この下半期から、本社機能では「事業ゾーン制」という取り組みをスタートしました。
※常務のブログより
http://ameblo.jp/golfer/entry-11210884661.html 先週の経営本部マネージャー合宿にて議論を深め、週明けからは座席も事業ゾーンごとに組み替えて(法務と経理のメンバーがごっちゃになってます)、いよいよ本格稼働

その中で、我々財務経理室では、今まで連結/単体/税務・・・といった切り口で、
「事業横断/機能軸」で担当割をしていたところから、事業という切り口で機能面は横断で見てね、という、いわば
「機能横断/事業軸」で担当割をしなおします。
結果、ほとんどのメンバーが民族大移動ばりに業務引継ぎが発生するという、過去最大の大変革になりました。
※ちょっと盛ったかな 
典型的な、「言うは易し、行うは難し」状態です

・・・えーっと、これ、わかっててやりました。
経理の作業って一般的には機能軸で切った方が効率いいですし。
「事業ゾーン」というコンセプトはわかりやすいですが、実務に落としたら色々悩ましい点は出てきます。
まだまだ成長途上ですが、僕も社会人になってから10年ほど、ずーっと財務・経理畑にいますので、その辺の肌感は持ってるつもりです。
が、マイナス面は多々あれど、それでもやりきったあとのプラスのほうが大きい(社内用語でいうと、「プラマイ・プラ」)と考えましたので、あえてドラスティックにやりきることにしました。
これには
「会社の人として」と
「経理の人として」の両面で意図があるのですが、今日は、そんなお話を。 ※書いてたら、思ったより長くなりました。。汗。
■会社の人として我々の最大の強みは
「スピード」だと思っています。
そもそもスピードの早いこの業界で、これだけ色々な事業を展開していて、かつ規模も決して小さくない企業グループです。

そんな中、年度決算であっても月内に発表ができ、四半期報告書の提出に至っては国内No.1が十分手の届くところにある。
まだまだ高みを目指さねばですが、一定の成果は出せていると自負しています。
そんな我々のチームを誇りに思いますし、我々の強みはスピードだと、胸を張って言えます。
ただ、それをさらに上回るスピードで事業は変化・成長していて、各事業今まさに
勝負所
であれば、強みであるスピードを活かしながら、バックオフィスとして事業に少しでも貢献していきたい。だって我々、
「事業会社」にいるんですしね。
そう考え、
「事業貢献」を最重要課題と捉えると、これを達成することが大目標。
目標達成のために何かを「捨てる」ことは効果的、とはよく言われる話ですが、今回何を捨てるのがいいかと考えると、
「色々な事業」と
「規模」じゃないかと。
「色々な事業」
・・・コングロマリット・ディスカウントじゃないですが、色々な事業モデル/商流を捉えながら業務を進めていくのって、一つに集中できない、という意味で大変です。色々なことが見られて楽しいんですが。
「規模」
・・・シンプルに、量が増えたら大変です。
ということで、これら2つを捨てて、事業貢献により体重を乗せられる策は、ということで出てきたのが「事業ゾーン制」。タテワリです。
「タテワリ」だけが先行すると、「全体が見えなる」とか心配な面がどうしても気になっちゃいますが、あくまで
「事業貢献」のための「選択と集中」だよねってことが土台にあれば、理にかなった作戦かなと。
そんなわけで、事業ゾーン制を推し進めております。
■経理の人としてちょっと「会社」の視点から離れて、イチ経理マンとして思うこと。
一般的な「財務・経理」の業務(決算を締めて、入出金を管理する)って、以下の2つの視点から、将来的にはレッドオーシャンな市場だと思っています。
・専門性・・・専門性を突き詰めると「会計」「税務」の知識をどこまで強化するか、というところですが、これらのトップには「会計士」「税理士」というハイレベルな専門家の方々がいて、そこと争わなければいけない、というのが終着点。
・標準化・・・経理の処理を突き詰めると、必要なことは「何らかのルールに従い、正しく」処理することなので、誰でもスピーディーできる「標準化」された状態に持っていくことが理想形。
そこに持っていく過程はとても大事で、それができることは付加価値につながります。
が、本当に「誰でもできる」状態にできたら、ここから差別化しようと思うと「コスト戦争」にならざるを得ません。製造業で起こったことと、本質的には同じかなと。
理解したうえでハラを括れば戦えない市場では決してないと思うのですが、
気がついたら「ここでしか戦えない」状態になってしまった、というのは避けたいなと。
自分自身はもちろんですが、チームのメンバーはなおのこと。
じゃあどうするかというと、せっかく事業会社にいるので、より
「事業」で活躍できる力を身に着けたほうがいいかなと思っています。
もちろん経理という「専門性」が第一の武器になることは間違いないのですが、それを活かして、
「新しい事業アイデアを業務フローに落とし込めるので、事業立ち上げに貢献できる」とか、
「専門家とのネットワークがあり、ちゃんとコミュニケーションできる専門性があるので、いざというときにスムーズに専門的なアドバイスが引き出せる」とか、
「経理・法務など幅広く知見があって、困ったときにはとりあえず何とかしてくれる」とか。
そんな人になれるといいんじゃないかと。
こうなるためには当然経験を積むことが必要ですが、少しでも多くの経験を積める環境としては、「機能軸」よりも「事業軸」の役割分担のほうが有利だと思います。
(立ち上げ時期のベンチャー企業の管理まわりを一人で切り盛りする人と、大企業で経理部員もたくさんいて、ある科目の担当になっている人、のどちらにそういったチャンスが多いかをイメージしてもらうとわかりやすいかなと)
個人のキャリアという視点でもウエルカムな施策かなと思い、
事業ゾーン制を推し進めております。
■まとめ大変長くなったのでサラッといきますが、そんなわけで、
「色々あるけどチャレンジして損はないので、やってみよう」と思ってます。
現状を壊して新しい型を創っていく、Creativeな経理っぽくていいかなって。
※一度言っときたかっただけ。大変ですが、頑張りましょう!