『青空のすみっこ』―青空のすみっこは中学生の心のすみっこ?
昭和49年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲
青空のすみっこ
作詞:谷川俊太郎、作曲:寺島尚彦
青空のすみっこで
ひとひらの雲が湧いた
とどきそうで とどかない
青空のすみっこに
ひとひらの雲が消えた
最優秀校(現・金賞校)の演奏でも
2分40秒程度と、中学校の部と思えないほど短
くてシンプルな曲です![]()
昨日までの青空にピッタリな曲で、ふと口ずさみたくなります![]()
前年までの難曲路線から転換した年だとも
言われている昭和49年度の課題曲です。
この年は、「気球に乗ってどこまでも」、
「青空のすみっこ」、「ともしびを高くかかげて」
と比較的平易で、親しみやすい課題曲の
ラインナップとなっています。
特に高等学校の部は前年まで
難曲が多かっただけに、
課題曲Juke Boxで聴き進めていると、
いきなり「ともしびを高くかかげて」
が流れるとビックリします。
あ、でも、「赤い機関車」とか、
「博物館の機関車」とか好きですけど。
今となっては難曲じゃないのかもしれませんね。
本題のこの課題曲、歌詞の対比が
なんとも切なくて心に残ります![]()
雲→とどきそうでとどかない→湧いた⇔消えた
鳥→つかめそうでつかめない→飛んだ⇔消えた
そもそも青空のすみっこって
何なんでしょうか。
例えば、ビルと青空の境目なんでしょうか。
だったら、とどきそうでとどかない、
つかめそうでつかめない、
というのも感じることが出来そうですけど。
校舎の屋上でひとひらの雲や一羽の鳥を
見つめている中学生の姿が浮かんできそうな歌です![]()
その中学生の心の中のすみっこの
不安定な気持ちを表現してるようにも見えます。