yourself who you are.Sometimes, the people you want to connect with may not be warm toward you. And those you don’t particularly wish to connect with may treat you indifferently. Not every experience is positive.It’s easy to play the victim. But in the end, everything comes back to you. Their evaluation of you is simply a reflection of who you are right now.The only way to become someone chosenby others is to reflect on who you are today and take a step forward toward the person you want to be tomorrow. After all, others are also seeking the "who"in their relationships.That is why I continue to engage in dialogue every day, valuing each encounter and deepening each connection. I believe that through this accumulation, relationships of genuine trust are born.When people meet, business is created. Ideas emerge. The future unfolds.Ultimately, "what you do"comes afterward. What matters most is "who you work with."With that in mind, I look forward to embracing new encounters today as well.
18Mar
- 「ほとんどの情報はゴミ」—— 情報社会を生き抜くために
  ユヴァル・ノア・ハラリ教授の講演内容のニュースを見た。大きな衝撃を受けた。「ほとんどの情報はゴミ」という言葉は、情報過多の時代において、私たちがどのように情報と向き合うべきかを示唆している。日々流れてくるニュース、SNSの投稿、動画コンテンツ——そのすべてが価値あるものではない。むしろ、多くの情報は誰かの利益のために作られたフィクションであり、センセーショナルな内容ほど拡散されやすい。私たちは、自分が受け取る情報の質を疑い、「本当にこれは真実なのか？」と常に自問しなければならない。特に印象的だったのは、「痛みを伴う真実」と「心地よいフィクション」の対比である。人間は、自分にとって都合の良い情報を信じたくなる傾向がある。しかし、それが事実とは限らない。私たちは、自らのバイアスを認識し、意識的に多角的な視点を持つ必要があるのではないか。昔、こんな話を聞いた。悪天候が続くとテレビ局への苦情が増えると言う。また、ハラリ教授が指摘した「AIとアルゴリズムの影響」にも共感する。情報の拡散が加速する現代では、単にウソ情報が存在するだけでなく、アルゴリズムによって意図的に増幅される。SNSの仕組みが「真実」よりも「エンゲージメント」を優先する以上、私たちは情報の受け手としてリテラシーを高める責任がある。受け手の問題でもあると言うことだ。では、具体的にどうすればよいのか？　ひとつの答えは「情報を疑う習慣を持つ」ことだ。信頼できるソースか、一次情報にあたれるか、感情的な言葉で煽られていないか——そうした視点を持つことで、誤情報に振り回されるリスクを減らせる。また、AI時代に求められるのは「人間同士の信頼」であるという指摘も重要だ。情報社会において、私たちは技術に依存しすぎるのではなく、人と人とのつながりの中で真実を見極める力を養うべきだ。情報の洪水の中で、本当に価値のある知識を見つけ、活用できるかどうか——それが、これからの時代を生き抜くカギになる。人々が暗黙の裡に是としてきた情報源は次々と疑念の闇に埋没していく。情報を疑いその海に溺れず自分を持って判断することがますます求められるだろう。日々勉強是あるのみ。 "Most Information is Garbage" — How to Survive in the Information SocietyI came across the news about Professor Yuval Noah Harari’s lecture. It was a shock.The phrase "most information is garbage"serves as a crucial reminder of how we should approach information in this era of data overload.The news, social media posts, and video content that flood our daily lives are not all valuable. In fact, much of this information is fiction, crafted to serve someone’s interests, and the more sensational it is, the faster it spreads. We must constantly question the quality of the information we receive and ask ourselves, "Is this really the truth?"One of the most striking ideas was the contrast between "painful truths"and "comforting fictions."Humans have a natural tendency to believe information that aligns with their personal preferences. However, that does not necessarily make it true. We need to recognize our biases and make a conscious effort to adopt a multi-perspective approach. I once heard an interesting story—whenever bad weather continues for days, TV stations receive complaints from viewers.I also resonated with Professor Harari’s point about "the impact of AI and algorithms."In today’s world, misinformation is not just present—it is intentionally amplified by algorithms. Since social media platforms prioritize engagementover truth, we, as information consumers, have a responsibility to improve our media literacy. This issue is not only about those who spread misinformation—it also concerns those who consume it.So, what can we do about it? One answer is to develop the habit of questioning information. Is the source credible? Can we trace it back to primary sources? Is it emotionally manipulative? By maintaining these critical perspectives, we can reduce the risk of being misled. Furthermore, in the AI era, "trust between humans"is more important than ever. Instead of relying solely on technology, we must cultivate the ability to discern the truth through human connections.In this sea of information, the key to survival lies in identifying and utilizing truly valuable knowledge. The once-trusted sources of information are now gradually sinking into the darkness of doubt. The ability to question information, remain independent, and make sound judgments is becoming increasingly vital.Lifelong learning is the only way forward.

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