【Nコン2024】「審査基準」を理解すれば全国コンクールはもっと楽しめる❗️ | Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】

【Nコン2024】「審査基準」を理解すれば全国コンクールはもっと楽しめる❗️

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今日からNコン2024、全国コンクール

 

今日から全国コンクール。

3日間連続して、3時間の全国生放送で合唱の魅力をアピールできる絶好の機会、それがNコン。

 

しかし、SNSを見ていると毎年のように「審査がおかしい」という声が聞こえることがあります。しかしそのほとんどがNコンの「審査基準」を知らないことによるもの。

そもそも「審査基準」を明確に提示しているのは学生向け合唱コンクールではNコンのみ。 なので、出場する側もコンクールを見る側も、確認しておくべきことだと思います。

 

全国コンクール前にその「審査基準」を確認しておきたいと思います。

 

 

全国コンクールの前に確認

 

🔷教育事業として、参加各校の音楽活動の多様性を尊重し、演奏内容を特定の演奏技術に偏ることなく総合的に評価します。


観点としては以下のようなことが挙げられます。

  • 音程や各パートの役割とバランスに気をつけて歌えているか。
  • 適切な速さとリズム、フレーズを意識してまとまりのある演奏ができているか。
  • 美しい響きを出すよう発声が工夫されているか。
  • 歌詞と譜面をよく読み取って表現しているか。
  • 意欲と感動をもって歌えているか。


🔷自由曲については選曲面も考慮して評価します。
🔷伴奏つきの楽曲においては、合唱を重視して評価します。
🔷課題曲と自由曲の配点の比率は1:1です。

 

一番大きいのは、「音楽活動の多様性を尊重」「特定の演奏技術に偏ることなく総合評価」の2点だと思います。

パッと聴いて「よく揃ってて声も美しい」という技術的な理由だけでは評価されないということ。

特に「選曲面も考慮」「課題曲:自由曲の評価は1:1」という点は忘れがちです。

 

続いて、過去のNコン(50回~60回)で審査員に配られた「審査にあたってのお願い」を見てみます。

(古いものしかありませんが、現在もそこまで大きく変わるものではないと思います。)

 

 

NHK全国学校音楽コンクールは、第51回コンクールという新しい歴史のスタートを機会に、学校合唱の底辺を広げ、多様な合唱活動を育てるコンクールを目指して、粧いを新たにして再出発することになりました。これは、ややもすれば、競争第一主義に陥りがちなコンクールを是正し、学園の豊かな音楽生活を育てる方向を明確に打ち出そうという趣旨に基いています。

 

NHK全国学校音楽コンクールは、学校における音楽教育、とくに合唱活動を育成しようという目的で運営されています。この目的を達成するため、審査員各位は次の諸点に留意し、慎重・公正な態度で審査に臨んでいただきたいと思います。

 

(第51回の審査員へのお願いのまえがきより)

 

教育事業として

  • 審査の対象としては、参加校の音楽内容であるということはいうまでもありませんが、コンクールの目的に鑑み、これに教育的な配慮も加えていただきたいと思います。(“教育的な配慮”という表現は、“学校における望ましい合唱”を選び出すという意味に読み替えていただいても結構です。)(第50回)
  • 実際の評価では、技術面を過大評価することなく、児童・生徒の活動全体を総体的に見ていただきたいと思います。これは音楽評価の中に、教育的立場からの評価を十分に織り込んでいただきたいということです。(第51回)
  • このコンクールを通じ、最も望ましい日常の音楽活動を行っている学校を選する(第52回)

 

音楽活動の多様性を尊重

  • 参加校の様々な表現上の工夫をできる限り積極的に評価していただきたい。大胆な工夫や意欲的な試みなどについては、それらが不自然なものでない限り、それぞれの独自性や創造性を尊重していただきたい。(第52回)

 

特定の演奏技術に偏ることなく総合的に評価

  • 音楽内容についてのさまざまな要素、すなわち表現・発声・アンサンブルなどについても、一部分だけを過大評価することなく、全体をトータルな観点から見ていただきたいと思います。(第50回)
  • 演奏評価については、表現・発声・アンサンブルなどの一部分だけを、また、若干のミスなどを過大に評価しないことをお願いいたします。(第51回)
  • このコンクールは、ややもすると児童・生徒よりも指導に当たる先生のコンクールという傾向に陥る恐れがある。できるだけ児童・生徒達の演奏態度や表現意欲にも目を向けて、その内容について積極的な評価を与えて頂きたい。(第52回)
  • 優れた音楽活動を示した学校を選奨、しかし技術面の過大評価はせず、技術面の吟味は当然のことながら、若干のミスなど過大評価しない生徒の演奏態度、表現意欲に目を向ける。(第60回)

 

自由曲については選曲面も考慮

  • 楽曲の芸術性の追求だけを目的にして、自分たちの合唱グループの性格や力量に合わない楽曲を選ぶというのは、あまり好ましいものではない。また、このコンクールは、審査員だけではなく、一般の方々に聴いてもらうための催しでもある。(第52回)
  • 選曲の曲の部分省略が不自然でないか(第60回)

 

Nコンは技術評価に加えて、音楽活動の面を大きく見ているというのがよくわかると思います。

これはコンクールという性格上、単なる技術の競争に陥りがちなのを牽制する意味合いがあると思います。

金賞校や入賞校は特に全国の学校に与える影響が大きいので、上記のお願いはどれも重要だと思います。

 

Nコンは「合唱コンクール」という性格に加え「豊かな音楽活動を選奨する」意味合いが強いと思います。

中学生であれば「中学生の割に頑張った演奏」ではなく、「中学生だからこそ生み出せた演奏」が評価されるといっても過言ではないと思います。
 

ぜひお茶の間審査をする際には、これらを頭に入れて見てみるとより楽しめると思います。

 

 

 

Nコン2024全国コンクール高等学校の部

 

 

  放送時間

 

10月12日(土) 午後1:50~5:00(Eテレ)

 

 

 

  出場校(演奏順)

 

(1) 岡山県立岡山城東高等学校 中国ブロック(岡山県)
RIVERS OF LIGHT(光の川)
作詞:C.F.ホール/F.ナンセン、作曲:E.エシェンバルズ

 

 

(2) 青森県立八戸東高等学校 東北ブロック(青森県)
女声三部合唱組曲「確かなものを」から

作詩:高野 喜久雄、作詞:髙田 三郎
 

 

(3) 香川県立坂出高等学校 四国ブロック(香川県)
アンソロジーⅠ ―女声合唱とピアノのための―
~序・泣いているきみ~
作詞:寺山 修司/谷川 俊太郎
作曲:三宅 悠太

 

 

(4) 大妻中野高等学校 関東甲信越ブロック(東京都)
風のうた
作詞:安水 稔和、作曲:三宅 悠太

 

 

(5) 北海道帯広三条高等学校 北海道ブロック(十勝地区)
女声合唱とピアノのための組曲「女に 第1集」から
こぶし/なめる
作詞:谷川 俊太郎、作曲:鈴木 輝昭

 

 

(6) 専修大学松戸高等学校 関東甲信越ブロック(千葉県)
Harukaze(春風)
作詞:R.M.リルケ、訳詞:富士川 英郎、作曲:土田 豊貴

 

 

(7) 愛知県立岡崎高等学校 東海北陸ブロック(愛知県)
2群の混声合唱のための「光・三首」から
匂い
作詞:宗 左近、作曲:松下 耕

 

 

(8) 清泉女学院高等学校 関東甲信越ブロック(神奈川県)
女声合唱とピアノのための

作詞:辺見 庸、作曲:信長 貴富

 

 

(9) 武庫川女子大学附属高等学校 近畿ブロック(兵庫県)
夕暮 ―女声合唱とピアノのための―
作詞:谷川 俊太郎、作曲:土田 豊貴

 

 

(10) 鹿児島高等学校 九州・沖縄ブロック(鹿児島県)
混声合唱とピアノのための「愛の天文学」から
愛の天文学
作詞:寺山 修司、作曲:土田 豊貴

 

 

(11) 福島県立会津高等学校 東北ブロック(福島県)
混声合唱とピアノのための
pray
作詞:萩野 なつみ、作曲:宮本 正太郎

 

 

  コンクールのみどころ

 

課題曲は、歌人の俵万智さんが作詞、松下耕さんが作曲した「明日(あした)のノート」。

ゲストMCを担当するのは、ミュージカル俳優の山崎育三郎さん、そして課題曲作詞を手がけた俵万智さんが登場❗️

 

審査中のスペシャル・ステージでは、俵さんとコラボしてNコン・ホームページで4月から開催してきた短歌「付句」企画を紹介するほか、山崎さんが高校生のために贈る歌を披露する。

さらに全国出場校の代表生徒による一期一会のスペシャル合唱団が山崎さんの曲「誰が為」を大合唱する企画も。コンクール最後は、会場一体となって歌う、課題曲の全員合唱で感動のフィナーレを迎える。

 

 

  ゲスト司会

 

山崎育三郎(ミュージカル俳優)

 

 

  司会

 

佐藤あゆみアナウンサー

 

 

  高等学校の部審査員

 

  • 松下 耕(作曲家)
  • 髙嶋 みどり(作曲家)
  • 清水 雅彦(指揮者)
  • 名島 啓太(指揮者)
  • 本山 秀毅(指揮者)
  • 望月 哲也(声楽家)
  • 片桐 あかね(全日本音楽教育研究会高等学校部会長)

 

 

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