【Nコン自由曲】『ゆめのふうせん屋さん』―阪神・淡路大震災15年目に届いたゆずちゃんのふうせん♪
ゆめのふうせん屋さん
作詞:肥田美代子、作曲:横山潤子
------
「大きくなったら 何になりたい?」
「ケーキ屋さん!」
「サッカー選手!」
「幼稚園の先生!」
「お笑い芸人や!」
ぼくは「宇宙飛行士!」
ゆずちゃんは「ふうせん屋さん」やて
------
※原作ママ(合唱版では歌詞が若干異なります。)
今年の小学校の部で注目した
楽曲の一つがこの「ゆめのふうせん屋さん」。
近畿ブロック代表の住吉小学校の選曲でした。
住吉小学校は震災の被害の大きかった
神戸市の東灘区にあります。
今年は阪神・淡路大震災から15年目の年。
その年にふさわしい選曲でした。
この歌の主人公・ゆずちゃんは
震災でかけがえのない命を奪われた
女の子のだそうです。
------
ゆずちゃんは、おおきなったら ふうせんやさんに なるのやて。
せかいじゅうの 子どもたちに ふうせん くばって、みんなをはげますんやて。
でっかい ゆめやなあ――。
-----
その女の子・ゆずちゃんの
実話をベースに描いた絵本
「ゆずちゃん」(作:肥田美代子)
をもとに作られた歌がこの楽曲。
オペレッタのような形式で
楽曲は進行していきます。
羽根を傷めた鳥やケガをした猫に
風船をつけてやるのが
ゆずちゃんの夢に描く風船屋さん。
後に起こる悲劇を感じさせないくらいの
さわやかさでこの歌は始まります。
風邪で5日間も学校を休み、
元気に学校へ行くはずだった朝、
震災は起きたのだとか。
曲調は一変します。
ホールのエコーも上手く使い、
住吉小の生徒たちは
震災の様子を表現しています。
そして、亡くなったゆずちゃんへの
レクイエムのようなメロディとともに
最後にゆずちゃんの夢を歌に乗せます。
制限時間4分ギリギリでしたが、
Nコンという大舞台で感動的に
歌い上げてくれたと思います。
残念ながら入賞はしませんでしたが、
震災で心を痛めた人たちに
ゆずちゃんの代わりに
傷を癒す風船をつけてあげることが
できたんじゃないかと思います。
そして、震災を風化させない、
という思いも伝わったと思います。
とても素敵な演奏でした。
合唱好きが集まるブログはここ
にほんブログ村