【Nコン自由曲】『山男のヨーデル』―アルプスの風景が目に浮かぶ、ヨーデル満載の金竜小学校の名演
山男のヨーデル
オーストリア民謡、作詞:阪田寛夫、編曲:若松正司
これまた昔、自由曲として流行った
「山男のヨーデル」。
演奏は昭和59年度
優勝の金竜小学校。
(音源はNコンではないです。)
思い出深い人も多いのではないでしょうか?
Nコン出場に際し、編曲を若松正司さんに
委嘱したもので、その後流行しました。
ア・カペラですが、翌年もア・カペラの
黒人霊歌「ドライボーンズ」でした。
本当に小学生なのかと思うくらい、
自信に満ちた安定した歌声です。
しかも子どもらしさにも溢れてます。
なんとも理想的。
最後のロングトーンも心地よく、
アルプスの雄大な景色が目に浮かぶようです。
審査員からの講評でも、
「自由曲は脱帽で、小学生でここまでとは努力の賜物。」
「とにかく透明でおおらかで安心して聴ける演奏。」
という講評をもらっています。
この年は中学校の部でも
根城中学校が「天使と羊飼い
」を披露し、
小・中でア・カペラ曲という
ア・カペライヤーになりました。
ところで、この楽曲ですが、
昭和37年にダークダックスが収録し、
(この時点では歌詞はありません。)
昭和40年には「みんなのうた」で取り上げる際に、
阪田寛夫さんに作詞依頼したのだそうです。
当初は「スイス民謡」として紹介され、
Nコンの時点でも「スイス民謡」
となっていたようですが、
のちに「オーストリア民謡」
とするのが正確だとわかったようです。
随所にヨーデルが盛り込まれていますが、
流行して多くの学校で歌われると、
間違ったヨーデル発声にならぬよう、
小学生の発声に無理がないように、
と注意する審査員もいたようです。
注意したいですね。
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