【Nコン2024】結局、どちらの「鮎の歌」が好みだったのか❓️

「鮎の歌」どちらが好みでしたか❓️
ちょっとしつこいかもしれませんが、全国コンクールで「鮎の歌」が2校も聴けるなんてことはそうそうあることではないので、結局どちらの学校の「鮎の歌」が好みだったのかについて書いてみたいと思います。
「鮎の歌」が令和の全国大会で聴けたという尊い“事件”
まず、2校の先生方と子どもたちに感謝です。
こんなに感動的で極上な「鮎の歌」が聴けて耳が幸せでした。
2校とも子どもたちが自身で考え、どう表現したいのか、その想いが隅々まで見えました。
先生方もこの選曲はある意味挑戦だったのではないかと思います。
地区大会の音源しか聴けていませんが、どちらの学校もまだ発音を発語にまで落とし込めてない感じがややありましたが、全国コンクールでは情景が目に浮かぶような表現に脱帽でした。
2校の「鮎の歌」を比較する
2校の特色をひと言で言えば、「表現の平山」「美声の黒沢尻北」だと思います。
平山小学校の「鮎の歌」
まず平山に関しては、学校紹介で「鮎の歌」を細かく研究されているのがよくわかりました。
歌詞の舞台を絵にしたり、鮎の歌マップ、薄紫色のイメージ(?)、登場する川について等、さすがです。
あと調の変化も部員たちで共有しやすいように「ヘ長調:平和、やさしい」「ト長調:活発、明るい、少年」等、書いてありました。
課題曲だけしか紹介されませんでしたが、練習法も的確でしたね。
身体全体を使って音楽を表現する練習(これはどこの学校もやってほしい)は、課題曲中の振り付けがそのためだけにつけたわけではなく、日頃の活動から生まれたものだということがわかりました。
音階唱や母音唱も創立間もない合唱部にとっては基礎力をつけるのにはピッタリです。
「鮎の歌」の中で1点気になったのが、伴奏はほぼ常に川の流れを表現していると思うのですが、速いパッセージの部分でブレーキがかかったようになるのが、発語を入念にすることを優先させたためなのか、個人的にはこの場面の鮎のしなやかな動きが途切れる感じがしました。
これは黒沢尻北にも言えることでしたが、先生方の強い意図があるのかもしれないので、あくまで私の感想です。
終盤をあんなに情感たっぷりで気持ち良さげに歌う演奏は初めてでした。
子どもたちの全身的共感がひしひしと伝わってきて目頭が熱くなりました。終結部の「うー、たー」の「うー」の部分をコンマ数秒少し引っ張った方が余韻が残る気がしましたが、これも好みの問題。
全体的に小学生らしいのに、小学生とは思えない表現の幅に舌を巻きました。
黒沢尻北小学校の「鮎の歌」
そして黒沢尻北です。結果は銅賞ですが、平山より劣っているとかそういうことはないと思います。
まず印象的なのがソプラノの美声。この美声を生かすためにこの曲を選んだのではないかと思うくらいしびれる美声でした。
そのソプラノですが、県大会の段階でやや一本調子に聴こえましたが、全国大会ではそんなことは一切ありませんでした。おそらく縦書きの詩をいま一度読み込み直したのではないかと思います。
この美声に対してやや低音部が弱いのかなという気はしました。音色を寄せるか数を増やすか、何かしらあればもっと魅力的に聴こえる気がします。全日本合唱コンクールでも「鮎の歌」だそうなので、今度は人数制限がなくなるのでさらに魅力的な「鮎の歌」になると思います。
速いパッセージの停滞感が気になるのは平山のときに書きましたが、黒沢尻北はややその部分が発語ではなく発音っぽく聴こえるのが気にかかりました。
「鮎の歌」には曲の頂点となる部分が2つあると思うのですが、1箇所目が「川をのぼることだけが鮎のいのち」、2箇所目が終結部。
1箇所目は鮎にとっては一生のピークの部分だと思うので、そこから短い一生の終わりに向けて鮎が動き出す部分につなぐには弱いのかな、という気がしました。
ただ、終結部の「鮎の歌」に関しては文句無しで、平山より好みでした。美声も生きたと思います。
ということで、想い入れが深い分、勝手な想いを述べまくりましたが、課題曲を含めてこの2校の演奏は聴きまくってます。
なんなら一緒に口ずさんだりもしています。
なので、どっちが好みだったのかというのは私にとってはナンセンスなことでした。
最後に…
最後に、先生にとっては古い曲でも、子どもたちにとっては新しい曲のはずなのにこれまで埋もれてきた名曲が再び日の目を浴びた今年の小学校の部は、今後も心に残ると思います。
しかも、小学校の合唱界を引っ張ているお二人の先生方による意欲的なチャレンジです。
昭和・平成の合唱OB・OGたちも大喜びだと思います。
本当に、本当にすばらしい「鮎の歌」をありがとうございました。
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