合唱のパートリーダーはどう育てる❓リーダー育成で部員の耳も集中力もアップ
リーダー育成方法合唱のパートリーダーはどう育てる❓
先日の「部員集め」に続いて、新年度的なネタを。合唱部の中で、部長・副部長以外に重要な役割を果たすのがパートリーダー。
どうやってパートリーダーを育成していくのか、元・根城中学校合唱部顧問の竹内秀男先生の著書から、要約してご紹介します。
パートリーダーの選び方・育成方法例
パートリーダーとは❓
=潤滑油的役割
➡ 合唱部の中で「縦横の関係」を密にする。
- 優れたリーダーは声が良くなくても、仲間の音楽の基礎的能力を向上させる。
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リーダーという意識によって、自分の技術も向上する。
リーダーに求められるものは❓
求められるのは「部員の掌握力」。
- リーダーの信望が厚ければ、言うことをよく聞き、指導についていく。
- 普段から教師がリーダーの悩みを聞き、リーダーの立場を考えさせる。
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- パートリーダーが仲良く連携が上手くいく。
➡ 練習法などにいいアイディアが出される。 - 部長・副部長・教師が加わり、選曲や部の向上にかかわる話し合いをする。
➡ 自分たちの考えが実践される喜びを味わわせる。
話し合いによって生まれた練習例
短い練習時間内で、パート練習を効果的に行うには❓
ひとつのフレーズを、鍵盤ハーモニカで1回聴かせる。
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後はどんどんたたみかけ、間髪の隙を与えず、最後にもう1回それでいいかどうか、鍵盤ハーモニカの音を入れて確かめてみる。
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- はじめに音を聴かせて、後は聴かせないということは、パートメンバーの耳に集中力が求められる。
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ひとフレーズ歌ってすぐおしゃべり、ということは許されなくなる。
パートリーダーが組んだ教師不在時の練習例
課題曲
ねらい
美しい音を遠くへとばす
- ペア練習(20分)
相手のいい点を見つけて自分のものに。遠く離れたところから相手の響きを聴いて相互指導。 - パート練習(20分)
輪を作ってリーダーは個々の響きを確かめる。 -
全体練習(20分)
無伴奏で各パートの音が遠くへ届くか確かめる。
自由曲
ねらい
音色の統一
- パート練習(20分)
一人につき3~4回指導し、音色の合う者を組む。 - 全体練習(20分)
パート練習で音色の合わなかった者を、良かった者の間に入れて聴かせながら歌わせる。
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- こうして定着し、部の伝統となっていく。
- 子供なりに相当の努力と根気・工夫がなされる。
所感
私は部活動で合唱の経験はありませんが、何度も優勝しているような強豪校となると、先生がいなくても自発的にここまでの練習がなされるのですね。
Nコンの学校紹介でも、先生がつきっきりの練習風景よりも、生徒たちで練習を行える仕組みができている練習風景の方が好印象です。
音色の統一は、根城中学校合唱部の大きな特徴の一つ。審査員からも「まるでトリオで歌っているようだ」と評されるだけあって、練習法が徹底していますね。
参考文献
「合唱指導の実際と運営」(竹内秀男・著)
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