【淀工グリー定演】第32回淀川工科高校グリークラブ定期演奏会レビュー(2018.1.21)
淀工グリー、まさかの第32回定演

前回更新からだいぶ時間が経ちましたが、今日淀工グリーの定演に行ってきました。
今回もほぼ満席でした。
本来、今日は最後の演奏会になる予定でしたが、「まさかの 第32回定期演奏会」と銘打って行われました。
(開演アナウンスも「まさかの定期演奏会」でした)
冒頭から高嶋先生の謝罪が。
実際3月で部員がゼロになってしまい、部室の片付けを3日かかりで行ったそうです。
そんな4月、1年生の一人の男子が合唱が好きで、「淀工グリーに入りたい❗️」と言ったそうで、そこから1年生が合計3人揃い、グリーの存続が決まったそうです。
まさにゼロからの再出発。
とはいえ、3人とも素人で音取りもままならず、甲子園の「栄冠は君に輝く」を「純粋だからすぐに1つの音になるから」と断りを入れてユニゾンで披露。
確かにまだ声が出ていない感じでしたが、すでに音色は淀工トーンでした。
うーん、声って不思議😯
開始10分くらい、会場は終始笑いに包まれました。
ということで、プログラムを振り返ります。
大阪府立淀川工科高等学校グリークラブ 第32回定期演奏会
1ステージ
- 「栄冠は君に輝く」(小関裕而)※1年生3人
- 「ひばり」(木下牧子)
- 「ロマンチストの豚」(木下牧子)
- 「きんいろの太陽がもえる朝に」(木下牧子)
- 「さびしいカシの木」(木下牧子)
メンズウィードU30メンバーで木下牧子さんの組曲が披露されましたが、メンズウィードにも西城陽高校のOBや淀工グリーのOBの息子さんが入りました。
「さびしいカシの木」は昨年の定演で最後の3年生が一人で歌い、感動をよんだ曲。
今日は大勢のメンバーでの披露でした。
2ステージ
- 「22才の別れ」(石若雅弥[編曲])
- 「群青」(谷村新司)
- 「ヨーデル食べ放題」(リピート山中)
- 「素晴らしき人生」(瑞慶覧尚子)
「22才の別れ」は「暗くて泣きたくなる合唱曲集」というユニークな名前の曲集から。
知らない曲かと思ったら知ってました。フォークソングと相性いいですね。
「群青」はあの「群青」ではなく映画の主題歌から。
これも昔の映画なのになぜか知ってました。
「ヨーデル食べ放題」では高嶋先生のソロも。
そして「素晴らしき人生」はこの定演が初演。
淀工グリーが本来は最後の演奏会となることで、高嶋先生が書き溜めたネタを瑞慶覧さんにお願いして曲にしたもの。
「18歳は暴走するけど、81歳は逆走する」といった、そういうネタを集めたものです。
会場には瑞慶覧さんが訪れていて、ステージ上で制作エピソードを高嶋先生と掛け合い漫才のように披露。
「大阪なのでもっとズッコケたりやって欲しい」なんていうリクエストもあったそうです。
それにしてもよく曲にまとめたものです。
やはり会場からは笑いが。
3ステージ~コンクール報告演奏~
- 「主よ、あなたにお願いします」(プーランク)
- 「今年」(松下耕)
全日本合唱コンクールの報告演奏。
休憩明けでじっくり聴かせました。
「今年」は前も書きましたが、どの「今年」とも違う「今年」です。
終盤にかけてレクイエムを聴いているかのようでした。
隣の年配の女性は号泣されてました。
ちなみに2018年版のことプロもいい感じです。ぜひ。
▲【2018】今年(詩:谷川俊太郎/曲:松下耕) / 今年を歌おうプロジェクト・ヴァーチャルクワイア
4ステージ
- 「夕暮れ」(石若雅弥)
- 「春」(信長貴富)
- 「八木節」(松下耕)
- 「群青」(信長貴富[編曲])
- 「ファイト❗️」(中島みゆき)
「夕暮れ」、いい曲ですね。
石若さんは会場に訪れたかったそうですが、別の演奏会の本番が重なったそうで、会場には淀工グリーファンの石若先生のお父様が。
「春」は今年度の全日本の課題曲です。
「八木節」は淀工グリーにとってチャレンジだそうです。
そして「群青」はあの「群青」です。
淀工グリートーンで聴くとまたいいですね😢
そして定番の「ファイト❗️」。
初演は阪神大震災の前日だったそうです。
やるたびに少しずつ演奏が変わるそうで、切符を燃やす部分は今回は有村架純をイメージしたそうです。
▲第34回定期演奏会より
アンコール
- 「マイ・ウェイ」
今年は3年生がいないので、3年生を送るメッセージも「高校3年生」もありませんでした。
とはいえ、1年生が3人入ったことで、第34回まではほぼ開催が保証されました。
来年は淀工グリー40年目ということで、どんな定演になるのか❓️
部員は増えているのか❓️
楽しみです😁
合唱好きが集まるブログはここ
![]()
にほんブログ村
【Nコン2017】最終日は全国コンクール中学校の部!AKB48登場/小学校の部は連続金賞タイ記録
その前に昨日の結果が更新できなかったので、
まずは審査結果から。
第84回NHK全国学校音楽コンクール 小学校の部 審査結果
金賞
日野市立七生緑小学校(東京)銀賞
港区立白金小学校(東京)銅賞
郡山市立朝日が丘小学校(福島)
下関市立勝山小学校(山口)
遂に小学校の部の連続金賞記録である
5年連続の記録に七生緑小学校が並びました。
その5年連続金賞のタイ記録を持つ
丸山久代先生率いる白金小学校が銀賞です。
もうコンクールという緊張する場ではなく、
のびのび演奏できる演奏会を用意したいくらいです。
おめでとうございます。
なお、シードブロック2校目は今年も現時点で不明です。
東北ブロックか中国ブロックの成績上位校となります。
昨年は東北と中国で、成績上位の中国がシードとなりました。
録画で見ましたが、小学校の部も楽しい進行で、
例年より高校も小学校もいい感じです。
最終日、中学校の部も期待してます。
来年度の担当者も発表されています。
詩人、童話作家の工藤直子さん。
課題曲担当は3度目です。
工藤さんらしい詩のようなメッセージが
Nコンのホームページで紹介されています。
それでは今日の中学校の部を。
第84回NHK全国学校音楽コンクール 全国コンクール「中学校の部」
放送概要
放送日時
2017年10月9日(月) 午後2:00~午後5:00(180分)[Eテレ]司会
横山由依(AKB48)、塩澤大輔アナウンサー出演
AKB48合唱選抜メンバーリポーター
ニッチェ語り
斉藤壮馬全国コンクール演奏順
(1)[混声] 郡山市立郡山第二中学校(福島)
自由曲:混声合唱のための“地球へのバラード”から「地球へのピクニック」
谷川 俊太郎:作詞
三善 晃:作曲
(2)[女声] 名古屋市立桜山中学校(愛知)
自由曲:無伴奏女声合唱による奄美島唄“うたつむぎ・おとつむぎ”から「糸繰り」「一切朝花」
奄美島唄:作詞
信長 貴富:編曲
(3)[女声] 武庫川女子大学附属中学校(兵庫)
自由曲:無伴奏女声合唱のための“星翠譜”から「オリオンは西に移りて…」「南天の蝎よもしなれ…」
宮沢 賢治:作詞
鈴木 輝昭:作曲
(4)[混声] 札幌市立あいの里東中学校(札幌地区)
自由曲:混声合唱とピアノのための“印象”から「角を吹け」
北原 白秋:作詞
市原 俊明:作曲
(5)[混声] 町田市立鶴川第二中学校(東京)
自由曲:混声合唱のための「日本の仕事唄」
松下 耕:作曲
(6)[女声] 安田学園安田女子中学校(広島)
自由曲:無伴奏女声合唱による“コルシカ島の2つの歌”から「O Barbara furtuna(ああ、なんと酷な運命か)」
コルシカ島の伝承歌:作詞
信長 貴富:編曲
(7)[女声] 高知学芸中学校(高知)
自由曲:女声合唱とピアノのための組曲“獅子の子幻想”から「都の春」
蓬莱 泰三:作詞
鈴木 輝昭:作曲
(8)[女声] 熊本市立帯山中学校(熊本)
自由曲:女声合唱とピアノのための組詩篇から「緋桜」
与謝野 晶子:作詞
鈴木 輝昭:作曲
(9)[女声] 大妻中野中学校(東京)
自由曲:「僕が守る」
銀色 夏生:作詞
上田 真樹:作曲
(10)[女声] 会津若松市立第四中学校(福島)
自由曲:女声合唱とピアノのための“犀星緋歌”から「朱の小箱」
室生 犀星:作詞
鈴木 輝昭:作曲
(11)[女声] 豊島岡女子学園中学校(東京)
自由曲:女声合唱曲集“妖精の市場”から「銀の色」
W.デ・ラ・メア/吉田 映子(訳):作詞
横山 潤子:作曲スペシャルステージ
「願いごとの持ち腐れ」
秋元 康:作詞
内山 栞:作曲
AKB48
「365日の紙飛行機」
秋元 康:作詞
角野 寿和/青葉 鉱季:作曲
横山 潤子:編曲
(混声)スペシャル合唱団、(指揮)金田 典子、(ピアノ)斎木 ユリ全体合唱
課題曲:「願いごとの持ち腐れ」
秋元 康:作詞
内山 栞/横山 潤子(編):作曲
横山 潤子:編曲
(混声)全員合唱、(指揮)野本 立人、(ピアノ)斎木 ユリ
番組最後に来年度の担当者が発表されますが、
来年の担当者は誰になるのでしょうか?
今年、色々騒動めいた感じになったので注目ですね。
オリコンランキングを眺めながら、3人挙げてみます。
・星野源
・RADWIMPS
・福山雅治
自作できそうなのを挙げてみましたが、
どの予想も決め手に欠ける感じが。
番組の最後まで目が離せません。
Amazon(送料無料)
Nコン2017楽譜予約小学校の部
作家の宮下奈都さんによる課題曲です。中学校の部
秋元康さん提供で、AKB48により歌われる課題曲です。高等学校の部
マルチタレントのリリー・フランキーさんによる課題曲です。
合唱好きが集まるブログはここ
にほんブログ村

