【Nコン2013】北海道ブロック・東北ブロックの審査講評 | Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】

【Nコン2013】北海道ブロック・東北ブロックの審査講評

昨年からNコンon the Webに
ブロックコンクールの講評が
掲載されなくなったので、
講評の映像が公開されているうちに
記録として掲載しておきます。
意外に長くなったので、
今日は北海道と東北を。

聞いて書き起こしたものなので、
ミスや抜けなどがあるかもしれません。
ご容赦ください。

東北がやや厳しめですが、
レベルの高い合唱王国がゆえ、
次のステージへの期待を込めた
講評だと思います。
ただ楽譜を再現するだけでなく、
何かを生み出す、感動を呼び起こす演奏を
選曲を含めて期待されています。



■北海道ブロックコンクール審査講評
【小学校の部(五十嵐修)】
◎フォルテの扱いが少し雑な印象。
◎ピアノの部分は、支えが弱いのか音程が下がる。
◎大きな声で音楽を作るだけになってしまわない。
◎胸声(地声)で大声を出してしまうと、
頭声に移る場合に上手くつながらない。
◎地声が悪いわけではないが、
地声で頑張りすぎると表現のプラスにはならない。
◎胸声から頭声へのつなぎ方の練習・研究を。
◎母音の「ウ」がつぶれた感じになっている。
母音の統一感・響きの統一を。
◎「N」「M」の子音が薄くなると歌詞が聞き取れない。


【中学校の部(清水昭)】
◎少人数で頑張っていた団体は嬉しかった。
◎選曲の良い団体も多かった。
◎女声のやや浅い声が目立つ。
◎母音をしっかり伸ばさずに、
切れたようなフレーズの作り方で、
フレーズがつながらない演奏があった。
◎課題曲は試行錯誤の上で出た答えだ、
と聴き手にわかりやすく伝えた方がよい。
◎ピアノ伴奏付きの曲は、
ピアノ・歌・指揮の調和の取れた演奏を。


【高等学校の部(鈴木輝昭)】
◎選曲がバラエティに富んで楽しめた。
団体の性格に合った選曲だった。
◎女声合唱は平均して高音域の音質がやや硬い、
無理がある傾向にある。
◎女声のフォルテは表現が過多になり負荷がかるが、
音楽的なサウンド作りの工夫を。
◎混声はその団特有の個性をもう少し聴きたかった。
やや重めで暗めの似た傾向の団体が多い。
◎表現しようという思い入れが、
構成のバランスを欠くことも。
◎表現・表情を作るために、
音楽の流れを阻害することがある。
音楽の持続を大切にする。
◎音楽の3大要素の「リズム」は重要で、
言葉に持って行かれて本来の姿を失ってしまうのは
音楽の流れが見えなくなる。
どちらかに偏ることのないように。




■東北ブロックコンクール審査講評
【小学校の部(長谷川久恵)】
◎曲に向かう真摯な姿勢は素晴らしい。
◎和声の流れ、和声感、和声の響きを大切に。
◎本当にその曲を愛して歌っているのか?
◎どんな曲・フレーズにも色の差、
気持ちの差がある。
歌の基本のレガートとともに、
細やかなニュアンスを大切に。
◎母音の統一がない学校が多い。
鼻濁音がきちんとされていないのが目立つ。
◎前に出る団体は喉声、
奥を開けている団体は声がこもる。
◎決めるべき和音を決めて欲しい。
◎テンポが不安定なところがあった。
指揮やピアノがサポートすること。
◎低声・高声、フォルテ・ピアノ、
母音のトーンの色を揃える。
フォルテで怒鳴らない。
◎曲に向かう真摯な姿勢が行き過ぎて、
表現方法が作為的になったり、
声を作りすぎたりすることが悪い癖になる。
◎いつでも初心に帰れるように、微調整を行う。
小学生は作為的ではいけない。
健全かどうか大人が注視する。


【中学校の部(黒澤吉徳)】
◎レベルは高いし、整理はされているが、
魅力はあるか?曲の味を出しているか?
◎整理されているのが音楽性なのか?
何を生み出すかが大事では?
◎「立派」「素敵」で終わる学校が多く、
(合唱王国の)東北としてはどうなのか?
◎選曲が原因かもしれない。
何を伝えたいか?楽譜に負けているように思える。
◎自分たちの音楽を明確に出すことが表現活動で大事。


【高等学校の部(辻志朗)】
◎もっと感動させる合唱を。
共感できる演奏を。
◎驚かせるのは「感心」であり「感動」ではない。
聴衆がいることを忘れない。
◎自分たちに合う歌、楽しんで歌える歌を。
聴く側が人間であることを考える。
◎作曲家の意図を考えるのと、考えないのでは
伝わってくるものが変わる。音を楽しむ。
◎相手も楽しませることを考え、
選曲・発声・発語等を考える。
◎課題曲は一番差がわかる。
出だしでテンポの変わり目があり、調声感が難しい。
「試し」をこなせた団体とそうでない団体がある。
◎課題曲:自由曲を1:1で練習すること。
◎課題曲の詩の間や気持ちの高鳴りを
もっと感じて歌って欲しい。
◎音符(記号)を処理するだけで音楽を作らない。
◎楽譜に隠された音楽を読み取り、
よりよいデッサンを構成して欲しい。
◎声質の統一感を計って欲しい。
和声の響きに対してもっと意識した響きを、
音楽の本質にしっかり取り組む。
◎個性的な選曲を感じる。
響きの重いグループが多く、
高音で声の魅力の少ないのが気になった。
◎曲の作りは先生にばかり頼らず、
歌い手も構成すること。




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