『なぎさの地球』―近未来の地球を想起させる、環境がテーマの課題曲
平成14年度NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲
なぎさの地球
作詞:大岡信、作曲:木下牧子
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なんにも思い出すものが なくなったとき
私はさいごに 何を思い出すだろう
なんでもない夏のゆうぐれ なんともない夏のなぎさの
ひしゃげたゴムまり
ひとかかえもある藻のかたまり
ひとかかえもない魚の骨
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大岡さんと木下さんのコンビは、
木下さんにとっての初の合唱組曲「方舟 」
の作詞・作曲コンビです。
ちなみに「方舟」は、
大岡さんが10代のときの詩で、
木下さんが大学院1年生のときに
書き上げたんだとか。
本題に戻って、この年の
テーマは「環境」です。
私にはこの詩は地球の近未来
(あるいは今?)描いているように見えます。
(私のイメージです)
近未来の地球―
夏のなぎさは、ひしゃげた
ゴムまりや藻のかたまり、
魚の骨しか見当たりません。
すべてが見捨てられ、
踏んづけられてしまったあとで、
青々とした地球の夏の季節は
あまりにも短かったと後悔しても、
もうそれは戻ってくることはありません。
そこにある何年も年輪を重ねた
流木の重い手触りは、
どんなに想いをめぐらすことよりも
何倍も重みがある、と。
考えさせられますね。
木下さんのはかなげな
メロディーがいっそう
その情景を思い起こさせます。
「海はなかった」
(S50高) の世界観にも
通じるものを感じる詩と曲にも感じます。
作曲の木下さんからの演奏の
アドヴァイスもあるので、
参考にしてみてくださいね![]()
「なぎさの地球」1.(構成)
「なぎさの地球」2.(演奏法)
(「木下牧子オフィシャルサイト」より)