【Nコン2013】第80回NHK全国学校音楽コンクールの感想と審査講評~より感動を、より多彩に | Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】

【Nコン2013】第80回NHK全国学校音楽コンクールの感想と審査講評~より感動を、より多彩に

まだ今年の感想を書いてませんでしたが、
12月号の「教育音楽」に講評が掲載されたので、
その一部要約とともに感想を。

誌面には各校ごとの審査講評が掲載されています。
要約もニュアンスが異なるかもしれません。
ぜひ誌面をご覧ください。


教育音楽 小学版 2013年 12月号
教育音楽 中学・高校版 2013年 12月号



◎七生緑小の初の金賞。
昨年のアカペラの自由曲も見事で、
今年は満を持しての金賞と感じた。
◎トップバッターの金賞は
平成15年の大岡山小以来の快挙。
歴代でも数える程度しかない。
◎歯切れのよい軽快な歌声は
ここ数年の金賞校の中では
個人的に一番の好みなので嬉しい。
◎2年連続4校が同一曲という現象は、
やや首を傾げたくなった。


◎各々の学校に個性があり、
特に自由曲に現れた。
これが課題曲にも現れれば…
◎自由曲の研究の深さを
課題曲にも注がれたい。
◎各校に合う選曲であったが、
さらに広い範囲から選ばれると
特長や個性が生かされなおよい。
◎賞を決める音楽の戦いであっても、
心に届く演奏を常に目指すこと。


◎発音がはっきりしていて歌詞がよく伝わる。
◎課・自ともによく曲の研究がされている。
◎言葉の一つ一つから来る表現が
音楽にも表れているのが印象深い。
◎緩急どちらでも常に前進する
エネルギーがあふれる演奏だった。


■所感
やはり選曲の幅については、
審査員からも指摘が出ましたね。
学校に合った選曲であっても、
その学校の個性をさらに発揮するには
もっと広い範囲から選ぶんだ方が良い、
という指摘のようです。
これは同感です。
金賞校の自由曲「樹形図」は新曲ですが、
これはブロックの時から気に入って、
何度も聴いていた楽曲でした。
来年以降流行りそうな感じがしますが、
歌える場はコンクールだけではないので、
広い範囲からの選曲を期待したいです。



◎豊島岡女子中の初の金賞。
◎久々の日本の合唱曲の金賞。
外国語曲・難曲でないと優勝できない、
という風潮を打ち破ってくれ、
よい方向性を示してくれたと思う。
◎金賞校は課題曲・自由曲ともに
他校より共感・感動があったと思う。
私も一番気に入った。
◎郡山の2校が同時入賞は快挙。
ただ、両校とも課・自で2曲連続
ミサ曲を聴いている感じだった。
(良し悪しではなく)
◎4年連続優勝経験のある郡山二中は
欲を言えばそろそろ選曲面で
別の魅力も見てみたい。


「技術の極みから感動へ」
◎「楽譜をどれだけ深く読み込むか」が重要。
テンポ・表情・ディナミーク等の指示を
しっかり見極めた演奏が感動につながる。
ポップスという言葉に振り回されない勇気も必要。
◎自由曲は選曲が命。
「この曲なら自団の長所を聴き手に届けられる」
くらいの信念が必要。
◎難曲の超絶技巧を伴うアプローチは
大変に価値のある尊いことではあるが、
中学生にとってより大切なのは、
「自ら音楽に感動する体験、
それぞれに声を載せて伝える喜び、
それらが直接彼らの中で生きる力となる」
これに尽きる。


◎第一声からの美声に魅了された。
◎各人が自主的にのびのびと歌っていながら、
「全体を調和させる耳」が働いていることが伝わる。
◎課・自ともに言葉の扱いやフレーズ進行が自然で、
艶のある響きとシンクロした演奏は芸術への志向を感じる。
◎ソプラノのわずかな不揃いにご留意を。


■所感
昨今の難曲志向の在り方に注文がつきました。
これは賛否があると思いますが、
この考えが正解というわけではなく、
そういう考えの審査員が多い、と
捉えるのが良いと思います。
ただ、個人的にはこの講評に賛成です。
また、久しぶりの日本語曲の優勝は、
偏りがちだった昨今の同部門の選曲に
良い方向を示してくれるのを期待します。



◎幕張総合高校の2年連続の金賞。
連続優勝は安積黎明高校の8連覇以来。
◎男声の登場は心から歓迎したい。
これだけコンクールの雰囲気を変えるとは驚き。
爽やかな好演に感謝したい。
◎選曲を見ているだけで楽しめるのは、
コンクールでなくても楽しい。
来年以降も新旧織り交ぜた
幅広い、多彩な選曲を期待したい。
◎高等学校の部は団体ごとの
突出した個性も見えてくる部門なので、
賞を決めてしまうのが惜しく感じる。
特に今年はそう感じた。


「多義性への森へ」
◎課題曲の性格がさまざまな読み取りを
積極的に許すものであったのは
贈り物であり、ある意味厳しさであった。
◎表現が一つの意味に固執してしまいがちだが、
コンクールであっても芸術表現は意味の多層性、
多義性へ自ら踏み込まなければならない。
◎芸術表現がより人間としてあるべき姿へ
向かうための場であって欲しい。


◎課題曲は細部まで詰めてあり、
それが全体と呼応しているのが素晴らしい。
自由曲は感情が音楽の運動に投影され、
名曲の姿がしっかりと現れていた。
◎みずみずしい仕上がりで、感動を呼んだ。
◎高い表現力での金賞獲得。


個人的に好きな団体なので、
宮崎学園高等学校の講評も。
最後の一文はかなり同感です。
今年もしびれました。
何度も繰り返し聴いてます。

◎同じ課題曲でもこの合唱団からは
歌心とそれに載せた気持ちが色濃く飛び痺れる。
◎自由曲も深い表現で、
聴き手の心を鷲づかみにするよう。
◎細部をさらに精密に仕上げることは
可能かもしれないが、それにこだわりすぎず、
生きた音楽をすることは貴い。


■所感
高校生のコンクールともなると、
いかに団体のカラーを出すかが
賞の色にも影響することを痛感します。
特に近年は実力が拮抗しているので、
選曲を含め、団体の特色が大事だと思います。
それにしても今年のコンクールは
新旧多彩な選曲に男声の登場、
一番楽しめた部門でした。



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